
- フェチ上級者
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日本国外、とりわけ米国やヨーロッパ、アジア圏でもいくつかの国出身の女性にはぴったりな服装を普段着として着用する人が多くいます。
スキニーなスパッツだったり、様々ですがなぜこういった格好を好む女性がいるのでしょうか。
また日本国内においても普段着で体型があらわになる服装を着用する女性がいないわけではないですが、それはどちらかといえば普段着というよりはコスプレとして楽しまれる人が多いように思います。
コスチュームという意味では特にエナメルやラテックス系の素材が好まれることが多くあります。
今回はそうした格好をする女性が、なぜそのような衣装を好むのか、について解説いたします。
エナメルやラテックス素材に惹かれる女性にはさまざまな理由がある

▲多くのモデルから注目を受けるエナメル、ラテックス系のコスチューム。
なぜエナメルやラテックスといった素材でできたぴったりなコスチュームが好きな女性がいるのでしょうか。
もちろんコスチュームに対する好みは人によって異なります。その上でエナメルやラテックスといった素材でできたぴったりなコスチュームが好きな女性には以下のようなポイントがあると考えられています。
ボディラインを強調したいという欲求
男性と比べ女性にとっはて身につける服装、とりわけコスチュームにおいても「自分の魅力を引き出す」というテーマが重要な要素となります。
もちろん一般的な格好でもそれが叶えられることがほとんどではありますが、女性にとって自信につながりやすいのが自分のボディラインをあらわにする、ということです。
そうした欲求から身体のラインを際立たせる服装が選ばれることもあります。
特にエナメルやラテックス製の素材は光沢感があり、身体にフィットするため、必然的にこうした素材のものが選ばれやすい、というところはあるかもしれません。
他者とは違うという欲求
エナメルやラテックスは、様々な色や質感があります。その光沢感や光の反射から得られる色彩は一般的な生地素材にはなく、バリエーションも多く存在するため、その中から自分の好みに合ったものを選ぶことができます。
この独特の素材感によりスペシャルな自分を演出することができ、雑多な存在から違った自分も見せることができる、他の人とは違うという欲求を叶えてくれると考える側面があると考えられます。
フェティッシュ的な要素を楽しむ
独特の光沢感、ボディラインが強調されるということもあり、女性でもフェティッシュなものを感じる人がいます。
この点については上記2つの理由によるものよりは、より性的な要素にフォーカスされたものであり、外的な要素による承認欲求とは別物と考えられるでしょう。
どちらかといえば自分の世界に浸る、という話になると思います。
女性の自己肯定という観点からエナメル、ラテックスファッションを考える

▲エナメルコスチュームを身につけることが直接的に女性の肯定感につながるとは言えるのか。
前項でボディラインを強調するということが自分の自信につながる、というようなことに触れましたが、エナメルやラテックスでできたコスチュームにおいて、これらのものが女性の自己肯定を高める傾向にあるのではないかと考えました。
日本ではまだまだ女性に対する社会的な圧力があると考えられていますが、世界の歴史から見ても社会的な圧力が求められる場面は少なくなかったといえます。
特に結婚や出産といった女性に対する役割の求められ方は家庭を機能的に形成することにフォーカスされがちです。
そうした抑圧の歴史から見た場合のエナメル、ラテックスコスチュームは異端であり、ボディラインを強調する衣装は女性の人格をアピールする一つの手段のようにも思えます。
エナメルやラテックスは身体を締め付ける素材ではあるものの、ある意味自分らしさを開放するためのものと考えることができます。
エナメル、ラテックスファッションは自己肯定感を高めることができるのか

▲エナメル系の衣装は締め付けることからボディラインが出やすい。このことが自己肯定感を高める一歩になっていることは確かだ。
それでは実際にエナメル・ラテックスコスチュームが自己肯定感を高めることができるのでしょうか。
その答えは絶対的にそうだとは言えず、むしろ環境的な理由によって得られるものと考えるほうが適当かもしれません。
そもそもですが、エナメルでできたハイレグのコスチュームを着たからといって、それで満足する人は多くありません。ナルシストの性質をもった人であれば違うかもしれませんが、多くはこれに対する評価を求めたいと考えます。
そういった意味では、水着画像をTwitter、InstagramをはじめとするSNSに掲載したり、撮影会に出るということが自己肯定を高めるための環境構築と考えていいでしょう。
もっとも必ずしもすべての女性がこれに当てはまるとは言えません。そこだけは勘違いしないようにしましょう。