【メルカリ/ヤフオク】高すぎる？競泳水着の価格の目安はこう考えよう

15年ほど前にはたかだか数千円、モノによっては千円以下で落札できていた中古の競泳水着が今では1万円近い価格からそれ以上の値段で取引されるような時代になりました。
基本的に価格を釣り上げているのは転売屋が中心であり、個人から買い取った競泳水着に利益をつけて出品するスタイルが良く見受けられます。
商売としてやっているのだから、落札価格に利益を乗せて出品するのは悪いことではありませんが、転売屋というのは近年、同人誌やチケット販売が発端となり、悪いイメージがついてしまいました。
ただ、ここではあくまで商売として行っているということでフラットに捉えた上で考えたいと思います。

さてそんな出品価格を見て「やっぱり競泳水着は中古でも高いなあ」と思う人は少なくないと思いますが、長年、見極めをやっていれば出品されている競泳水着を購入・落札するかどうかはともかく高い・安いが見えてきます。
初心者の方やあまりオークションなどに慣れていない人だと「掴まされる」こともあるため、今回はメルカリやヤフオクで出品されている競泳水着が妥当なものかを判断できる目安について解説いたします。

競泳水着をオークションで入札する前に知っておきたいポイントと心得

2018.7.5

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競泳水着の在庫処分品をまとめ買いするときに気をつけたい３つのポイント

2023.8.19

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出品価格を軸に考える

競泳水着の価格の目安で軸として考えたいのは最初に出品されたときの出品金額です。
大方の目安としては、

です。
上記の価格帯で分けて考えると、意外とわかりやすくなります。

【ケース１】出品価格が1,000円以下の場合

▲基本的に柄物であまり人気の高くない競泳水着の出品価格は安いことが多い（写真の水着が1,000円で出品されているというわけではありません）

出品価格が1,000円以下、あるいはそれに親しい金額の場合を考えてみます。
1,000円以下で出品される競泳水着は

などの理由で出品されていることが予想されます。

有名ブランドや人気モデルの場合はある程度の入札されることが予想されるため、あえてこの金額にしている場合もあるでしょう。
あまり知名度のない、人気のないブランドの競泳水着だった場合でも、禁煙では3,000円〜5,000円で落札されることもあるので、下手に警戒されるより入札ハードルを下げて、価格を入札者通しで引き上げていく作戦ということも考えられます。
初心者に取っ手が容易に入札しやすい価格帯でもあるので、あまり背景を考えなくてもいい価格帯だと思います。
ただし生地のコンテディションが悪くてあえてこの価格帯にしている場合もあるので、出品されているものがどのような状態であるか、写真や書かれている情報をしっかりチェックすることをおすすめいたします。

【ケース２】出品価格が5,000円程度の場合

▲柄物であっても人気の高いモデル、メーカーの水着についてはこの価格帯で出品されていても珍しくはない。落札価格も1万円近くになることもある。（写真の水着が5,000円で出品されているというわけではありません）

出品価格が5,000円程度の場合を考えてみます。
5,000円程度で出品される競泳水着は

などの理由で出品されていることが予想されます。

ある程度のブランド力や、デザイン、モデルに対する人気がなければ入札されにくくなる価格なので、純粋に競泳水着の人気度で言えば1,000円以下のものより高い可能性があります。
初心者にとっては一瞬、入札することをためらうそうな価格ですが、近年の競泳水着人気から言えば、5,000〜10,000円程度で落札されるものも多くあることから、検討してみても十分いいレベルだと考えられます。
この出品価格帯でレアモデルと言われる競泳水着も出品されることがありますが、状態が悪くても5桁で落札されるものもあることから、いったんは水着の状態を確認したほうがいい、というのは1,000円以下のケースと同様です。

【ケース３】出品価格が10,000円程度の場合

▲人気の高いコスチューム系ブランドの水着などもこの価格帯で出品されていることが多い。（写真の水着が10,000円で出品されているというわけではありません）

出品価格が10,000円程度の場合を考えてみます。
10,000円程度で出品される競泳水着は

などの理由で出品されていることが予想されます。

冒頭で説明した転売屋を意識し始めたいのはこの価格帯からです。
数千円で落札された競泳水着を業者が利益を乗せて転売するとなると、概ねこの価格帯になりやすいように考えられます。
ある程度デザインがいいものや人気の高いものでこの価格帯がつくのは納得できますが、よくわからない、あまり人気のないものでもたまにこの価格帯で出品されている競泳水着を見かけます。
そうしたものは相場から考えれば「高い」部類に入るので、自分がよほどほしいと思わない限りは手出しは無用と考えます。
また新品の競泳水着でハイエンドモデルでない限りは、だいたいこの金額（8,000円〜13,000円程度）で一般市場に出回っているものも多いため、気になったら型番などを調べ、いつ販売されたものかなどを調べておくといいかもしれません。

【ケース４】出品価格が20,000円程度の場合

▲状態もよくレア度が高い水着だと強気の価格で出品されることもある。もしくは比較的、安価に落札した転売業者がこの価格帯で出品することも散見されている。（写真の水着が20,000円で出品されているというわけではありません）

出品価格が20,000円程度の場合を考えてみます。
20,000円程度で出品される競泳水着は

などの理由で出品されていることが予想されます。

20,000円、あるいは50,000円を超えない価格帯で出品されている場合、レアモデルか超レアモデルと呼ばれるタイプのものである可能性が高いと考えます。
おそらく転売屋が落札した価格として、1万数千円レベルで、ファンの多さから確実に売り切れる可能性も高いことから、強気の値段を設定するのがこの価格帯です。
ただし近年ではあまり見かけなくなったものの、人気のない競泳水着がなぜかこの価格で出品されることもあります。
転売屋は理解できているところもありますが、個人で「競泳水着が売れるから」という理由で大して人気のない水着をこの価格帯で出品しているケースが見られます。
このようなケースは要注意です。
また水着のコンディションが悪い状態でも数万円付く場合があることを考えると、状態が悪い水着をあえてこの価格帯で出品するケースもありますので、写真や説明をしっかり確認しておくのは言うまでもないことでしょう。

【ケース５】出品価格が50,000円以上の場合

▲超レアな水着で状態もいい水着である場合は、落札価格も高騰することからかなり高い金額で出品されていることもある。（写真の水着が50,000円で出品されているというわけではありません）

出品価格が50,000円以上の場合を考えてみます。
50,000円以上で出品される競泳水着は

などの理由で出品されていることが予想されます。

さすがに50,000円を超える出品価格となると、超レアモデルであっても入札しにくいと考える人がほとんどだと思います。
そもそも先述の通り、ハイエンドモデルでない場合で13,000円程度、ハイエンドモデルでも50,000円つくようなものはないと言っていいレベルなので、よほど珍しく人気の高い競泳水着でない限り、落札する人もいないでしょう。
状態も良くないと入札しにくいと考える人がほとんどなので、通常で考えれば新品かあるいはそれに近い状態、もしくは超レアモデルで1点物に近いものがこの価格帯になってくると考えられます。
一部の出品者の中には無謀な価格帯をつけることもあるので、出品物の見極めは行う必要があります。

価格を軸に考えれば見えてくる競泳水着の価値

ヤフオク、メルカリは結局のところ出品者の値付けによって左右されるということと、物の価値は時代によって変化するため、一概に高い安いを断定することは困難です。
しかし一定の金額で線引して考えていけば、見えてくる部分もあるのは確かなので、まずはこの価格帯がどう変化していくかを追っていくと商品価値の指標を得ることができる可能性もあります。
特に競泳水着購入の初心者にとっては、まずは商品全体を見渡してみることも大事かもしれません。