中国発のブランド「AMORESY」が、2020年の登場以来、日本市場でも大きな注目を集めています。
特に独自の素材とデザインで多くの支持を得ており、モデル撮影やスポーツシーンにおいて愛用されるブランドとして広がりを見せています。
今回は、AMORESYの担当者が来日した貴重な機会に、ブランドの魅力や背景、今後の展望についてインタビューを行いました。
ブランド名に込められた想いや、製品開発のエピソード、そして日本市場への展望についてお届けします。
AMORESYブランド名に込められた「愛」とは?
--今回はお忙しいところありがとうございます。アモレシーというブランド名には、愛と幸福のイメージが込められていると思いますが、この名前はどのように決まったのでしょうか?
ブランド名の由来は「愛」という言葉からインスピレーションを受けたところからはじまりました。
愛というのは包容力とかそういった側面があると思いますが、すべてを受け入れるという感覚も指しています。
その包容感、包みこまれるという感覚を皆様に感じてもらいたいという思いが私達のブランドには込められています。
ギリシャ語で「愛」を意味する言葉をベースにして、ブランド名を決定しました。発音についてもイメージを重視して設計しました。
--AMORESYブランドで製品を作り始めたときのエピソードを教えて下さい
私たちが初めてこの生地と出会った時、その素晴らしさから水着を作ってみたいというアイデアがありました。
その他にもタイツなど日本においてもシェアが高いものも作れるということがわかり、さまざまな製品を作り始め、現在に至っています。
--確かにAMORESYさんが展開する生地は魅力的だと感じる人も少なくありません
この生地は素材開発会社と一緒に制作したものになります。
Sliktexという素材になりますが、シルクのような光沢感のある性質と弾力性、通気性を実現できていると思っています。
--ということはこの生地がAMORESYブランドの名前のもととなった「愛」を表現できるとお考えになったから、水着などの製造販売することになった、ということですね
はい。このような材質は着るだけでなく、触り心地を楽しむことのできる素材です。
この魅力を楽しんでもらいたいという思いもあり、可愛らしさも兼ね備えたアイテムを作っています。
お客様に寄り添ったデザイン
--ありがとうございます。それでは現在の製品ラインナップについてお伺いさせてください。たくさんのデザインがありますよね?これらはデザイナーさんが担当されているのでしょうか?
デザインについては市場調査を経てからお客様のニーズを取り入れ反映させることを重視しています。
デザインはお客様の声を元に、デザイナーが手掛けています。その結果、多様な種類の製品が誕生しました。
--なるほど、お客様の声を大事にし、それを反映したデザインということですね。
そのとおりです。
--デザインはどういったアイデアで制作されているのでしょうか
進め方はいくつかありますが、そのうちの一つを例に挙げるとするなら、みんなで意見を出し合ってデザインを描いています。
みんなで一緒に線を引き、色を合わせていく過程で「これだ」と感じるものをデザインに取り入れています。
衣装としてだけではなかった!AMORESYの多様なユーザー層とその魅力
--ちなみにお客様にはどんな方々が主に購入されているのでしょうか?
撮影をされる方はもちろんですが、運動が好きな方が多いですね。
例えば、ヨガや自転車を趣味として楽しまれる方々に愛用されていて、実は幅広い客層に支持されています。
製品は見た目も良く、通気性や弾力性にも優れているため、運動用のウェアとして向いているところもあると思います。
--なるほど、それは非常に興味深いです。というのも、日本国内で特に私たちのようなメディア読者はモデル用の衣装として考えている人が多いです。
しかしスポーツウェアや普段使いにも適しているということですね。
はい、そうですね。
また、最初は女性向けに設計していましたが、男性にも人気が出たため、男性用のタイツなども開発しました。
アスリートや自転車愛好家、ヨガをする男性にも多く利用されています。
--スポーツシーンや普段でも使うことができるのは魅力的です。そんな日本市場について、どのように捉えていますか?
日本市場は非常に重要だと認識しています。アメリカ、イギリス、ロシア、オーストラリア、メキシコ、台湾など60カ国と地域以上のお客様からご愛用を頂いていますが、シェアは50%が日本に関連しています。
香港で設立した法人ですが、24年8月に日本でAMORESY株式会社という支社を設立しました。
今後も日本の消費者のニーズを理解し、これに応じたサービスを提供することを重視しています。これからも日本の市場に注力していきます。
--本日はありがとうございました。最後に日本の皆さんにメッセージをお願いします。
皆さんのご支援に感謝しています。これからもさらに努力して、より良い製品を提供していきます。ありがとうございました。