エナメルフェチの人が覚えておきたい素材から洗濯・保管方法の基礎知識

エナメルフェチの人が覚えておきたい素材から洗濯・保管方法の基礎知識
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ぴったりフェティッシュなコスチュームに使われる代表的な生地といえばエナメルが挙げられるのではないでしょうか。
非常に強い光沢感を持ち、私達のようなフェティッシュファンション好きの人にとっては慣れ親しんだ素材ですが、一般的な衣服、着用品においても様々な用途で使われています。
ただ初心者にとっては取り扱いが難しい製品で、扱いに誤りがあると生地が劣化し使えなくなってしまうことも。
今回はフェティッシュな観点、エナメルフェチの人が覚えておきたい生地素材の基礎知識について解説いたします。

そもそもエナメルとはどういう素材?

エナメル製のコスチューム水着を着用した女声のお尻
▲エナメルといえば生地そのものを想像する人が大半だと思われるが、実際は塗布される素材のこと。総称してエナメル生地という。

エナメルと聞くと、あの光沢感の強いものが生地そのものである、と想像しがちですが厳密にはそうではありません。
エナメルはポリ塩化ビニール(PVC)やポリウレタンなどの素材に塗られた光沢のあるコーティングのことを言います。
生地素材として呼ばれるエナメルは布地(下地となる布)にエナメルを塗布して作られたものです。そのため一般的な織物や編物のように糸を織り込んで作られるものではありません。
表面加工を行うため、表面に凹凸があることがあり、光沢感を出すために、表面にラメや輝きのあるパウダーを塗布することもあります。

エナメルはどういった物に使われることが多い?

エナメル製のハイヒール
▲エナメルが使われている衣服、着用品などは多くある。エナメル製の靴などはよく知られているものの一つだ。

エナメルは光沢が美しく、滑らかで耐久性があり、多くのバリエーションで色展開があるため衣服や着用品に使用されます。
代表的なエナメル素材の服や着用品としては、

  • レザージャケット
  • レザーパンツ
  • レザーブーツ
  • ハンドバッグ
  • ウォレット
  • スカート
  • ドレス
  • ボディスーツ
  • レッグウェア(タイツ、レギンス、ストッキングなど)
  • シューズ

が挙げられます。
フェティッシュなコスチュームでよく見られるものも多くありますが、財布やバッグなどにも使われていることは一般にもよく知られていると思います。
特に耐久面においては一般的な生地と比べると高いほうなので、靴や鞄にはうってつけかもしれません。
もちろん、これらのアイテムは、特にファッションアイテムとして人気があります。また、エナメルコーティングによって、アウトドア用品や雨具、医療用具などにも使用されることがあります。

エナメル製の衣装で覚えておきたい洗濯・保管方法

先述の通りエナメルは耐久性の高い素材ではありますが、化学繊維にありがちな弱点はあります。
特にエナメル衣装を持っている人は注意したほうがいい点がありますので解説します。

摩擦に弱い

耐久性は比較的高いですが、エナメル素材の表面は樹脂でコーティングされており、このコーティング層が摩擦に弱い特性を持っています。そのため、強い力でこすったり、鋭利なもので傷つけたりすると、表面が傷ついたり割れたりすることがあります。
また、保管や使用中に他の硬い素材や金属と接触することで、樹脂コーティングが剥がれるリスクがありますので注意してください。

高温や紫外線に弱い

エナメル素材は高温や紫外線による劣化に特に注意が必要です。化学繊維に共通する弱点ではありますが、エナメルは特に表面樹脂が軟化したり劣化したりしやすいため、長時間直射日光にさらすことや、熱源の近くに保管することは避けてください。
紫外線防止のため、収納場所にUVカットカバーを利用すると効果的です。

保管の際には形を整える

エナメル素材は硬めの生地であり、折り目やシワがつくと復元が難しいため、保管の際には形を整え、可能であればハンガーに吊るすことをお勧めします。
また、エナメル同士や他の素材と接触している部分で色移りや張り付きが起きる場合があるため、間に薄い布を挟むか、不織布カバーを使用すると安全です。

お手入れのときの注意点

エナメル素材は汚れがつきやすいですが、洗剤や水拭きは避けましょう。表面の汚れは柔らかい布で軽く拭き取り、専用のクリーナーを使用すると、光沢を維持できます。また、汚れが取れた後は乾いた布でしっかり拭き取ることが重要です。

フェチ的な観点で考えるエナメルの魅力

エナメルフェチの人は多くいるのではないかと思いますが、どういった点がフェティッシュに感じるのかを考えてみました。

華やかな印象を与える、という点

エナメル製のコスチューム水着
▲エナメル生地から受ける印象はゴージャス、きらびやかといったもので華やかさがある。

エナメルは非常に光沢感があり輝きが強く周りの光を反射します。
そのためエナメル製の衣装をまとった人は、非常に華やかな印象を与えます。特に、黒や赤などの深みのある色のエナメルは、高級感があり、洗練された印象を与えます。
この点で言えばフェティッシュの本来の意味につながる「崇拝」という部分にも影響があるのではないかと考えます。エナメル衣装を身に着けた人に対する憧れがこれに当たるのではないかと思います。女王様とM男の関係を見ればなんとなく想像つくかもしれません。

質感が豊かである

エナメル生地の質感
▲エナメルは生地の光沢感、生地の構造から光を様々な方向に反射する。そのため実に表情豊かな表現を行うことができる。

先述の通り、エナメルは表面に細かい模様や凹凸があります。
そのため質感が豊かで、しかも触感が良いという魅力があります。もちろん触れることで高揚感を覚える人がいるのはフェティッシュな観点で言えば十分考えられることでしょう。

色や光沢感のバリエーションが豊富である

様々なカラーリングのエナメル生地
▲エナメル生地は特殊な生地でありながら広く使われているということもあり、カラーバリエーションも豊富である。

実はエナメルは特殊な素材でありながら、よく使われる生地素材です。そのためエナメルは色や光沢感のバリエーションが豊富にあります。
黒や赤などの落ち着いた色から、明るいピンクやブルーなどの鮮やかな色まで、様々なカラーバリエーションがあります。
また、光沢感も強くしたタイプや、マットな質感のものなど、幅広いバリエーションがあるため、好みや用途に合わせた衣装を作ることも可能です。

エナメルフェチにはどういったタイプの人がいる?

エナメルにフェチさを感じる人や性的興奮を覚える人にはどういったタイプが当てはまるのでしょうか。

物質的に豊かであること

エナメル素材は、高級感や華やかさがあり、一般的に高価なアイテムとされています。そのため、エナメルに性的興奮を覚える人は、物質的に豊かであることが多い傾向があります。
この点においては普段自分が身に着けたいもの、あるいは住空間において高級志向だったり、あるいはキラキラしたものが好きな人もいたりします。
万人に当てはまるとも言えませんが、私生活面から物質的に豊かな人は魅力を感じやすいかもしれません。

強い支配欲求を持っていること

エナメルに性的興奮を覚える人は、異性を支配することに快感を覚える場合があります。いわゆるサディスト・マゾヒストの関係です。
エナメル素材でできたコスチュームは、着用者を魅力的に見せる効果があるため、エナメルフェチの一部の人々は、異性を自分の支配下に置くことで、自分自身の支配欲求を満たすことができると感じることがあります。
あるいは逆にフェティッシュの本質として「崇拝」的な観点から、魅力あふれる人に支配されたい、という欲求が生まれやすくなるかもしれません。

非日常性を求めること

エナメルは普段の生活ではあまり見かけることがない素材の一つです。そういった観点では非日常的な素材であるということができますが、普段とは違う光沢感、素材感に対する新鮮さも相まって非日常性を感じやすい素材です。
そのような観点で、エナメルに性的興奮を覚える人は非日常的な体験を求めることが多い傾向があると言われています。

コントロールされることに快感を覚えること

先述の通りエナメル素材は、光沢や質感があります。
また硬い素材であるため、一般的な生地でできた衣服と違い、着用時において身体を動かすだけで生地が折れるような音がしたり、匂いも化学繊維独特の匂いを感じられたりと、麻や絹をベースとしたコスチュームとは違う五感を使って衣装を楽しむことができる素材ということができます。
そういった意味で視覚や触覚など、複数の感覚を刺激します。刺激自体により着用者自身、あるいは相対する着用者の感じ方が変わり、あたかも感情すら五感に奪われていくような錯覚が起こる場合もあります。
このような点から、エナメルに性的興奮を覚える人は自分自身がコントロールされることで快感を得る傾向があります。

もちろんエナメルに性的興奮を覚える人の性格やタイプは、必ずしも上記のような特徴を持つとは限りません。性的嗜好は個人差が大きく、単一の特徴で全てを説明することはできません。

エナメルフェチにとってはまさに至高の素材

エナメル素材の基礎知識ということで、素材そのものや取り扱い方。そしてフェティッシュな観点から見たエナメル素材について解説しました。
他の生地と大きく違う点は非常に魅力的であり、しかも一般的な素材に親しいところにあることから、多くは見かけなくとも日常生活でも見ることができるものです。
エナメルに対しての理解を深めることで、フェティッシュな観点の幅が広がるのではないでしょうか。

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