副業モデルという仕事の選択。生涯賃金から考えてみた。
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今回のテーマはsukumizu.tvには似つかわしくないかもしれませんが、少し硬めのテーマです。
生涯賃金からの考察で、モデルを副業とすることでどういったことが起こるのか、といったことなどを中心に解説いたします。
もしあなたがモデルを副業として考えていたり、将来どうやって稼いでいけばいいのかお悩みの方に読んでもらえると幸いです。

この記事のポイント

  • モデルを副業とすることで、将来どうやって稼いでいけばいいのかを解説している。
  • モデルには必要な資格はないのですぐ始められる、どう稼ぐかはあなた次第。
  • 売れるために覚えておきたいこと、考えておきたいリスクマネジメントなど。

今後も上昇することはない生涯賃金をどう捉えるか

今後も上昇することはない生涯賃金をどう捉えるか
▲バブル期まで続いた終身雇用制度は崩壊しており、年齢とともに収入が上がることもないというのが現在の日本の姿だ。

最初からネガティブな書き出しとなってしまいましたが、日本において将来的に生涯賃金が爆発的に上昇する、ということはまず考えられません。

よく転職サイトで「転職でポジションチェンジし、年収が100万円アップしました!」なんて誇大広告のようなものを見かけることがあります。
この事例はさすがに嘘ではないと思いますが、ケースとしては皆無であり、特別な事例として捉えたほうが懸命です。

現在、大手、中小企業を問わず人手不足が深刻であることは連日のニュースでご存知かとお思いますが、それは絶対的な好景気によって引き起こされているのではなく、団塊世代の定年による一斉退職が起こっているからです。
企業としては受注を受けている仕事は一定数ある、もしくは不景気と呼ばれていた時代から増えてはいるものの、仕事としての単価はあまり上昇が見られません。

ということは、人がいなくなった分を誰かが埋め合わせしなくてはならない状況であって、決して仕事の単価が上昇し、件数も増えたからというわけではないのです。
つまり従業員一人あたりに支払える人件費は、実際のところ20年間続いたとされる平成不況の時代と大きく変わってはいません。

現在は地価も上昇し、一見、景気が良いように感じる時代ではありますが、2020年後には東京都の地価も下がり、世界的な不安要素が見え始めていることもあって、将来的には不況の時代が訪れる可能性が十分考えられます。

政府は率先して最低賃金の上昇や氷河期世代の就職支援に乗り出していますが、これらは低所得層を狙った施策であり、労働者全体の賃金ベースアップを図るものではないのです。
そのことを考えると、今後、賃金が上昇するとはとても考えにくいでしょう。

終身雇用の終焉と副業の推奨

こちらもニュースで聞いたことがある方がいらっしゃると思いますが、昭和の時代から続いた終身雇用という考え方はすでに崩壊してしまっています。

経団連会長もそのことに言及していますが、もはや「この会社に勤めれば一生安泰だ」などという時代ではなく、自分の身は自分で守らなければいけない時代と言っていいでしょう。もっともこれが自由主義のあるべき姿なのかもしれませんが。
また年金もすでに破綻気味で、2019年時点での40代以下世代は確実にその恩恵を受けることはできないだろうと考えられています。
政府もそのことがわかっていて、経団連とともにサラリーマンに対して副業を奨励、あるいは認める流れができつつあります。

2014年から始まった少額投資非課税制度(NISA)は国民に株式などに投資することを奨励する制度ではありますが、その裏返しとして将来の貯蓄を促すための施策と言うことができますし、その後のサラリーマンの副業を認めることも、年金制度が崩壊してしまっているがゆえのことです。

お上が言うことだから、というわけではありませんが、もはやサラリー(賃金所得)だけで生きていくことはできても、一生の保証はどこにもないということです。

そもそも日本は貧乏な国になっている

これを聞いてぎょっとする方もいれば、いやいやまさか、と否定的に見る人も少なくないと思います。
しかし経済各紙、ビジネスの第一線でその実態に触れている人たちに言わせれば日本は世界的に見て貧乏な国になりつつあると指摘されています。

日本は技術先進国であり、生活水準も他国と比べれば高いため、普段その中で生活している私達にとっては気が付かない問題かもしれません。
それに「貧乏な国」と聞くと、真っ先に思いつくのは聞いたこともないようなアフリカの国名だったり、そこでの暮らし。あるいは生活が困窮している北朝鮮のような国のイメージが強いです。
アジア圏の海外に出てみれば安い物価を目の当たりにし、そこでも「日本は金持ちだ」と感じる人もいます。

しかしヨーロッパに行けばどうでしょう。例えばマクドナルドのセットメニューは日本円に直せば1000円以上。
もちろんその他の物価も高く、とてもではないにせよヨーロッパで生活することは難しいのではと感じるのではないでしょうか。
ですが、それは基本賃金も上がっている中での物価であるため、景気が健全であるならば、基本的には問題とならないのです。

逆に日本にやってくる中国人が日本製品を大量に買っていくのは、お金持ちの中国人が増えたから、ということもありますが、それ以上に「日本が安いから」という大きな理由があります。

目下、日本は平成不況から脱したとは言われていますが、物価は上がっているものの賃金が上昇しない。むしろ不況時から下がったまま、という業界が多く見受けられます。

また2020年2月頃より深刻化し始めた新型コロナウイルスによる世界的パンデミックによって、日本はもとよりアメリカでも株価が史上最大の下げ幅を見せるなど、世界経済が恐慌に向かおうとしています。
2020年4月現在においては、世界中で都市のロックダウンが発生し、日本では全都道府県で緊急事態宣言が発令したため人が集まりそうな施設、飲食業を中心に様々なサービスが営業自粛に追い込まれました。このことを考えれば、日本人が得られる所得そのもの、その機会が失われてしまうのは想像に難くないでしょう。
企業は生き残りをかけ、良心的な会社は従業員に対し副業を認める動きも出始めています。
それほど日本の経済は深刻と考えても良いでしょう。

女性の生涯賃金から考える「副業」のススメ

女性の生涯賃金から考える「副業」のススメ
▲もはや一つの会社で一生勤めておけば安泰という時代ではない以上、自分でスキルを身に着け、行動を起こすしかないが、モデルはどうだろうか。

この記事は女性の副業モデルという主題で書いているため、女性に限って説明いたしますが、女性の生涯賃金は20歳〜59歳までフルタイムで働いた場合の平均生涯賃金は合計で約1.6億円です。
これを多いと取るか少ないと取るかはその人次第ですが、正直に申し上げますと「たった1.6億」です。

将来、幸せな結婚をして子供を生んで、と考えると伴侶の稼ぎを共にしたとしても、贅沢どころか常に質素な生活を迫られる可能性だってあるのです。

もちろん妊娠、出産もそうですし、将来的にずっと健康でいられるということもないので、病気か何かで仕事を一時、やめてしまうこともあるでしょう。そう考えるとこの「1.6億」からさらに得られる賃金は下がってしまいます。

遊びたい気持ちもあると思うので、すべての方には申しませんが、それでも「稼げるうちは稼いだほうがいい」のではないでしょうか。

副業としてのモデルはどう稼ぐ?いくら稼げる?

副業としてのモデルはどう稼ぐ?いくら稼げる?
▲副業としてモデルを始めた場合、どうやって稼げばいいのだろうか。想定できるケースで考えてみた。

それでは稼げるうちは稼ごうと思った皆様に副業としてのモデルをはじめた場合、どのようなことを始めて、いくら稼げるのか、簡単な事例を交えて説明いたします。

モデルには必要な資格はないのですぐはじめられる

女性の方全てに副業モデルをおすすめできるわけではないものの、それでも気軽に始められるという大きなメリットがあります。
モデルに必要な資格は特にありません。
当たり前の話ですが、何か国家資格があるわけでもなければ、民間の資格があるわけでもないのです。
求められるのは自分自身の表現力。まさに裸一貫で勝負していくような世界ということをまず肝に銘じるべきでしょう。

表現と言っても様々です。コスプレイヤーの方が日頃、鏡の前で努力されているようなポーズや表情の研究が一番なのではないでしょうか。弊サイトで言えば、水着を着用する、あるいは水着を脱ぐといった表現はありますが、そうしたものよりもまずしっかりとポーズや表情を研究されることをおすすめいたします。

表現力が豊かなモデルだということがわかれば、リピーターも増えますし、弊サイトはもとより、他媒体の担当者の目にとまって、そこから新しい仕事が生まれることもあります。

気分転換にもなる「モデル副業」

副業としてモデルを行うのはなにもお金だけではありません。
ここ数年、当サイトとしても実感として感じているのは、医療関係や会社員の方が平日は普通に働いて、休日はモデルとして活動を行う、という方が意外に多いということです。
無論、収入のためにやっている側面はありますが、もう一つの側面は「気分転換」です。
例えば医療現場のような過酷な環境で働いていると心身も疲弊してしまうことは想像に固くありません。
一時の休息の合間で、カメラを向けられ被写体になることで、普段とは違う非現実感を味わうこともでき、これがリフレッシュ効果をもたらしていると考えることができます。

「副業で輝ける別の場所を作ることで本業も頑張れる」と大原さん。「辛くて当たり前という体育会系の体質に疲弊し、辞めてしまった人も多く知っている。私は、看護師の新しい働き方のロールモデルになりたい」。副収入以上の意義を見つけた。

ニュースサイトでも取り上げられるほど、その実態はリアルに存在するようになってきています。
ただ「休みの日なのに寝て休むほうが心身にとって効率的では?」と考える人も少なくないかもしれません。
実際、モデル活動はポーズなどを頻繁に変えたり、撮影者の対応、移動時間などを考えると労働という意味では、体力や神経を使う仕事であることは疑いありません。
しかし、寝て休むよりもいい休み方と考えられるのは、脳科学者、茂木健一郎氏も提唱しています。

脳にとって最上のリフレッシュとは、「普段とまったく違う状態にしてあげること」なんですよ。

モデル活動は、普段の仕事とは違う状態、ということを考えると、普段は会社員の方が休みの日にモデル活動をする、というのは、休むという意味でいい影響があるのかもしれません。

どう稼ぐかはあなた次第

決して突き放した言い方ではないのですが、副業としてモデルを始めようと思った方の稼ぎ方は千差万別です。

よくあるのは撮影会に登録するという方法。主体となっているチームなり法人がありますので、基本的にカメラマンと1対1、もしくは複数対1となった場合に考えられるリスクが軽減される点がメリットです。自分自身で活動の幅を広げたいと思った方は、自分で撮影会を主催する、あるいは個別でカメラマンとやり取りをして直接、報酬を得るという方法もありますが、なれないうちは撮影会に登録するなどしてやり方を覚えたほうがいいかもしれません。

またコミケやコスホリといったイベントで写真集ROMの販売、あるいはデジタル写真集としてネット上で写真集を販売する方法もあります。自分で商品を持っておくことで、ブランド力と収入ルートを確保しておくのも一つの手でしょう。

副業としていくら稼げる?

さて、気になるのは副業としてモデルを行った場合、どの程度稼げるのでしょうか。

もちろんその人のポテンシャルや行動力によって大きく左右されるため、一概にこのあたり、と収入予想金額を示せるわけではありませんが、例えば撮影会に参加して、自分でも個人撮影の依頼を受け、かつ写真集の販売などを行った場合を想定し、月の収入が10万円だったとします。
10万円を12ヶ月続ければ単純に120万円。10年続ければ1,200万円になります。
これを高いと取るか低いと取るかは、やはりその人次第ですが、仮に1,200万円稼げれば、中古のマンションや戸建てであればキャッシュで買えてしまいますし、ちょっと背伸びをして頭金にできる金額です。

将来の人生を計画する上では、副業モデルとして得た収入は大きなアドバンテージを生むことのできるものにはなるのではないでしょうか。

売れるために覚えておきたいこと

とはいえ、月にいつも安定して10万円を稼げるわけではありません。
最初のうちは調子が良かったとしても、そのうち下り坂になってしまうことも知っておかなくてはなりません。
これはほとんどの人に当てはまると言っていいでしょう。

それでは安定して稼いでいくにはどうすればいいのか。
ポイントは自分の活動を世間に露出(決して脱ぐという意味ではなく)していくことです。
それはTwitterをはじめとするSNSで絶えず活動を行っていることを発信していくこともそうですが、様々な場面で活躍し続けることが鍵になります。撮影会への登録はもちろんですが、弊サイトのようなメディアよりのサイトでは活動の実績を、自分以外の場所で残すことができます。

そこで見つけてくれた人が新しいファンになってくれるということも大事ですが、何よりも覚えておきたいポイントは「あの子、いろいろやってるね」と周りに思ってくれることです。
活動的なモデルはそれだけファンからも、そしてメディア製作者側からも注目を受けやすくなり、結果として世間への露出が向上します。新しいところに出ていくことで、さらに新しい仕事を呼び込む。このスパイラルを感覚として身につけておくことが肝要です。

これらの活動を行うことで、衣装を手に入れたり交際費を使うこともありますが、それは未来の自分への投資と考え、かけた経費に対して回収できるプランを計画しておくことも大切なポイントになります。

考えておきたいリスクマネジメント

副業でフリーモデルを行うにあたり考えておきたいのがリスクマネジメントです。
事務所に所属しているモデルであっても考えなくてはならない部分ですが、当然、主に男性の前でモデルとして出演し、ネット上でも露出すれば様々なリスクが有ることは言うまでもありません。
どのような形態の仕事でもリスクは潜んでいるものですし、そもそもリスクなくしてお金を稼ぐというのは至難の業です。
言い換えれば会社員やパート、アルバイトなどは会社が雇用を保証してくれる側面があるという意味ではリスクは低いですが、給与もそれなりです。
反面、フリーとして稼ぐという意味では、雇用の保証はありませんが入るお金は税金や必要経費などを除けば、自分のお金にすることができます。
そして大事なのは、現代では当たり前のようにネットを活用して自分を売り込む必要があるため、この点においてどこまで自分がリスクコントロールをできるか、ということになります。
そういった意味では今一度、自分ができうるリスクコントロールを考えた上で行動したほうがいいでしょう。

まとめ:自分の人生設計のための副業モデルは検討の価値あり

このように突き詰めて考えれば、副業モデルは「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」ではなく、自分の人生を有意義にするための活動ということができます。
もちろんお小遣い目的でもいいのですが、それだけだともったいないと考えます。

売れに売れまくってモデル一本だけで食べていく人もいますが、そこまでいくのは正直、あらゆる努力をしないと難しいというのが実情ではあるものの、ある程度のラインまで稼ぐのは、コツとやり方がわかっていれば、一定数の方ができる稼ぎ方です。
もしモデルをやってみようかと検討中でしたら、一歩踏み出してみるのはいかがでしょうか。

なお弊サイトでもモデルを受付中です。
ぜひご検討くださいませ。

 
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