フェチ的観点から見る競泳水着のFINA承認マーク

フェチ的観点から見る競泳水着のFINA承認マーク

1980年~1990年代から競泳水着のことを追いかけている古参(という表現が正しいかどうかはともかく)のフェチの方からすれば、突如として現れたFINA承認マークはちょっと異質といいますか、感情として受け入れにくく感じた人も多くいたのではないかと思います。
フェチの人からすれば、登場時はなかなか愛されにくいと考えられていたFINA承認マークに焦点を絞って様々なことについて解説いたします。

FINA承認マークが登場した背景と理由

FINA承認マークが登場した背景と理由
▲FINA承認マークが付いた水着。なかなか水着に触れる機会がない人にとっては「いつの間にかついていたマーク」かもしれない。

FINA承認マークが登場したのは2009年。
それまでは元々、競技で使用される競泳水着についてあらかじめ規定されてあったものの、その内容は形状と着用時に体を覆う範囲がほとんどで材質などについては、あまり議論されてきませんでした。

ところがレーザーレーサーに代表されるいわゆる「高速水着」と呼ばれる競泳水着の登場で、この流れが一変します。

高速水着とはその名の通り、高速で泳ぐことが可能となる水着のことです。マラソンや他のレース競技のように、コンマ秒で争われる競技であることから、水着に対する水抵抗の低減は至上命題の一つでもあり、その中から生まれたのが、この高速水着なのです。

速く泳ぐという点においては非常に高性能を発揮することができる水着ですが、アスリートの身体能力とは別の部分で記録が作られることがアンフェアであると考えられ、2008年の北京オリンピックで大きな問題となりました。
具体的にはspeedo社のレーザーレーサーを着用した選手から、世界新記録・オリンピック記録が相次いで叩き出すことになり、競技で使用する競泳水着に疑問を投げかけたところがきっかけだっとされています。
これを受け、使用する素材などについても見直しが行われるようになりました。このときに初めて競泳水着で使用する素材は「繊維を織る・編む・紡ぐという工程でのみ加工した素材」のもののみ、という制限が加えられ、その過程で監督者や競技をジャッジする審判にもわかりやすくするようにつけられたものがFINA承認マークです。

規定は2009年7月24日にFINAで行われた会議によって改定されることになり、既存の高速水着、つまりレーザーレーサに代表される水着について2010年からは使用できなくなってしまいました。
その上で、公式競技に出場する場合は、このFINA承認マークの入ったもの(FINA承認の水着)を使わなければいけないということが条件に加わりました。

ちなみにFINA承認マークは「FINA認証マーク」「FINA認証」と呼ばれることがありますが、各メーカーや水泳に関する団体を調べたところ「FINA認証マーク」という言葉を一律で使っているため、日本語ではこの呼び方が正しいと考えられます。

FINA承認マークがついている場所と形状

FINA承認マークがついている場所と形状
▲FINA承認マークはお尻の左側に付けられていることが多い。左から順にarena、asics、mizunoの場合。

FINA承認マークが取り付けられている場所は、2018年現在だとお尻の部分につけられています。
メーカーやモデル、その時によって変化はあるかもしれませんが、お尻の中心線を起点に縦3cmほど、横は左方向に3cmほどの部分に取り付けられています(測定は非着用時におけるarena製ARN-6012WNにて調査)

FINA承認マークの大きさを示す写真
▲FINA承認マークの大きさは上記写真の通り。

マーク自体は横2cm×縦3cmの縦長の長方形の形状をしており、上からFINAであることを示す文字、年度記号、バーコード(携帯では読み込めず)、FINA承認番号が入っています。
一部の水着では水着事態にプリントされたものも存在するようですが、基本的には白いラベルのようなものが貼り付けられていることが一般的です。

FINA承認マークははがせる?

FINA承認マークははがせる?
▲FINA承認マークが少し剥がれかかった水着を例に見てみると、わずかに承認マークの跡が見える。無理に剥がそうとすると、この跡が残ってしまう可能性は高い。

本来であれば水泳競技に不可欠なものであるものの、古参の競泳水着フェチにとって、この認証マークが登場したときには「余計なものがついている」と考える人が多くいて、お尻部分の魅力が半減してしまうではないかと考える人は多くいました。

そこでこのマークを剥がそうとする人もいたことは事実です。もちろん水泳競技に出場するような人は絶対にこのマークをはずしてはいけないということは言うまでもありませんが、我々趣味人からすればどちらでもいいと捉えることができます。

ところがこのマーク。実はかなりの強度で水着に付着しています。メーカーロゴなどはすぐに劣化してしまいますが、このFINA承認マークは、ロゴよりも柔軟性のある素材で作られていて、しかも強粘着の糊が使われているためか、よほど強い力で剥がさない限り、なかなか取り去ることができません。

仮に剥がしたとしても、水着が強烈に傷んでしまうこと他、承認マークの跡がくっきりと残りそうなため、水着を正常な状態に保ちたいのであれば、やはり剥がすことはオススメしません。もしオークションなどで出品する際は、価格を落とす要因にもなりそうです。

フェチ的観点から見ても、剥がすことで跡が残るのはあまり良い状態とは言えません。これはこういったものと受け止めてあげたほうが水着にとっても幸せなことではないかと思うので、理由や信念がない限りは剥がさないほうがいいでしょう。

FINA承認マークは劣化する?NG行為と対処法

メーカーのロゴマークよりも強度のあるFINA認証マークですが、長時間使用や劣悪な環境による劣化はさすがに免れません。
劣化する理由は基本的に競泳水着が劣化する理由と同じです。以下のページで詳細を書いていますので、御覧ください。

この他、特にFINA承認マークにダメージを与えるとされる事象があります。もちろんすべて競泳水着全体にもダメージを与えることなので、理由がない限りは避けたほうが良い行為です。
下記は劣化するポイントと対処法について記したものです。

乾燥機の利用
競泳水着は熱に弱いため、水洗いしたあとは日陰で涼しいところで干すのが一般的ですが、乾燥機を利用すると熱風が水着にダメージを与えてしまいます。特に高温で湿度が殆どなくなってしまう乾燥機の中ではロゴはもちろんのことFINA承認マークにも割れなどのダメージを与えてしまいます。特にコインランドリーで使うような業務用のものだと、家庭で使う乾燥機よりも高温になるため、競泳水着を乾かす目的で使うのは厳禁です。
柔軟剤を使う
生地が柔らかくなるため、元々の伸縮を考えて作られていた水着がさらに伸縮しやすくなってしまいます。そのため承認マークが剥がれやすくなってしまいます。
高温の環境下
先程の乾燥機の利用にも関連する話になりますが、部分的にドライヤーを使って乾かしたり、直射日光に晒したりすることは避けたほうがいいでしょう。夏場は車で移動する場合、可能な限り空調の効きやすい場所においておくことが大切です。それほど熱に対してデリケートです。
ジャグジーを使う
ジャグジーとは噴流式の風呂やプールにある機能のことです。競泳水着を着てジャグジープールに入ることは普通に考えればあまりない話ですが、撮影などで着用する場合は覚えておいたほうがいいかもしれません。ジャグジーから出る塩素が直接水着に吹きかかることで、劣化スピードが少し早まってしまいます。
プール・海から上がったあと、長時間そのままにしておく
プールの塩素、海水のアルカリ成分などが水着に長時間付着した状態で放置しておくと記事はもちろんのこと、ロゴ、FINA承認マークにも影響を与えてしまいます。海やプールから上がったら、すぐに真水で洗っておくことが重要です。手洗いできる環境でなければ、さっと真水で流したあと、選択できる環境で入念に水洗いするようにしましょう。

FINA承認マークがダメになってしまったら

水着のロゴと比べてみて頑丈に作られているFINA承認マークであったとしても劣化してしまいます。剥がれてしまうことはもちろん、表面の割れやこすれなどで確認することが著しく難しくなってしまうなど、承認確認が取れなくなってしまうこともあります。

フェチの観点から言えば、水着の機能が一つ失われることなるので好みでもない限り残念な感じになってしまいますが、競技者にとっては致命的です。一着数万円もするようなものになるわけですから、買い換えるにも出費が痛いところです。
そんなときはどうすればいいのでしょうか。

製造元に修理を依頼する

見た目にもFINA承認マークの確認が難しいと思った場合、その水着のメーカーに修理を依頼することが可能な場合があります。
このときメーカーに直接連絡するよりは、販売店に確認をとるといいでしょう。

修理にかかる費用は無償から3,000円(送料別)と新しい水着を購入するよりはリーズナブルに済ませることができます。
大会などで利用されている方は覚えておくといいでしょう。

出場大会に確認する

これは競泳水着フェチの人には関係ない話になりますが、大会に出場する際にロゴの劣化により承認が確認できない、となった場合、大会の主催や本部に確認をとってみましょう。
どんなメーカーの水着でも必ず型番(モデル番号)というものが存在していますが、水着のサイズを示すタグには型番が記入されています(ただしすべての水着ではない)

競泳水着の型番号が書かれたタグ
▲上記のように型番が書かれた水着であれば、そこからメーカーや大会本部に問い合わせることで承認モデルを確認することができる(ただし必ずしも認められるわけではない)

この情報を元に水着の形状なども含めて総合的に判断される可能性があるため、まずは問い合わせてみることが一番です。
もちろんこの手段を使ったからといって、必ず認められるかどうかは大会の判断次第であるため、方法の一つとして覚えておくにとどめておいたほうがいいでしょう。

まとめ:FINA承認マークもそのうちフェチの要素の一つとなる

FINA承認マークは登場当初から、特に競泳水着フェチの人たちにとっては蛇足のように捉えられていましたが、スパッツ型競泳水着の登場なども含めて考えると、そのうち馴染み始め、それが競泳水着フェチを作り上げる一つの要素になるのではないかと考えております。

承認マークが登場した経緯や、水着の劣化の話と含めて説明いたしましたが、FINA承認マークが保つ役割と併せて競泳水着を楽しむことができると楽しいかもしれませんね。

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