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濡れた水着には特別な光沢感が生まれ、見るものを魅了することがありますが、それによってフェチをこじらせた人もいると思います。
そんな濡れた水着姿の女性を見てスクール水着や競泳水着愛好者、フェチをこじらせた人だと一度は考えたことがあるかもしれません。プールの水で濡れた水着から滴り落ちるあの水を飲んでみたい、と。
今回はそんな水着から滴り落ちる「ありがとう水」と呼ばれる水について解説致します。
この記事のポイント
- 水着から滴り落ちる「ありがとう水」について解説している。
- 水着を着用した女性の股間から滴り落ちる水のことを言う。
- 発声としては「ありがとうみず」と呼称されることが多いようだ。
ありがとう水とは
ありがとう水とは、水着を着用した女性の股間から滴り落ちる水のことを言います。
単純な言葉の意味合いとしてはこれに限られます。
ただこの点から考えられるポイントとしては、着用せずに濡らした水着をしぼったときに出てくる水や、滴り落ちる水を指してありがとう水と呼ぶことはできません。
なお発声としては「ありがとうみず」「ありがとうすい」どちらかという定義は定まっておらず、どちらを使っても間違いではありません。
この言葉が生まれたのはネットからと言われていますが、その際にどちらの読みか、ということが明確に定義されていなかったためと考えられます。
ただ一般的には「ありがとうみず」と呼称されることが多いようです。
ありがとう水が存在できる時間と体液等から考える言葉の定義
女性の股間から滴り落ちる水のことをありがとう水であると説明しましたが、実際のところ定義は2次元、3次元で変わってくるところがあると考えられます。
そもそもですが、ありがとう水が一番生まれやすい状況として、着用者がプールや水の入った浴槽から上がった瞬間です。
水着は一般的に保水しにくいように作られているため、上がってから時間が経過するとしばらくもしないうちに水着が滴り落ちなくなってしまいます。つまり早い段階で生地から水が追い出されるということです。
このことから考えれば、3次元の世界ではありがとう水はすぐになくなってしまいます。一部では小便や愛液もありがとう水ではないか、と考えられる側面がありますが、そもそも小便は排泄物ですし、愛液は分泌液である上、滴り落ちるくらいに出るケースはほとんどありません。
物質的に水ではないため、3次元の世界では少なくとも、水以外のありがとう水はありえないものと考えられます。
表現が自由な二次元の世界ではさまざまな解釈、描写を行うことができる
一方、2次元の世界においてはキャラクターが経験する時間的描写が曖昧かつ設定自体、製作者が決めることができるため、3次元の世界ではありえない時間経過であってもありがとう水が描写されることも考えられます。
それは実際のところ小便であるか、あるいは愛液であるかも判別がつかず、結果的にありがとう水としてまとめることができるかもしれません。
また作品表現の年齢レーティングによって、小便や愛液であることを明確化してしまうと問題が発生する可能性があります。その観点から言えば「ありがとう水」といっておけば、その液体が何を指し示すかぼかすことができるため、この場合はありがとう水が水である、ということができなくなってしまいます。
結果として2次元の世界では、水着を着用した女性の股間から滴り落ちる何らかの液体、という定義がつけられるものと考えられます。
ありがとう水の言葉の発祥と原理的視点から見る定義
ありがとう水はネット上で生まれたスラングと言われています。
ありがとう水の発祥に関する解説
発祥は2014年9月11日、2ch(現・5ch)VIP板に立てられた、
「スク水の股間から垂直にポタポタと落ちる"ありがとう水"…」というスレッドだとされている。
このスレの>>1を引用すると、>1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします: 2014/09/11(木) 01:12:42.60ID:JR5vkkfx0.net
>最高すぎるので"最高水"と呼んでもいいくらいに素晴らしい液体です…。
>女子中学生の陰毛やクリ●リスで"ドリップ"された液体、
>そんな最高の液体には"感謝"する以外の行動が取れません。
>だから"ありがとう水"なんです…。ありがとう…とのこと。
マジキチである。この>>1の神懸かった言語センスは、迷い込んで来たスレ住民を震撼させた。
ありがとう水の魅力を因数分解するとわかってくる要素
(もともと深淵ではありましたが)ネットのディープスポット、5chでこのようなスレッドが建てられ、それが発祥となっているのが定説です。
このスレッドを源流とするのであれば、言葉の意味を原理的に考えますと、ありがとう水は単純に水着の股間から滴り落ちる水というわけではなさそうです。
この文章を因数分解すると、下記の要素が入っているということになります。
- スク水
- 女子中学生
- 陰毛
- 性器
- ドリップ
つまりこれを原典とした場合、ありがとう水とは陰毛の生えた女子中学生が着用するスク水から、陰毛や性器を伝って水着から滴り落ちた水、ということになります。女子中学生の中には当然、成長の過程や体質で陰毛が生えていないことも考えられるわけですから、あまりにもスレッド投稿者の嗜好のみによった定義と考えられるのではないでしょうか。
現在の視点で見たありがとう水の定義
原理的な観点はありつつも、水着の股間から垂れ落ちる水がありがとう水であると呼んだことに対して注目されたこともあり、おそらくはそれが女子中学生であれなんであれ、女性への崇拝的視点から作られた言葉であると認知が広まったため、単純に水着の股間から垂れ落ちる水に定着したものと考えられます。
この点については、原典で考えれば人によっては気持ちの悪い話かもしれませんが、言葉としてはマイルドになったと言っていいでしょう。
とはいえ、マニアックな言葉であることに変わりはありません。
発祥が2014年ということを考えれば、言葉の歴史から見れば全く新しい言葉であるということができますが、定義が見るものの判断で遊びで使えるスラングになった変遷速度は早く、ネットで生まれた言葉ならではと言えるでしょう。
フェティッシュ視点で考察したときのありがとう水は興味深いもの
さて、ありがとう水の生まれた経緯や定義について解説たしましたが、ありがとう水をフェティッシュ視点で見たときに興味深い事が考えられましたので、その点について解説しましょう。
言うまでもなく「ありがとう」は感謝を示す言葉です。仕事上、プライベート問わず、どんな場面でも使われています。そして宗教的な場面でも使われることは想像に難くないのではないでしょうか。
キリスト教でも仏教でも構いませんが「神様、ありがとう「先祖様、ありがとう」と願うことが人によってはあると思います。
フェティッシュの語源から見れば理解しやすいかもしれない
フェティッシュという言葉は、もともと呪物崇拝から生まれていますが、いわゆる物や事象に対する神格化から、身体の一部または異性が所有する物に対する異常なまでの執着心、つまりフェティッシュという概念を生み出しました。
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このフェティッシュという宗教的概念にも似た観点から言えば、水着の股間から滴り落ちる水に対して「ありがとう」という言葉をつけたのは、非常に直線的であり、かつフェティッシュの本質をついているともいえ、とても興味深いものと考えられます。
そもそもありがとう水って飲んで大丈夫なの?
さて、ここで冒頭の話に戻りたいと思います。
そもそもあの水を飲んでみたいと考える人は、フェチをこじらせた人であれば少なくないとお話しましたが、それではもし股間から滴り落ちる水を飲んで大丈夫か、と聞かれれば安全ではないだろう、と答えざるを得ません。
お風呂の水であれば浴槽の水、プールであれば次亜塩素酸などで殺菌されたプールの水ということになりますが、当然、体の表面や下腹部を伝って流れた水ということになります。
そのことを考えれば雑菌、特に大腸菌が潜んでいることが多く、健康的ということはできないでしょう。とはいえ、プレイともなれば脳からドーパミンがどばどばと出るわけですから、競泳水着やスクール水着の股間から滴り落ちる水を美味しいと感じてしまう人もいるのでしょう。
プレイで少量のものを飲む分にはいいかもしれませんが、何事もほどほどが一番ではないでしょうか。少なくとも健康には良くないでしょうから、決しておすすめできるものではありません。
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フェティッシュ観点から見れば面白い言葉
ありがとう水の定義はスラングとして見れば、気持ちの悪いジョークとしての位置づけではあるものの、フェティッシュ的な観点で見ればこれほど面白い言葉も珍しいと考えれます。
また表現的にはこれもフェティッシュの特徴を大きく指し示していると考えられるため、いろんな人がこの言葉に興味を持ってもらえると、それもまた一興かもしれません。