パンストとタイツの違いは?フェチ視点で見るレッグウェアと専門用語
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  • フェチ上級者
  • パンスト、タイツについて知見を深めたい方
  • パンスト、タイツの違いを知りフェチ活に活用したい方

sukumizu.tvではパンストやタイツは競泳水着やレオタードと組み合わせた着用写真を多く撮影しております。
おそらく水着好きの方の中にはパンティストッキングやタイツが好きな方は少なくないと推察していますが、そもそもこの2つに違いはあるのでしょうか
今回はそんなパンストとタイツの違いや、関連する専門用語について解説いたします。

パンストとタイツのどこが違うの?

パンストとタイツの比較画像
▲パンストとタイツは求められる役割が違う。それが数字に現れているのがデニール数だ。

時と場合によってはなにかと混同されてしまうパンティストッキングとタイツですが、この2つは明確に役割が違います。
形状が似ていることから同じものとして思われるところもありますが、役割の違いを知ってしまえば別のものであることがわかります。

パンストとタイツの役割比較

パンストの役割タイツの役割

脚を綺麗に見せる

防寒と保湿

上記のようにパンストとタイツの役割は違うため、これだけでも違いがあることがわかります。
ただしタイツでも脚を綺麗に見せることができるのでは?と考える人はいるかもしれません。
実際にはその通りで、生地は厚手にできていますが近年の美的志向により、タイツでも脚を引き締める効果があるものがあったりするためです。

パンストとタイツの生地の厚み比較

パンストの生地厚みタイツの生地厚み

25デニール以下

30デニール以上

デニールとは後述しますが生地の厚みのことと思ってください。
上記のように25デニール以下のものはパンスト、30デニール以上のものをタイツと呼ぶのが一般的です。

パンスト・タイツで使用される専門用語

次にパンストやタイツで使われる専門用語について解説いたします。
よく使われていて聞いたことがあるようなものもあれば、ちょっとマニアックなものもあります。

デニール数

デニール(Denier)数は、ストッキングやタイツの生地の厚みや重さを表現するために使用される単位です。
この単位は、糸の太さを測るために使われており、特にナイロンやポリエステルなどの合成繊維に適用されます。デニール数が高いほど糸は太くなり、生地も厚くなります。

デニールの考え方と計算式

デニール(Denier)とは

定義

デニールは、9000メートルの糸の重さをグラムで表したもの。
例えば、1デニールの糸は9000メートルあたり1グラムの重さがある。

計算式

デニール数 = (9000メートルの糸の重さ(g))/(9000)
例えば、4500メートルの糸が5グラムの場合、デニール数は(5g / 4500m)× 9000 = 10デニールとなる。

パンストやタイツで使われるデニールのまとめ

上記のようにつまり10デニールのストッキングであったり、80デニールのタイツであったとしても、それは糸の太さによるものであり、この太さによって厚みが決まってくる、というふうに考えることができます。
生地の厚みによって防寒効果や脚を綺麗に見せることができる工夫がなされています。

マチ

ストッキング・タイツ類におけるマチの画像
▲この陰部を覆うような菱形の形状をした部分がマチである。

パンスト・タイツには「マチ」というものがあります。

このマチというのは、マチは、パンストやタイツの股部分に縫い込まれる小さな三角形またはダイヤモンド形の布片のことです。
市販で買えるパンストにはだいたいこのマチがついていますが、商品によって形状が違います。
またマチの役割には以下のようなものが挙げられます。

  • 快適性: 動きやすさとフィット感の向上。
  • 耐久性: 股部分の補強と裂け防止。
  • 衛生面: 通気性の向上と抗菌効果。

パンストやタイツのマチの有無による違い

パンストやタイツにはマチがあるもの、ないものがあります。
それぞれ役割があるので、その違いについて解説します。

マチありのパンスト・タイツ

マチの役割には動きやすさやフィット性の向上、耐久性、衛生面の観点から長時間着用するような場面で使用すると考えられます。
つまり日常的に使用するものとしての製品です。
一般的な流通サービスで購入するものでマチ付きのパンストやタイツが販売されているのはこのためです。
多くの人が使用するから、ということができます。

マチなしのパンスト・タイツ

一方でマチなしのパンストやタイツも存在します。
こちらは利用者数から見れば、あまり一般的ではありません。
ただしイベントなどでレオタードを着用する際に脚を綺麗に見せる必要がある場合、マチ付きのものだとマチがはみ出たときにその美しさが損なわれる可能性があるため、衛生面、耐久性の観点から短時間の着用でも問題がない場合に用いられます。

ランガードとオールスルー

ランガードとオールスルー
▲ランガードは伝線防止のためにも機能している部分。一方オールスルーは見た目の美しさがある。

ランガードとはパンスト・タイツのパンティ部とレッグ部の切替部分のことを言います。一般的なパンストではこのランガードがあるものが多いのですが、体操選手やコンパニオンが使うようなものには、このランガードがありません。

このランガードがないものをオールスルーと呼んでいます。最近ではミニスカートやショートパンツを着用する女性が多いことから、オールスルーのパンストも多く販売されるようになりました。

つま先補強とつま先スルー

つま先補強とつま先スルー
▲つま先の部分も補強されているもの、していないものがある。それぞれ伝線防止や見た目の美しさを重視したものなど役割の違いがある。

つま先補強とは、つま先が補強されたもののことを言います。足の爪などで一番、生地に負担をかける部分であるため、あえて補強を行うことで破れにくくしています。

逆につま先スルーは、その補強がないものです。一見すると、すべてつま先補強にしておけば問題ないのでは?と思いがちですが、サンダルやオープントウの靴をはく時には、この補強部分が見えてしまいますので、つま先スルーのものも選ばれることがあります。
女性のおしゃれに対する考え方がよくわかる部分でもあります。

ウエストテープ部

ストッキングのウエストテープ部分
▲パンスト・タイツいずれにも必ずと言っていいほど存在する部分。

ウエストテープ部とは腰の部分のゴムのようになっている部分のことです。すべてのパンスト・タイツについているものですが、締め付けが強いと女性にとってはストレスになりがちなので、なるべく締め付けのないように工夫されたものもあります。

センターシーム

パンストのセンターシーム
▲パンストやタイツの特徴的な部分として挙げられるのがこのセンターシームではないだろうか。

センターシームとはウエストテープ部のある腹部から股にかけて一本線のように入っている縫い目のラインです。

一般的なパンスト・タイツにはこの縫い目が入っていますが、衣装向けに作られたものはシームレスと呼ばれるセンターシームのないものがあります。

一口にパンスト・タイツと言っても違いや細部に様々な仕組みがある

以上のように私たちはなんとなくパンストやタイツを一緒くたにする傾向がありますが、役割に違いがあったり、細部に目を向けると機能的な要素が多分に詰まっています。
フェティッシュな視点で考えれば、これらの要素に目を向けることも楽しさの一つと言えるのではないでしょうか。

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