
- フェチ上級者
- 学生時代ブルマが現役だった世代向け
- よりフェチについて考察を深めたい方向けに
日本人にとって馴染み深い三種の神器という言葉。
こちらでは詳細は省略しますが、天皇家に関わりのあるレガリアとして多くの人々に知られています。
そんな三種の神器。
日本神話においては「八咫鏡」「勾玉」「草薙剣」になりますが、昭和の時代では家庭が持つ設備として「カラーテレビ」「自家用車」「クーラー」が三種の神器と呼ばれたこともあります。
日本人に限らずかもしれませんが、とかく「3」という数字は様々な場面で使用されるようで、今回のテーマともなる三種の神器として「セーラー服」「ブルマ」「スクール水着」というものが提唱されることもありました。
そう提唱された時代は定かではないものの昭和の末期〜平成に入るタイミングであったと考えられます。
今回はそんな「セーラー服」「ブルマ」「スクール水着」が三種の人語と呼ばれた理由と令和の時代においてどう変化していったかについて考察と解説をいたします。
そもそも三種の神器はなぜ「3」なのか
冒頭にある通り、元々は天皇家のレガリアが三種の神器になります。
この「3」という数字。1でも2でも、あるいは4でもないのはなぜでしょうか。
明確な記録や文献は見つかっておりませんが、いくつか考えられる理由があります。
日本文化を形成するにあたり陰陽思想にあると言われています。
この陰陽思想は、陰が偶数、陽が奇数と言われており、3は奇数で陽だから縁起がいいと考えられることもあるそうです。
それでは1や2ではない理由は、1は点、2は線というように次元で考えれば現世を構成する要素ではなく「3」で初めて面が形成されるため、とも言われています。
そう考えると、確かに4次元、5次元は現代人類にとっては不可侵の領域と考えられるため、3に落ち着いた、と考えるべきでしょうか。
こじつけ感はありますが、私達はとかく好きなものの「トップ3」を挙げがちですし、ことわざでも「石の上にも三年」「3人寄れば文殊の知恵」という言葉があります。
「二度あることは三度ある」「三度目の商事」と関係性が矛盾しているものでも、とかく3は使われることを考えると日本人のDNAに染み付いたものがあるのかもしれません。
「セーラ服」「ブルマ」「スクール水着」はなぜ三種の神器になったのか

一般的に知られている「女子高生の三種の神器」はその時代において変化しており。例えば1990年代中頃だとルーズソックスやポケベルが三種の神器として認識されることもありましたし、メイク道具や使い捨てカメラ(今ではスマホに相当しますね)、プリクラもそうであったかもしれません。
これはあくまで当時の女子高生が流行で必ず持っていなければハブられてしまうという同調圧力も相まって、持っていなければいけないアイテムとしての三種の神器であったと考えられます。
一方で観測者側(という例えは良くないのですが)、つまり女子高生のことが好きな男性からは、外見に対する認識性がほとんどだったことから「女子高生らしい格好」として「セーラー服」「ブルマ」「スクール水着」を三種の神器と呼んでいました。
無論、これらは女子高生(正確には女子中高生)を指し示すのにアイコン的な存在だったから、という他ありません。
令和時代の「セーラ服」「ブルマ」「スクール水着」はどういった認識に変化したのか
いわゆるジュニアアイドルや女子高生が好きな人な人たちにとっての三種の神器「セーラー服」「ブルマ」「スクール水着」は、現在ではもはや三種の神器として呼ばれることは少なくなりました。
それどころかいずれもレガシーとして捉えられることも増えてきており、昭和から平成にかけて使われてきたこれらアイテムはどう変化していったのでしょうか。
三種の神器「セーラー服」

セーラー服は令和の時代に減少傾向にあると言われています。
明確な数字が出されているわけではありませんが、ジェンダーレスファッションの考えが学校にも浸透したことで、ブレザーはもちろん、女子でもパンツスタイルを制服として認めるなど時代の変化により、女子が着用する制服に変化が表れていることは言うまでもありません。
この点においては後述のブルマとは違う観点、つまりジェンダーレスや制服の自由化(生徒の個性を伸ばす)という観点での変化となっており、消滅することになるかどうかが注目されます。
もしかするとセーラー服は今後、一部の上流階級の子供が通うような由緒正しい学校で残ることになるのではないかと思っています。
というのも、元々セーラー服は海軍の制服として採用されていたものが、紆余曲折を経て日本でも使われるようになりました。それは第二次世界大戦前からと言われていあすが、当時のセーラー服はとても高価で優秀な学生が通う学校でしか着ることができなかった、と伝えられています。
そう考えるとレガシーとなったセーラー服は歴史ある学校の制服として残っていくかもしれない、と考えます。
三種の神器「ブルマ」

ブルマは多くの方がご存知のように学校教育の現場においては絶滅してしまったアイテムです。
今後、女子高生がブルマを身につける時代が来るとは考えにくいということもあり、その点で考えれば令和の時代ではかつての「三種の神器」は崩壊、消滅してしまったと言ってもいいでしょう。
詳しくは以下のページで説明しています。
ブルマの発祥の歴史は女性活動家からはじまりましたが、奇しくも様々な時代背景から助成に敬遠された経緯により絶滅しました。
しかし学校教育の現場では使われなくなったものの、陸上スポーツに於いては現在もウェアとして使われていることもあり、完全に消滅したわけではありません。
三種の神器「スクール水着」

スクール水着はセーラー服、ブルマと同様、昭和、平成、令和にかけて少しずつ変化してきました。
特に平成において2000年代からこれまで使われてきたスクール水着とは違った形状、すなわちスパッツ型やセパレート、フリルが付いたものなど多様な変化を見せました。
この点において実際に使用する側はともかく、いわゆるスクール水着が好きな人からは敬遠されるデザインが増えてきたために「そもそもスクール水着は過去の遺物」として捉える人も少なくありません。
もちろん今でもスクール水着はあるのですが「僕らの知っているスクール水着ではない」という感覚でしょうか。
ファンからすればその魅力が失われたと考える人もおり「憧れ」といった感情がなくなったことから、三種の神器を構成する要素として考えにくくなってしまったかもしれません。
すでに崩壊してしまった三種の神器はかつてのものとして捉えられている
実際に弊サイトのモデルさんにこの3点のアイテムについて聞いてみても
制服はブレザーだった
ブルマは大人になってモデル活動で初めて着用した
スクール水着は着ていたけれど、旧スク水のようなものは着たことがない
という意見が大半を占めています。
令和の時代においては、
セーラー服は他のブレザーなどの制服に置き換えられていっていることがある
そもそも令和の時代においては体育の授業で着用することはなくなり、女子高生がブルマを着用することはほぼない
存在としては残っているがスパッツ型が主流で、旧スク水のようなものを着用することは激減している
とまとめることができます。
こうしたことから「セーラー服」「ブルマ_「スクール水着」はかつてのレガシーとして失われつつある文化なのかもしれません。