- フェチ上級者
- パンスト、タイツについて知見を深めたい方
- パンスト、タイツの違いを知りフェチ活に活用したい方
sukumizu.tvではパンストやタイツは競泳水着やレオタードと組み合わせた着用写真を多く撮影しております。
おそらく水着好きの方の中にはパンティストッキングやタイツが好きな方は少なくないと推察していますが、そもそもこの2つに違いはあるのでしょうか
今回はそんなパンストとタイツの違いや、関連する専門用語について解説いたします。
パンストとタイツのどこが違うの?
時と場合によってはなにかと混同されてしまうパンティストッキングとタイツですが、この2つは明確に役割が違います。
形状が似ていることから同じものとして思われるところもありますが、役割の違いを知ってしまえば別のものであることがわかります。
パンストとタイツの役割比較
パンストの役割 | タイツの役割 |
---|---|
脚を綺麗に見せる | 防寒と保湿 |
上記のようにパンストとタイツの役割は違うため、これだけでも違いがあることがわかります。
ただしタイツでも脚を綺麗に見せることができるのでは?と考える人はいるかもしれません。
実際にはその通りで、生地は厚手にできていますが近年の美的志向により、タイツでも脚を引き締める効果があるものがあったりするためです。
パンストとタイツの生地の厚み比較
パンストの生地厚み | タイツの生地厚み |
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25デニール以下 | 30デニール以上 |
デニールとは後述しますが生地の厚みのことと思ってください。
上記のように25デニール以下のものはパンスト、30デニール以上のものをタイツと呼ぶのが一般的です。
パンスト・タイツで使用される専門用語
次にパンストやタイツで使われる専門用語について解説いたします。
よく使われていて聞いたことがあるようなものもあれば、ちょっとマニアックなものもあります。
デニール数
デニール(Denier)数は、ストッキングやタイツの生地の厚みや重さを表現するために使用される単位です。
この単位は、糸の太さを測るために使われており、特にナイロンやポリエステルなどの合成繊維に適用されます。デニール数が高いほど糸は太くなり、生地も厚くなります。
デニールの考え方と計算式
デニール(Denier)とは
デニールは、9000メートルの糸の重さをグラムで表したもの。
例えば、1デニールの糸は9000メートルあたり1グラムの重さがある。
デニール数 = (9000メートルの糸の重さ(g))/(9000)
例えば、4500メートルの糸が5グラムの場合、デニール数は(5g / 4500m)× 9000 = 10デニールとなる。
パンストやタイツで使われるデニールのまとめ
上記のようにつまり10デニールのストッキングであったり、80デニールのタイツであったとしても、それは糸の太さによるものであり、この太さによって厚みが決まってくる、というふうに考えることができます。
生地の厚みによって防寒効果や脚を綺麗に見せることができる工夫がなされています。
マチ
パンスト・タイツには「マチ」というものがあります。
このマチというのは、マチは、パンストやタイツの股部分に縫い込まれる小さな三角形またはダイヤモンド形の布片のことです。
市販で買えるパンストにはだいたいこのマチがついていますが、商品によって形状が違います。
またマチの役割には以下のようなものが挙げられます。
- 快適性: 動きやすさとフィット感の向上。
- 耐久性: 股部分の補強と裂け防止。
- 衛生面: 通気性の向上と抗菌効果。
パンストやタイツのマチの有無による違い
パンストやタイツにはマチがあるもの、ないものがあります。
それぞれ役割があるので、その違いについて解説します。
マチありのパンスト・タイツ
マチの役割には動きやすさやフィット性の向上、耐久性、衛生面の観点から長時間着用するような場面で使用すると考えられます。
つまり日常的に使用するものとしての製品です。
一般的な流通サービスで購入するものでマチ付きのパンストやタイツが販売されているのはこのためです。
多くの人が使用するから、ということができます。
マチなしのパンスト・タイツ
一方でマチなしのパンストやタイツも存在します。
こちらは利用者数から見れば、あまり一般的ではありません。
ただしイベントなどでレオタードを着用する際に脚を綺麗に見せる必要がある場合、マチ付きのものだとマチがはみ出たときにその美しさが損なわれる可能性があるため、衛生面、耐久性の観点から短時間の着用でも問題がない場合に用いられます。
ランガードとオールスルー
パンティストッキングの用語解説において、ランガードとオールスルーは重要な特徴を表す用語です。
ランガードとは、パンティストッキングのつま先部分に施される補強加工のことを指します。この加工により、爪や靴との摩擦によるつま先部分の破れや伝線を防ぐ効果があります。ランガードは通常、つま先部分が若干濃い色や厚みのある生地で補強されており、耐久性を高めています。
一方、オールスルーは、パンティストッキング全体が同じ素材と厚さで作られており、つま先からヒップまで切り替えがない構造を指します。オールスルータイプは、つま先部分に補強がないため、サンダルやオープントウシューズを履いた際に自然な素足のような見た目を実現できます。また、ミニスカートなどの短い丈のボトムスを着用する際にも、切り替え線が見えないため人気があります。
オールスルータイプは、つま先補強がないため伝線のリスクが若干高くなる可能性がありますが、素材や編み方の工夫により耐久性を高めた製品も多く販売されています。一方で、シームレスな見た目と快適な履き心地が特徴で、ファッション性を重視する場合に適しています。
つま先補強とつま先スルー
つま先補強とは、つま先が補強されたもののことを言います。足の爪などで一番、生地に負担をかける部分であるため、あえて補強を行うことで破れにくくしています。
逆につま先スルーは、その補強がないものです。一見すると、すべてつま先補強にしておけば問題ないのでは?と思いがちですが、サンダルやオープントウの靴をはく時には、この補強部分が見えてしまいますので、つま先スルーのものも選ばれることがあります。
女性のおしゃれに対する考え方がよくわかる部分でもあります。
ウエストテープ部
パンティストッキングにおけるウエストテープ部は、上端に位置し、重要な役割を果たしています。主な機能として、フィット感の向上や快適性の確保、形状維持が挙げられます。ウエストテープは通常、ゴムや伸縮性のある合成繊維で作られており、幅は一般的に1〜3cm程度です。また、シームレスタイプや装飾的なレース付きのデザインなど、多様なバリエーションがあります。
適切な着用方法としては、ウエストテープ部を持って足を通し、ゆっくりと引き上げてウエストラインに合わせて調整します。この際、ウエストテープがねじれたり折れたりしていないか確認することが重要です。注意点としては、ウエストテープ部を強く引っ張りすぎると破損の原因になるため、優しく扱うことが求められます。また、洗濯時にも負担がかからないよう注意が必要です。
選び方のポイントとしては、自分の体型に合ったサイズを選ぶことが大切です。適切なサイズを選ぶことで、ウエストテープ部がしっかりと機能し、着用時の快適さや美しいシルエットを実現できます。着用目的や好みに応じて、幅広のテープや細めのテープなどから選ぶことも可能です。ウエストテープ部はパンティストッキングの快適な着用感を支える重要な要素であり、正しい選択と着用方法によって、その効果を最大限に引き出すことができます。
センターシーム
センターシームは、パンティストッキングの股下部分に縦に走る縫い目のことを指します。この縫い目は、ストッキングの前後を繋ぎ合わせる役割を果たしています。
センターシームの特徴として外観はセンターシームは通常、フラットな仕上げになっており、すっきりとした見た目を実現します。
機能性
足の形状に合わせて設計されているため、着用時のフィット感が向上します。股下部分の強度を高め、耐久性を向上させる効果があります。
快適性
適切に設計されたセンターシームは、着用時の違和感を軽減し、快適な履き心地を提供します。
センターシームの種類
パンティストッキングのデザインや用途によって、センターシームの仕様が異なる場合があります。
- 通常のセンターシーム: 一般的な縫い目で、股下部分を繋ぎ合わせます。
- フラットシーム: より平らな縫い目で、着用時の違和感をさらに軽減します。
- シームレスタイプ: センターシームを完全になくし、縫い目のない一体型デザインのものもあります。
選び方のポイント
センターシームのあるパンティストッキングを選ぶ際は、いくつかのポイントがあります。
- 縫い目の仕上がりが丁寧で、フラットであること
- 着用時に違和感がないこと
- 用途に合わせて適切なタイプを選ぶこと(例:フォーマルな場面ではよりシームレスなタイプを選ぶなど)
センターシームは、パンティストッキングの機能性と快適性に大きく影響する重要な要素です。個人の好みや用途に合わせて、適切なタイプを選ぶことが重要です。
一口にパンスト・タイツと言っても違いや細部に様々な仕組みがある
以上のように私たちはなんとなくパンストやタイツを一緒くたにする傾向がありますが、役割に違いがあったり、細部に目を向けると機能的な要素が多分に詰まっています。
フェティッシュな視点で考えれば、これらの要素に目を向けることも楽しさの一つと言えるのではないでしょうか。