【伝説の競泳水着】レア度最高ランクのX-FLATを画像付きで徹底解説
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  • フェチ上級者
  • 競泳水着についてさらに考察を深めたい方
  • X-FLATについてさらに知りたい方

競泳水着にはそれぞれの時代の中で、様々なバリエーション、形状のものが存在してきましたが、中には競泳水着フェチの人からは「伝説的」とも言われるような水着が存在します。

伝説的と呼ばれるは競泳水着はほんのごく一部、限られたモデルにしか与えられない称号のようなものですが、その最たるものが「X-FLAT」という水着です。

今回はその伝説的水着「X-FLAT」と他の水着との違い、他にもレジェンドと呼ばれるような水着が存在するか、などについて解説致します。

X-FLATが伝説の水着とはどんな水着?

X-FLATが伝説の水着とはどんな水着?
▲X-FLATといえば胸元のこのデザインのイメージが強い人も多いのではないだろうか。

X-FLATとはarenaブランドとして株式会社デサント製造、販売を行った競泳水着のことです。

プレスリリースされたのは1999年12月、発売期間は国内で2000~2003年ということで、前世紀の末から今世紀初頭にかけて登場した水着でした。

よく勘違いされることがありますが「X-FLAT」とは、この競泳水着における素材グレードのことを指し示しており、型番を示すものではありません。

arena製品ですから、正式な型番は「ARN-○○○○W(女性用の場合)」と表記されます。

使用素材はポリエステル70%、スパンデックス(ポリウレタン)30%で、このあたりだけ見ると、一般的な競泳水着に近いイメージがあります。

形状はこの時代に見られる競泳水着と同じようにハイレグカットとなっておりますが、この点についても他のものと同様、特筆すべき点は特にありません。

型番(モデル)別で見るX-FLATの種類

X-FLAT競泳水着にはいくつかのバリエーションがあります。

練習用やフィットネス用の競泳水着と違い、その数は少ないですが、1種類ということもありません。

基本的には先述の通り「ARN」で始まる型番が採用されているモデルがある他、海外版のモデルも存在します。

海外版のX-FLATは日本向けに作られたものではないため、デザインが従来のX-FLATとは違うところが大きな特徴です。
また、国内で販売が終了した2000年代後半~2010年に入ってからも「POWERSKIN ST」の名で販売されており、FINA承認コードが採用された2009年以降でも生産されていたことから、広義の意味(POWERSKIN STをX-FLATそのものと言うのであれば)で言えばFINA承認マーク付のものが存在しています。

ARN-0001W

ARN-0001W着用イメージ
▲X-FLATの初期モデルと言われるARN-0001W。伝説はここから始まったとも考えられるモデルだ。
X-FLATシリーズの初期モデルの一つで、厚さ0.2ミリの極薄生地を採用しています。肌に密着し、水の抵抗を極限まで減らすことを目的として開発されました。しかし、生地の薄さゆえに透け感が強く、耐久性や伸縮性に課題がありました。
特徴としては、胸元のドットであしらわれたライン以外に、arenaのロゴでもある3つのひし形ではなく文字のみが胸の上辺りについており、ひし形のマークは腰元に分けて付けられています。
なお同時期に男性向けの競泳パンツとして販売されたモデルは2つあり、ARN-0003、ARN-0004となっている。

ARN-0001Wデータ
  • 発売時期:2000年頃
  • シリーズ名:X-FLAT
  • 使用生地:カタログ記載なし
  • 色展開:MRN(紺)BLK(黒)
  • サイズ展開:SS、S、M、L、O
  • 販売価格:9,800円

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ARN-0002W

ARN-0002W着用イメージ
▲ARN-0002WはARN-0001Wと似ているが腰のひし形ロゴがついていない。
ほぼARN-0001Wと同じ形状ではあるものの、腰元にあったロゴは消えています。
ARN-0001Wと同様に、厚さ0.2ミリの極薄生地を使用した初期モデルです。ウインドブレーカーのようなシャカシャカとした質感が特徴で、撥水効果にも優れています。

ARN-0002Wデータ
  • シリーズ名:X-FLAT
  • 使用生地:カタログ記載なし
  • 発売時期:2000年頃
  • 色展開:MRN(紺)BLK(黒)MRYL(紺×黄)BKRD(黒×赤)※MRYL、BKRDはそれぞれ腰のラインに差し色が入っている。
  • サイズ展開:SS、S、M、L、O
  • 販売価格:9,800円

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ARN-1001W

ARN-1001W着用イメージ
▲2000年発売のX-FLAT後継モデル。デザイン面を含む細部での調整が行われたようだ。
X-FLATシリーズの改良モデルで、従来のデザインを踏襲しつつ、細部の調整が行われています。具体的な改良点は明らかではありませんが、初期モデルの課題を踏まえた改良が施されたと考えられます。臀部には「arena」の文字ロゴが入ったモデルです。

ARN-1001Wデータ
  • シリーズ名:X-FLAT
  • 使用生地:RIMIC(リミック)
  • 発売時期:2001年頃
  • 色展開:RBLU(Rブルー)MRN(マリン)BLK(ブラック)
  • カット:高い
  • サイズ展開:SS、S、M、L、O
  • 販売価格:9,800円

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ARN-1002W

ARN-1001Wの後継モデルのように考えられますが、販売時期はARN-1001Wと同時期ということがあり、性能面での差はわかっていません。
ARN-1001Wと比べると、臀部の文字ロゴがありませんが、腰の両サイドにロゴラインが入っています(MRN、BLKは金色、RBLUは銀色)

ARN-1001Wデータ
  • シリーズ名:X-FLAT
  • 使用生地:RIMIC(リミック)
  • 発売時期:2001年頃
  • 色展開:RBLU(Rブルー)MRN(マリン)BLK(ブラック)
  • カット:高い
  • サイズ展開:SS、S、M、L、O
  • 販売価格:10,800円

ARN-2013W

ARN-2013W着用イメージ
▲ARN-2013WはARN-0002Wと似ていますが、ロゴが文字とマークを組み合わせたものになっています。
ARN-0002Wと似ており、見た目の違いはロゴにあります。
ハイカットデザインが特徴で、より動きやすさを追求したモデルです。胸部に小さめのアリーナロゴが配置され、デザイン性も高められています。極薄生地の採用により、軽量で水の抵抗を最小限に抑える設計となっています。

ARN-2013Wデータ
  • シリーズ名:X-FLAT
  • 使用生地:RIMIC(リミック)
  • 発売時期:2001年頃
  • 色展開:BLU(ブルー)MRN(マリン)BLK(ブラック)
  • カット:高い
  • サイズ展開:SS、S、M、L、O
  • 販売価格:10,800円

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29217 POWERSKIN ST(海外版X-FLAT)

9217 POWERSKIN ST(海外版X-FLAT)着用イメージ
▲29217は海外版のX-FLATであり、POWERSKIN STという名前に置き換わっている。前面は文字のロゴのみのさらにシンプルなデザイン。
29217は海外市場向けに「POWERSKIN ST」として展開されたモデルで、基本的な仕様は国内版と類似しています。
表面は文字のみのロゴ。ヒップあたりにひし形のロゴとFINA承認マークが入っています。
厚さ0.2ミリの極薄生地を採用し、水の抵抗を減らすことを目的としています。生地の薄さによる透け感や耐久性の課題も共通しています。

29217データ
  • シリーズ名:POWERSKIN ST
  • 使用生地:不明
  • 発売時期:不明
  • 色展開:不明
  • カット:不明
  • サイズ展開:不明
  • 販売価格:不明

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X-FLATが伝説の水着と言われる理由

それではなぜX-FLATが伝説の競泳水着と呼ばれるようになったのでしょうか。

1.唯一無二の生地の薄さ

X-FLATの生地の薄さを検証する画像
▲紙のように薄いと言われるX-FLATだが、とにかく透けやすい。大きさにもよるがバストでもこのような感じになることも。

X-FLATが伝説の競泳水着と呼ばれる最大の理由とも言うべき理由になりますが、後にも先にもこれほど生地の薄い競泳水着はなかったのではないか、という点が挙げられます。

その厚さはなんと0.2ミリ。これが通常時の厚さなのか、着用時の伸長の厚さであるかは不明ですが、まだX-FLATが販売されていた時期にこんなデータがあります。

2002年富山大学教育学部の研究論文「競泳用水着の圧迫に及ぼす素材物性,サイズ,デザインの影響」に当時、販売されていた競泳水着3種類の生地についてのデータがありました。

いずれもメーカー名は伏せられておりましたが、論文内の写真から判断するにellesseとspeedo、残るは不明というもので、それぞれの厚みに関するデータが、通常時で0.34mm、0.56mm、0.46mmでした。これが着用時だとそれぞれ、0.24mm、0.28mm、0.26mmとなりますが、カタログスペックから考えますと、0.2mmというのがいかに薄く作られたものであるか、というのはわかると思います。

競泳水着の実験で使われた水着
▲比較対象となったellesseの競泳水着。型番はES-4600と思われる。

再びカタログスペックに話を戻しますが、従来製品であるストラッシュと比べると薄さで-60%、重量-40%、流水抵抗-10%を実現していることから、従来の技術で作られた競泳水着よりも大幅に薄く作られたものであるということがわかります。

実際に手で確認したときも、誰かが言った「紙のような薄さ」というのは控えめに言った表現であり、少なくともコピー用紙のような薄さではなく、トレーシングペーパーのようなイメージすらあるような薄さでした。

ということは、もしかすると、着用時においては0.1mmになっている可能性もあり、まるでコンドームのような薄さであると言っても過言ではありません。

着用した人の話によると、着用していることすら感じさせない、まさにネイキッド(裸)のような感覚があるという感想もあります。

X-FLATにおけるカラーバリエーションは黒か黒に近いグレー、紺色のものを確認していますが、もちろんこれだけの実現しているので、着用者とサイズによっては肌の色もうっすら透けてわかる程度のものです。

これはX-FLAT以前以後を問わず、ほとんどの水着においてこんな事が起こることはないことから、伝説的であると考えられるようになりました。

2.良質なデザイン

X-FLATのデザイン
▲X-FLATといえば、このデザイン。非常に特徴的だ。

X-FLATにはいくつかの型番(モデル)が存在しますが、海外版を除いてそのデザインの良さが多くの競泳水着フェチの人から支持されています。

特徴的なのは両脇からバストのあたりに入るドットで作られたライン。合わせてarenaのロゴが胸元に入りますが、エールブルーに代表されるラインによって模様を強調した競泳水着と比べると、とてもシンプルであることがわかります。

全く無地というわけではなくバスト部分に模様が入っているところに加え、2000年当時では珍しくなかった超ハイレグのカッティングによるシルエットもあって多くの人の目を引きつけるデザインとなりました。

まさに「The 競泳水着」といっても過言ではないでしょう。

3.2000年代初頭という時期に出現したフラグシップ競泳水着

なにも2000年初頭に出た競泳水着のすべてがレジェンド、というわけではありませんが、90年代より進んだ競泳水着のハイレグ化において、その集大成となったのがこのX-FLATなのではないかと考えます。

もちろん他のメーカーも様々なハイレグ競泳水着を製造、販売しておりましたが、2000年という時期から見て、その後スパッツ型や全身型の競泳水着が出現、台頭するようになりますがハイレグ競泳水着としてフラグシップ(競技でも使えるもの)となったのは、この頃が最盛期でした。

このことから見てもハイレグ競泳水着の黄金期として注目されたから、ということも考えられます。

そして重要なのはフラグシップモデルであるという点です。万人が着用するような練習用、あるいはフィットネス向けであれば水泳選手でなくとも着用する人の母数が多いため、その分生産数も増えますが、競泳競技でしか使わないようなモデル、あるいは競泳選手しか着用しないようなモデルは、着用する人の母数も少なくなるので、生産数が少なくなってしまいます。

このX-FLATも元々は競技者向けに作られたものであることから、世に出ている総数は他のものと比べ少ないと考えられているため、それだけレア度の高い水着であるということができます。

もしX-FLATを手に入れるチャンスがあるのなら覚えておいたほうがいいこと

ロゴが剥がれたX-FLAT
▲こちらのX-FLATは新品で導入したものだが、着用と同時にロゴがボロボロと崩れてしまった。現存している殆どのX-FLATがそうなってしまっていると言っていいだろう。

X-FLATは2000年に登場した水着であり、今から見れば20年前となります。
発売当時も高速水着の走りとして登場した水着であるため標準価格が高価であったにも関わらず、コレクターからも高い支持を得ているわけですからオークションに出たとなると、かなり高額な価格帯で落札されることがあります。
そんなレアなX-FLATをもし手に入れるチャンスがある方は、下記のことを覚えておいたほうがいいでしょう。

1.もう二度と作られることはないからこそ高くつく

X-FLATをオークションで手に入れようと思えば、普通の競泳水着を手に入れる感覚で入札しても落札することはできないといっていいでしょう。
それこそ大枚をはたいて買うくらいの気概がなければいけません。
X-FLATがオークションサイトなどで高額化する傾向はその理由は、ただでさえ人気の競泳水着に加え、歳月がレジェンド感を増幅させているため、ということもできるのですが、それ以上にあるのは二度と作られないから、が一番大きいと考えられます。

競泳水着はほとんどにおいて、流行を取り入れているというアパレル的な側面もあるためそのモデルが出た翌年以降にも同じデザイン、機能を持った水着が作られることはありません。
特に競泳競技で使われる水着はルールが変化すれば、その水着は公式大会で使えなくなるわけですから、常にアップデートされます。
その観点で言えば、X-FLATは競泳水着メーカーが作った競泳水着の中でも最も薄く(しかも肌が透けるほど!)そして、この手の水着は現在の水泳界をとりまくルールや状況から二度と作られることがないため、とにかく高くなってしまう、ということです。

2.古い水着であるがゆえ、新品でも劣化している

先述の通り、X-FLATは2000年に登場した水着であるため、オークションに出品されるものはほとんど中古ですが、稀にデッドストック品だったのか新品が出品されることもあります(どこで手に入れたんだろうという気もしますが)

ところが20年も経つと水着自体が経年劣化しているため、何もしていなくとも生地の質感は製造当時とは違うことが考えられます。
一番、顕著にそれがわかるのがロゴ部分です。
ロゴは圧着プリントのようなかたちで水着についていますが、新品を購入した場合でもロゴ割れや剥がれがすでに起こっていることがあるため、あらかじめこの点については留意しておいたほうがいいでしょう。

まとめ:X-FLATは唯一無二の存在だから伝説的な扱いを受けている

このように他の水着と比較してなぜX-FLATが伝説的な扱いを受けるのかわかったかと思います。

水着のデザイン性、フェチ的な観点を含めてみても魅力あふれる水着であることは間違いない事実ですが、希少性の高さや現代までの時代の流れが生んだ価値観と言ってもいいでしょう。

もちろん、本文の後半で紹介した白アシのような水着もいつかは伝説的な水着として不動の地位を得ることがあるかもしれません。

特にX-FLAT以降、2000~2010年までに発売されてきた競泳水着には、そういったものがたくさんあることも事実です。

今後の展開に注目していくことで、価値の変化がわかる部分もあるので引続き、着目していきます。

 
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