sukumizu.tvでは競泳水着、スクール水着写真集の制作、販売を行っている他に女性にシリコンキャップとゴーグルを着用したフェチ向けの写真集も制作しているのは、このサイトを応援していただいている方ならご存知かと思います。
隠さずに言いますと、当然のことながら競泳水着、スクール水着の画像よりも注目度は低く、ニッチ中のニッチな存在と言っても大げさではありませんが、それでも一定数の熱狂的なファンの方がいらっしゃることも観測しております。
なぜそんなニッチなジャンルで撮影をするの?と聞かれることもしばしばではございますが、制作側としましては、やはりシリコンキャップとゴーグルを着用した女性に魅力を感じ、フェティッシュな要素が詰まっていることを発信していきたい、という思いから制作を進めている、ということに尽きます。
そこで今回はシリコンキャップフェチに通じるサイボーグフェチという視点から、その魅力について解説いたします。
そもそもサイボーグフェチとは
まずサイボーグフェチという突飛なワードを出してしまったところから説明しましょう。実は世の中には様々なフェチがある中、サイボーグフェチというものが存在します。文字通り、サイボーグに対してフェティシズム的感情を抱いてしまう人たちの総称ですが、サイボーグに対する性的な感情を持つとはどういうことなのか、掘り下げていきましょう。
サイボーグとロボット、アンドロイドとの違い
感覚的に言えば、サイボーグのシソーラス(共起語)といえばアンドロイド、ロボット、最近ではヒューマノイドといった新しい言葉も生まれています。
一般人からすれば「どれも同じなんじゃないの?」と混同されがちですが、サイボーグフェチを自認している人からすれば、そもそもロボット、サイボーグ、アンドロイドはそれぞれ全く違うものです。
ロボットとは
まずロボットですが、これはすぐにイメージがつく人が多いでしょう。少し古い話になりますが、本田技研のASIMO、SONYのAIBOなど、完全に機械の組み合わせでできた人形、あるいはそれ以外の形状で何らかの動作をするものを我々はロボットと認識しています。もちろん人形、生物を模したものでなくとも、製造中の車に塗装を施したりするような装置もロボットと呼んでいます。
言葉の起源はチェコ語の強制労働を意味するrobota(ロボッタ)とスロバキア語の労働者を意味するrobotonik(ロボトニーク)から生まれた造語と言われています。
ロボットの定義もそのとおり「人の代わりになにかの作業をやってもらう目的としたもの」と言われていますが、ここに「人や生物を模した」という定義についてはあやふやなものになってしまっているのが実情です。
アンドロイドとは
アンドロイドとは、ここではGoogleの端末のことではなく、日本語で言うところの「人造人間」になります。人造であるため、人の手によって様々な機器を組み合わせて作られたロボット、とも言えますが、ロボットと違うところはアンドロイドの定義は原則、人型であるというところにあります。そういった意味では、先述のASIMOはアンドロイド、とも言えますが、より人型に模したものをアンドロイドと呼ぶ傾向にあるため、たまに最近ニュースなどで取り上げられる人間型のロボットで作った受付嬢とかが、アンドロイドの形態に近いのではないでしょうか。
この点がロボットとの大きな違いです。
サイボーグとは
今回の主題ともなっているサイボーグですが、これはロボット、アンドロイドと大きな違いがあります。それは元が人間であるという点です。元は人間でしたが何らかの事情により部分的、あるいは肉体の大部分が機械化されてしまった存在をサイボーグと呼びます。
わかり易い例で言えば、昭和の仮面ライダー(仮面ライダーはショッカーに改造された改造人間ですよね)だったり、サイボーグ009もそうだったかと思います。人間の死体を活かした、という点ではロボコップもサイボーグの一種です。
攻殻機動隊の少佐も脳だけを残して、あとはすべて擬態(機械化)されていますが、こちらもサイボーグにあたると言っていいでしょう。
ロボットなどとの大きな違いはこれでわかるかと思いますが、一つ言えることは現代においてはファンタジー要素が非常に強い、現実的ではないという側面があります。
「改造を施せばサイボーグでは?」という視点で言えば、例えば耳が聞こえない人が補聴器に頼ったり、最近では生体認証のために身体にチップを埋め込むような実験も行われるようなニュースを見ましたが、おそらく単独で機能的な動作を行う、という点と、不調をきたしている身体の補助機能という点だけではサイボーグと言い切れないのが、現在の実態なのではないかと思われます。
そういった意味も含めて、サイボーグはまだファンタジーの域を超えていない部分があるのではないでしょうか。
サイボーグフェチの魅力
それではサイボーグフェチの魅力にはどういったものがあるのかについて、説明してみましょう。
1.洗脳・催眠フェチに通じる支配欲への訴求
サイボーグはロボット、アンドロイドと違って、あらかじめ入力されたプログラムによって動作するものでなく、人間的な感情や考えを持った存在です。つまりおおよそ人間味は失われていないということです。日本語に直すと「改造人間」ということになります。
それがある時、何かの拍子で人間味が極限にまで抑圧されてしまい、命令(この場合、エッチな命令になりますでしょうか)に服従してしまうことに興奮を覚えてしまう人たちがいます。
洗脳はそのままでわかりやすいかもしれません。ファンタジー世界に出てくるような呪文を唱えたら身体の自由が効かなくなったり、操作者の思い通りに動く人形にされてしまうことにフェティッシュ的な感情を抱いてしまうというものです。
また催眠は催眠AVなるジャンルもあるくらいではありますが、洗脳と同様、身体の自由を奪い、やはり意のままに操るという意味では、そのプロセスやメカニズムに違いはあれど、帰結する場所は大きくは変わりません。
このことは特に男性が持つとされている支配欲の欲求を解消させるという意味で、フェティッシュ、あるいはエロス的な感情を持ちやすいということです。
洗脳と催眠では、洗脳のほうが業が深く見えますが、意のままに操ることのできる女性がいたとしたら、という手に届くはずもないファンタジー的な要素がさらにその魅力を増幅させてると言ってもいいでしょう。
2.無機質と有機質の間にあるフェティッシュ要素
先述ではどちらかといえばサイボーグフェチの内面を解説したものですが、外面の魅力もあります。サイボーグのイメージと言えば、機械人形的なものをイメージさせる人も多いかもしれませんが、例えば体を覆う皮膚が光沢感のあるものだったり、あるいは本来は表情を持っていた女の子がサイボーグ化で表情をほとんど失ってしまう、など、人間と機械の中間のような存在に対して、憧れにも似た感情を持つ人は一定数います。
また光沢という意味では競泳水着がまさにそれに当てはまるかもしれませんが、競泳水着を人工皮膚のように見立て、妄想する人だっているくらいです。
つまり本来は有機質で構成された人間の体の様々な部分が無機質に置き換えられることで、通常のエロティシズムとは違った観点の魅力が生まれる。それがサイボーグフェチの原点にもなっているのではないか、ということです。
またこれもファンタジーにはなりますが、サイボーグに改造されてしまった女の子が、その身体の変化に戸惑ってしまうというシチュエーション萌え的な要素もはらんでいることを付け加えておきます。
この点は2ちゃんねるの最深部で語られてきたサイボーグ娘に関するスレッドでも、かなり触れられている部分です。
シリコンキャップフェチとの共通性と魅力
さて、いよいよ本題であるサイボーグフェチのシリコンキャップフェチとの共通性について説明いたします。先述の通り、サイボーグフェチは人間味は失われていないけれども、もはや人間ではなくなってしまった、という絶対的な条件が存在します。
もちろん現実世界において、そんなことは現在のところお目にかかれるものではありませんが、競泳水着を着用し、シリコンキャップをかぶり、ゴーグルを着用した女性の姿は、通常見るような女性の姿とは遠い存在であることは、想像に難くないでしょう。
シリコンキャップで髪をしまいこんだ頭はまるで容姿を気にせずに作られたロボットの頭部のようにも思えますし、ゴーグルによって目の表情が失われます。加えて競泳水着は人工皮膚のようなものと置き換えて考えれば、そこにあるのは人ではあるけれども、いつも見ているような女性の存在ではない、という点で、まるでサイボーグのように思えてしまう、ということです。
その先は視聴者の妄想に委ねられますが、少なくともサイボーグの原型のような存在なのではないかと思うのです。
それがサイボーグフェチとシリコンキャップ、ゴーグルフェチに通じる部分であり、魅力のひとつなのではないかと考えます。
まとめ:妄想ではあるけれども通じる部分はある
我々はフェチと一口に言っても、それが他のフェチに通じることを感覚的にわかっている部分があると思います。
例えばテカテカのラバーファッションが好きな人が、光沢感のある競泳水着に魅力を感じるといったものです。
この場合は「光沢」が一つの共通のキーワードになりますが、サイボーグフェチにおいても頭部のディテールであったり、人工物、あるいは精神世界のものを含めて考えると、シリコンキャップをかぶった女性に対する妄想力が働きやすいのではないかと考えられます。
今回はなかなか知ることのできないサイボーグフェチの世界に少し触れつつ、シリコンキャップフェチとの共通項を導き出しましたが、他のフェチにおいてもこういったものがあるかもしれませんね。