競泳水着が大好きな人達にとってお目当ての画像を探すことは日常茶飯事かもしれませんが、ある程度、国内の画像を漁り尽くした人が行き着く先は日本国外の競泳水着画像なのではないでしょうか。
それも漢字が使える中国やアジア圏ではなく、言語として世界で一番使われている英語圏での画像検索を行う人が多いのではないだろうかと思います。
競泳水着は英語でどう言われているのかについて調べてみました。
競泳水着を直訳する
競泳水着を直訳すると、Competition swimsuits
となります。
これは見た目の通り、2つの単語が組み合わさったもの。競泳水着も「競泳」と「水着」が組み合わさったものですが「Competition」が競争、「swimsuits」が水着ですので「競争水着」ということで、競技で使われる水着という意味合いにしているようです。
日本語は「競泳」なので競技側に泳ぐ、という言葉を入れていますが、英語はそれとは違い、swimsuitsと着用する衣料側に泳ぐという意味合いを入れている点が言語による違いの興味深い点なのかもしれません。
しかしこの英単語、長くない?
Competition swimsuitsという英単語は文字に書き出しても、声に出しても、特に英語に慣れ親しんでいない日本人にとっては「長ったらしくないかな」と感じてしまう人は多いかもしれません。
実際に英語圏の人が「Please wear a competition swimsuits.(競泳水着を着てください)」とお願いしたり、「Where are the images of competition swimsuits.(競泳水着画像はどこにありますか?)」といった長ったらしい単語を用いて聞くようなことをしているとはあまり思えません。
このことを考えると、確かにCompetition swimsuitsは競泳水着を意味する言葉ではありますが、いわゆる形式張った使われ方をしていると思います。正しくはCompetition swimsuitsと言うけれど、普段使いのときは他の言葉で代用しているのではないか、ということです。
Competition swimsuitsが英語圏でどう使われているのか調べてみた
競泳水着を意味するCompetition swimsuitsが英語圏でどう使われているのか調べてみました。今回の調べ方ではGoogle検索でCompetition swimsuitsをそのまま検索して、出てきた英語圏のサイトを調べるという手法にしました。
検索結果として出てきたサイトを調べていますと、ページタイトルにはCompetition swimsuitsが入っているページもあれば、他の英単語が使われているものもありました。
それは例えば、
- Competitive swimwear(SPEEDO USA)
- Competition OnePiece Suits(amazon)
- Racing Swimsuits
といったものが使われているようです。
arenaの場合だと、しっかり「COMPETITION SWIMWE」「Racing swimsuits」といった単語で表現されています。
ところが、ブランドによっては商品が並んでいるページを確認すると「swimsuit」や「swimwear」といった英単語が目につきます。
各商品ごとの品名や説明でも「Competitive swimwear」という言葉はあまり使われておらず、略称のように「swimsuit」といった単語が使われています。
これらはいずれも日本語に訳すと「水着」になるのですが、決して「競泳水着」という意味だけではなく、水着全般を意味するような言葉です。これはどういうことなのでしょうか。
swimsuitとswimwearの違い
英語圏の競泳水着販売サイトではswimsuitとswimwearが言葉として使われていることがありますが、先述の説明の通り、両方とも水着を意味している言葉です。
水着の販売サイトを見ていると使い方に差があることに気づきました。
「swimwear」は取り扱われている商品全体を表す言葉として、「swimsuit」は商品単品に使われていました。
これはどういうことかといえば、例えばお菓子を販売しているお店に置き換えると、「洋菓子」というジャンルの商品が多数並べられていて、各商品ごとの説明に「ケーキ」という言葉が使われている、ということになりますでしょうか。
私達は「スイーツ」と聞けばケーキに限らず、様々な甘いお菓子を思い浮かべると思いますが、「ケーキ」という項目になると「○○ケーキ(例えばショートケーキ、パウンドケーキ)」といったある一定のジャンル内にあるケーキを発想することと同じなのではないでしょうか。
このように商品をディスプレイする際に使い分けられている言葉のようにも思えます。
Instagramでも言葉の使い分けについて調べてみた
さらにInstagramのハッシュタグからどのような画像がアップされているのかを調べてみました。これを調べることでさらに英語圏にいる人々が「swimsuit」「swimwear」さらには「Competition swimsuits」のハッシュタグを使ってアップされている画像を知ることで、その使い分け、意味合いを探ることができるのではないでしょうか。
#swimsuit(s)の場合
#swimsuitの場合だと、投稿数が7.8M(2019年6月現在)。かなり多くの画像がアップされていることがわかります。アップされている画像を確認すると、ワンピース水着がアップされている他、ビキニなど水着ではあるけれども、あまり統一感のない感じがしました。ここから考えるとやはり「swimsuit」は水着そのものを指し示す言葉であるようです。
#swimwearの場合
#swimwearの場合、投稿数が1.5M(2019年6月現在)。こちらも多くの画像がアップされていますが、swimsuitとの違いはありませんでした。ワンピース水着もアップされていますが、ビキニやスポーティーなもの、千差万別で方向性というものは見いだせませんでした。このことを考えると、swimsuitと同じような意味で使われていて、方言のように地域によってはどちらかが使われているということなのでしょう。#competitionswimsuitsの場合
#competitionswimsuitsの場合、投稿数が100件未満(2019年6月現在)。なぜこのように数字が極端に少ないのかを考えてみましたが、もしかするとフェチ要素の強い言葉としても使われる可能性が大きいことから、ペナルティによる表示数低減があるのかもしれません。しかしいずれにしても、swimsuitやswimwearのようなハッシュタグよりは投稿数が少ないと考えられます。入力する文字数も多いので、わざわざ「競泳水着」の正規表現である「competitionswimsuits」を使いたくないか、あるいは英語圏ではあまり深く考えられていない可能性があります。ちなみにアップされている写真は私たちの知る競泳水着だけではなく、「競技として使われる水着」がアップされています。
これはどういうことかというと、例えばボディビル選手権で使われる水着、あるいは水着コンテストなどで使われる水着などがアップされていることから、形状も決して競泳水着というわけではなく、見せるためのコンテスト水着がアップされているようでした。
先述の通りcompetitionが競技を意味する言葉ということで、水泳に限らず「誰かと競う競技」の水着であれば、それをCompetitionswimsuitsと呼ぶということなのでしょう。
海外のコスチューム水着表記を調べてみた
英語が主流の言語ではありませんが、ドイツでコスチューム水着を販売しているECサイトを見つけたので、こちらではどのような表記がなされているのか調べてみました。
ドイツは母国語がドイツ語ですが、EU圏ということもあることから英語表記はネイティブに近いものがあると考えます。
そういった意味でサイトを見てみると基本的には「swimsuit」という言葉がメインとなっているようです。
細かく見てみるとワンピースタイプの水着がswimsuitとなっていることに対して、ビキニは「bikini」という表記にまとめられていたためswimsuitの考えからは外れるのでしょう。
いずれにしても私たちが探すような水着画像はワンピース水着画像が主流となるため、swimsuitという言葉の認識で問題なさそうです。
英語圏では私達が知る「競泳水着」を直接的に意味する英単語はない
今回の調べでわかったことは英語圏では厳密に「水泳競技で使う競泳水着」を意味する言葉はない、ということです。
確かにCompetitionswimsuitsは競泳水着の意味を持つものの、あくまで「競技で使われる水着」ということで、これは水泳に限らず、他の競技で使用されたものでも同様にそう呼ぶ傾向にあります。
まとめ:英語で競泳水着画像を探すときに使う英単語は「swimsuit」を軸に
では「英語で水泳競技で使う水着を探すときはどうすればいいの?」という疑問が思い浮かびますが、これは単純に「Competitionswimsuits」で探すか、関連キーワード「swim」「swimming」といった泳ぐことに関するキーワードを交える必要があるようです。
水泳に関する話の中で出てくるswimsuitは、水泳競技で使われる水着、つまり日本で言う「競泳水着」の意味になりますし、水着コンテンストの中で出てくるswimsuitは同様にコンテンスト用の水着の意味になります。単語が使われる前提条件によって、指し示す水着の形態が変わる、ということを覚えておいたほうがいいかもしれません。
例えば競泳水着メーカーのウェブサイト内で使われる「swimsuit」は競泳競技で使われる水着なんだから、わざわざCompetitionswimsuitsという言葉は使わなくても良くて「水着」でわかるよね、といったところでしょうか。
この点は日本語と英語によって、言葉の捉え方が違うのかもしれません。
このことから「swimming」や「swim」といった水泳に関する英単語を軸に、水着画像を探すことでお目当ての競泳水着画像が見つかる可能性が高くなります。
いろいろ試してみて画像検索を行ってみてください。