競泳水着を長持ちさせよう!ポイント別劣化原因からメンテナンス方法まとめ

競泳水着を長持ちさせよう!ポイント別劣化原因からメンテナンス方法まとめ

ヤフオクで競泳水着を買っている人はご存知かもしれませんが「ジャンク品」「粉吹きあり」といった訳アリ品として出品されているのをよく見かけることはありませんか?
どんな服、衣装でもあり得る話ですが、競泳水着は使用環境から見ても特に劣化する衣装です。
今回はその劣化のポイントについてお話いたします。
この記事を読めば競泳水着がどのように劣化するのか、劣化の種類は?といったことがわかるようになります。

競泳水着の寿命はどのくらいあるの?

競泳水着の寿命はどのくらいあるの?
▲競泳水着の寿命は思ったよりも短く、特にロゴが一番最初に影響が出る部分だ。

各メーカーの情報では、競泳水着の寿命はだいたい80時間と言われています。
思ったよりも短い、と感じた人は少なくないと思います。80時間と言えば1日に2時間使った場合でも、週2日休ませたとして2ヶ月程度しか持たない計算になります。
競技に出たことがあるような人の話を伺うと、試合で使うような競泳水着は5回くらい使用しただけで劣化してきたと感じる人がいます。

スポーツニュースを見ていますと、水泳選手が練習しているシーンを見かけることがありますが、その時は練習用の水着を着用していて、試合では専用の水着を着用しています。
1着数万円もするわけですから、コスト面で考えればおいそれと着るわけでもいかないということですね。
それだけ競泳水着はデリケートであり、使う環境が過酷だということです。

競泳水着はなぜ劣化するのか

競泳水着はなぜ劣化するのか
▲プールで使うものでありながら塩素に強いというわけではないのが競泳水着の面白いところでもある。

なぜ競泳水着が劣化するのかと言えば、プールの塩素による影響がほとんどと言って間違いありません。
実際にプールに一度も入っていない新品の水着を購入し、モデル撮影のためだけに数年間、使用しているものがあります。
もちろんロゴの剥がれや伸縮による生地の伸びは見られますが、粉吹きやゴムが劣化するようなことにはなっていません。このことから考えると、粉吹きやゴムの劣化はプールに浸かったものだから、と考えることができます。

競泳水着はプールで使われることがほとんどであるため、耐塩素性をもったポリウレタン糸を使用しています。
一見、それならば劣化することはないのではないかと考える人もいますが、この耐塩素性能も完璧ではなく次第に劣化していきます。
特に水がよく通る部分である、胸やお尻の縫い目部分は劣化しやすく、最初に目立った症状が現れる場所です。

このような劣化を「脆化(ぜいか)」と言います。

脆化とはどういう現象?

脆化とは水着の素材、ポリウレタン糸が経年劣化により本来の性能が失われ、状態が変化することをいいます。具体的には伸縮性の劣化が挙げられます。
この脆化が進むと、水着を構成している糸が切れたりすることにより、水着表面にも変化が現れるようになります。
例えば、伸縮性がなくなり、だんだん生地が薄くなってきます。症状が悪化するとベタつきや穴があくといったことにも繋がります。

劣化の種類

競泳水着において劣化するポイント、種類というのがあります。
脆化による現象も含め、種類を見てみると、その競泳水着がどの程度劣化しているのかがわかります。

ロゴの剥がれ
劣化度:★☆☆☆☆
生地の伸び
劣化度:★★☆☆☆
シミ
劣化度:★★☆☆☆
変色
劣化度:★★☆☆☆
粉吹き
劣化度:★★★☆☆~★★★★★
ゴムの劣化(ベタつき・硬化)
劣化度:★★★★☆
生地が透けるほど薄くなる
劣化度:★★★★★
穴あき・破れ
劣化度:★★★★★

上記のような症状が現れると、その競泳水着は劣化しているということができます。
ポイントとしては見た目の変化から、次第に質感の変化、そして破れてしまったりする、ということが挙げられます。

劣化種類別、知っておきたいポイント

次に各症状別で劣化したものはどのようなものなのかを解説いたします。

ロゴの剥がれ

ロゴの剥がれ

ロゴの剥がれは脆化によって引き起こされる現象ではなく、着用時の伸縮や洗濯、保管状況によって引き起こされる症状で、普通に取り扱っていても起こりえる現象です。
特にレア度の高い10年以上前のモデルなどは保管状況が良くない限りはかなりはがれやすくなってしまいます。
とはいえ、新品に近い状態であれば水着の生地自体に劣化が起こっているわけではないので着用は可能であり、水着の性能自体も低下が見られるわけではありません。

生地の伸び

生地が伸びたりすることも脆化による現象というよりは、繰り返し着用したことによって生地が伸びてしまうことのほうが多いです。
とはいえ、プールに浸かったりすることで、水着の生地が痛み伸びやすくなるということは考えられます。
単純に少し伸びた程度ですと着用に大きな問題はありません。ただこの伸びという現象は意外と早くから起こり、着用するにつれてフィット感もなくなってきます。
生地が一旦伸び始めると、たとえSサイズであったとしても極端に言えばMサイズのような感じとなります。

シミ

水着に限らず下着でもそうですが、シミがクロッチ部分についてしまい洗濯しても落ちないケースというのはあります。
女性ですと織物や急にやってきた生理などで汚れてしまうことがあり、長い時間放置してしまうとシミになりやすくなります。
そのためモデル撮影時などにおいてはサポーターやおりものシートなどを活用することで回避できます。
余談ですがシミはクロッチ部分だけでなく、水着本体に出ることもあります。特に白い水着、あるいは色の薄い水着ですとシミがとても目立つことがありますので、きれいな状態で残しておきたい方は注意が必要です。できるだけ色移りしないように洗濯する、着用後はすぐに水洗いする、といったことが対策として挙げられます。

変色

化粧品による変色

シミに近い話になりますが、色移りも劣化の一つに入ります。先述の通り、洗濯時の色移りもそうですが、特にモデル撮影で考えられるのが化粧品の付着です。
ファンデーションなどが水着に着いた場合、変色して洗濯しても落ちなくなってしまうことがあります。
モデルさんにも可能なようでしたら注意を促すなど対策を取られたほうがいいでしょう。特に色の薄い水着は変色しやすい傾向にあります。

粉吹き

競泳水着の粉吹き

俗に粉吹きと呼ばれる現象があります。競泳水着の劣化現象の中でも重体レベルであり、よくあるものの1つです。
生地がまるで粉を吹いているかのように見えることから、こう呼ばれていますが、繊維の劣化によってポリウレタン糸が切れ始めていて、初期のものだとごく一部。末期になると水着全体に現れてきます。
こうなると競泳水着としての性能も失われており、見た目にも美しくないことから、新しいものに変えたほうがいいでしょう。
もちろんこの現象を防ぐことや、修復することはできません。

ゴムの劣化

ゴム部分の劣化

粉吹きと同時か、あるいは少し遅れて出てくるのがゴムの劣化です。肩紐の部分のゴムが塩素によって傷み始めており、だんだんと固くなってくる現象です。
場合によってはベタつきが起こったり、色の薄い水着の場合だとしみになってしまったりします。
さすがにここまで来ると着用が難しくなる場合もあるため、コレクターでとっておきたいという場合でない時は、着用を諦め新しいものを買うようにしましょう。

生地が透けるほど薄くなる

生地が透けるほど薄くなる

粉吹きの症状がひどくなると生地が透けるほど薄くなる時があります(粉吹きが起こっていなくても薄くなることもあります)
基本的には胸部や臀部などが露わになってしまうため、このような水着を着用して公共施設で泳ぐようなことはできないでしょう。
ここまで来るとあとは穴が開いて破れるのを待つだけです。

穴あき・破れ

穴あき・破れ

劣化しきった水着は最終的に部分的に穴が空いたり、破れたりします。
もはやここまで来ると特別な理由がない限りは着るような代物ではなくなっています。

水着を劣化から守るにはどうすればいい?

これまで紹介してきたように競泳水着は着用する度に劣化が始まり、プールに浸かるとその速度が高まることを挙げさせていただきました。
残念ながら、競泳水着と言えども人が作ったモノであるため、劣化することは防ぎようがありません。とはいえ、それを遅らせることはできます。
次は水着を長持ちさせるコツについてお話します。

水着の弱点から長持ちさせる方法を考える

競泳水着はデリケートなものであるため、丁寧に扱わなければいけません。
水着を構成するポリウレタンは塩素、摩擦、高温に弱く、そこをケアした方法で洗濯、保管を行うことが必要となってきます。

水着を使用したあと

プールに浸かった場合、モデルなどの撮影で使用した場合もそうですが、水着を脱いだらできるだけ早いタイミングで水洗いをするようにしましょう。

  1. 洗濯機を使用せず水洗いをします。洗濯機を使うと摩擦で繊維を痛めてしまいます。また化学物質にも弱いため洗剤類を使用しないことも重要です。
  2. 洗濯後は絞らずに軽くタオルで水気を取ります。絞ると型くずれを起こしてしまう可能性があります。またドライヤーでの乾燥も熱に弱いためNGです。
  3. 水気を取ったら日陰で干しましょう。

その他の注意点

基本的に水着の大敵である高温、摩擦からできるだけ遠ざけることが肝要になります。

  • 高温となりやすい夏場の自動車内、サウナやジャグジー、温泉での使用は確実に劣化を早めてしまうので使わないようにしましょう。
  • 保管時には防虫剤に曝露しないようにしましょう。可能なようであれば高温高湿を避けた水着専用の棚があるといいでしょう。
  • パッド付きの水着の場合は、カップ部分に柔らかい布、または紙を詰めて、型くずれしないように保管しましょう。
  • レジャープールなどで見られるすべり台(スライダー)は水着に摩擦熱によるダメージを与えてしまいますので、気をつけましょう。
  • 砂浜やざらついたプールサイド(昔の学校のプールでよく見られますが)に座る時はこすらないようにしましょう。
  • 日焼けオイル、ヘアカラー、ファンデーションなどの化粧品類が水着につかないように気をつけましょう。ゴム部分を痛める他、生地が変色することがあります。

まとめ

このように競泳水着は残念ながら寿命があり、しかもプールで使用しているとさらに劣化が進みやすくなる性質を持っています。
とはいえ、どんなものでも経年劣化というものがあるわけですから、これは自然の摂理として受け止め、いかに大切に長く使うかを考えたほうがいいとも言えます。
水着の弱点さえ知っていれば、長持ちさせる対策が立てられるので、競技目的で使用する人も、撮影目的で使用する人も知っておいて損はありません。

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