近年、競泳水着好きを公言する女性は一部で増えたように思いますが、偶然にも「レオタードが好き」と公言する乙十葉さんを撮影する機会がありました。
普通にレオタードが好きということであれば話が興じて終わっていたかもしれませんが、乙十葉さんは幼少の頃から新体操を経験していたとのこと。
その中でレオタードが好きになったというお話を伺ったことから、これはぜひsukumizu.tvでインタビューしなくては!という思いで、今回のインタビューと相成りました。
レオタード好き女子はどのような経験を経て性癖を植え付けられてしまったのか、そして乙十葉さんが愛してやまない縄の世界。
緊縛とレオタードという側面から聞いてみた貴重なインタビューをお届けします。
レオタードが性癖の一つになった乙十葉さんの新体操経験
-- 先日の撮影でたまたま新体操で使うレオタードを用意した時に「あ、これ私好きやったわ」みたいな話になって、実はレオタードがとてもお好きな方だということがバレちゃったことがありましたね(笑)
そうですね、そんなことあったわって感じです(笑)
-- そこからぜひインタビューさせてもらいたい、ということになりました
よろしくお願いします!
-- で、乙十葉さんは新体操経験者だったということで
5歳から15歳くらいやから10年くらいやと思うんですけど、友達がやってたのを見て「私もやりたい~」ってなって。
その友達はすぐにやめちゃいましたけど、私は楽しかったから続けてた感じです。
-- その新体操の経験を通じてレオタードを好きになったということなんですけど、きっかけって何だったんですか?
私自身、性の目覚めが早かったこともあり、小学校低学年の頃から興味を持ち始めました。
新体操を続けている中で、上級生や中学生のお姉さんたちと更衣室を共有する機会があり、そこで「これはやばい」と感じたんです。
-- ちょっとエッチな世界が広がっているように思います(笑)
女子更衣室なので多分、上級生の裸とかも見れたんでしょうけど、私にとってそれは同性でも「やってはあかんこと」と思ってました。
でもそんな禁忌を抱えている中で、普段着から着替えた上級生のレオタード姿にとても興奮を覚えたんです。
性的な目覚めが早かった自分にとって、身体のラインが出るレオタードは「なにかやばいもの」やったんです。
小学生の時なんで、なんかこれやばいかもっていうのあるじゃないですか。わかります?なんかエッチだけどどうしていいかわからない。
-- 確かに小学生の低学年くらいの年齢だとエロとかフェチとか、そういうのわかりませんよね
普段の服装からレオタードに着替えて身体のラインが見えるっていうのが、これはやばいなと。
見ていはいけない裸よりもエッチに感じたかもしれませんね。
-- 上級生女子のレオタード姿はどこか集中して見てたとかあったんでしょうか
集中して見てたというよりは、不可抗力?みたいな(笑)
小学生の低学年とかって身長が低いから、前を見てもお姉さんのちょうどお尻とか腰あたりの目線行っちゃうじゃないですか。身長差的に。
だから目の前にレオタード姿の上級生がいて、そのきれいなお尻や脚を見続けていたっていうのはありますね。そりゃ歪むわな、みたいな(笑)
おかげでお尻と脚は好きです。
-- ということはレオタード姿女子のお尻や脚に触れてみたい、という欲求はあるんでしょうか
いや、それがそうでもなくて。私、見ているだけで興奮するタイプなんです。
SMのプレイなども参加するより見ている方が一番興奮するので、少なくとも当時は触れてみたいという気持ちはなかったと思います。
自分がレオタードを着用したときに感じた綺麗という感情
-- なるほど(笑)そういえばご自身ではレオタードを着ることが好きだったりするのでしょうか
そうですね、
自分が着るのは結構恥ずかしいんですけど、鏡で自分のレオタード姿を見た時に綺麗やなって思いました。
踊ってる自分の姿も鏡で見るのは好きやったので、綺麗っていう部分で好きやったんちゃうかなってめっちゃ思います。
-- それが興奮につながったりもしたんですか?
自分に対しては興奮するっていうか、純粋に自分の身体が綺麗に見えるなっていう感じです。
私は自分が作った演技を見られるのは好きやったんです。最初のうちは人に見られるのは恥ずかしかったけど、好きという感覚はあって。
で、そこにレオタード姿の自分が綺麗に見えるって自信がつくじゃないですか。
それで一人で踊ったりとか団体で踊ったりとかするんですけど、観客から見られて自分の注目を集めるっていうことに興奮したことを覚えています。
多分、綺麗と思える自分のレオタード姿と観客から注目を浴びる経験、さっき話した上級生のレオタード姿の思い出が混じってレオタード=興奮みたいに変わっていったのかなって。
-- 多感な15歳のような年齢ともなると、憧れている先輩とかのレオタード姿とかやっぱり性的な自覚を持って興奮したんでしょうか
残念ながら新体操で通っていた場所が潰れちゃって、別のところに変わったことで憧れの人がいなくなっちゃったんです。
でも中学生くらいの当時は、レオタード姿の女の子と普通に喋ってるけど、内心は結構ドキドキしてるっていうのはありました。
恋愛感情の部分なのか性的に興奮してるのかその時はわからなかったんですけど、今となっては性的興奮だったと言えますね(笑)
そういうドキドキがありつつ、ちょっとドキマギしながら喋ってた記憶はあります。
レオタード姿の女子でどういったところが好き?
-- 少し話は変わるんですが、レオタード女子のここが好きっていうのはありますか?さっきもお尻と脚が好きと話されてましたが
開脚、やと思います。
-- 脚が開いて股間が強調されるようなところでしょうか
いや、というよりは、私、Y字バランスしてた時が一番「あーっ」てなってたんですよ。
わかります?エロとかフェチの感じ。
それをね、あの小さい年齢で見たらアカンと思うんですよ。
-- 競技だから仕方ないところもあると思いますが(笑)
そりゃ目覚めるやろって(笑)
でも股間の強調とか部分的な話ではなくて、脚が余計長く見えるじゃないですか。
綺麗に見えるのになんでこんなに脚開いてんの?みたいな。なんかわからんけどアカンみたいな。
-- 美しさで興奮するとかそういった感情もあるかもしれません
そうですね。全体のバランスや美しさやったりとか。
それが自分の中でフェティッシュとかエロに変換されて、自分にとって興奮してしまう要素になっているんかも。
-- 脚の話で思い出しました。新体操経験者としてちょっとお伺いしたいんですけども、レオタードって素足がいいんですか、ストッキングがいいんですか?
私が新体操していたころはだいたい素足やったと思うんですよ。
素足の方がリアル感は出るんですけど、でもバランスで見た時に私個人的にはストッキングを履いてる方が好きですね。
ストッキングの生地が好きなんで、そっちの方が見てて興奮します。
最近は触りたい方なんで、触りたいなってなりました。
-- あ、触るの好きになっちゃったんですね(笑)ご自身でストッキングを穿いて触ったりとか?
それはあまりないかもしれませんが、人のを触るのが好きですね(笑)
乙十葉さんと緊縛の出会い
-- どんどんフェティッシュの世界に入り込んでいますね(笑)そういえば乙十葉さんと言えば緊縛が好きというイメージがありますが、縄との出会いはどんなものだったのでしょうか
実は私、本来はSMじゃなくて身体改造が好きだったんです。
身体をフックで刺して吊り上げるボディサスペンションというのがあるんですけど、アレを自分でやってみたいと思って。
でも、人の身体に針を通すわけやから、手間とか色々なリスクを考えると難しいなっていう気持ちになったんです。
そんな時に他にやりたいことはないかな?と、Twitter(現在のX)見てたらSMや緊縛の世界に触れることがあって。
緊縛って吊りもあるじゃないですか。「あ、これやったらいけるかも」と思って、SMバーに行ったんですよね。
-- 大阪のお店だと話していましたね
はい。それでお仕事やったらいくらくらいもらえるのかな、とか調べて、求人に応募して働き始めました。
-- 行動力(笑)
最初はそのお店で縄を教えてもらった感じです。
縄を受ける方と、縛る方と両方やったんですけど、縄を受ける方は向いていないっていうのがわかったのと、縛るほうが楽しかったので今は縛りをする方がメインで。
-- 縄とはそういった出会いだったんですね。そこから元々あったレオタードの性癖が加わると楽しいかもしれませんね
レオタードとは少し話がずれるんですが、中性的な男の子で競泳水着好きな子がいて、競泳水着を着た彼を縛らせてもらったことがありました。
その時、感触がいいなって思ったんです。
そこで完全に自覚したんですけど、レオタードとか競泳水着って見てるだけで興奮するのに、それに加えて自分がこの手でこの人の動きを止めるっていうのに興奮して。
もういわゆる普通の緊縛とは違うじゃないですか。
-- フェティッシュと思える姿を縛るというのは少し趣向が違うかもしれませんね
掛け合わせで「やばいな」ってなるんですよ。
競泳水着の彼を縛ったときは、縄と競泳水着の組み合わせが。
もちろん私は緊縛が好きだし、レオタードと親しいところで競泳水着も最近好きやなってことがわかって。
エロいなって思ってることに、さらに掛け合わされていくと、もう脳汁ドバドバ止められへん、みたいな(笑)
-- 他の衣装で言えば、縛りの世界だと着物はよく見ますよね
多分、その脳汁ドバドバが着物という人もいるんやと思いますが、私はたまたまそれが競泳水着だったりレオタードだったっていうだけの話なんやろうと思います。
縛りとフェティッシュの融合で広がる表現の世界
-- お話を伺う中で思ったんですけど、レオタードや競泳水着と緊縛って対局の存在のように感じました。身体を動かすことを目的とした着衣であるのに、それを縛るっていう行為にアンチノミーを感じるというか
そういった感じもあるんですかね。
-- 例えばそれこそ好きだったY字バランスを縛って、パッケージのようにしてしまう、みたいな
あ、私、Y字バランスの人を縛るっていうの、今思えば好きなんだなって思いました。片足上げさすの。
後手で後ろ動かへん状態にした状態で、縄でちょっと固定しながら足上げさす。っていうようにして、Yバランスみたいな感じだったんですけど。
してましたね。好きやわ。
結局、足のラインが綺麗に見えるような縛り方が好きなんだと思います。
-- それは女性でも男性でも?
そうですね。でも男性はみっともないほうが好きだし、女性はただただ綺麗にしたいという感じです。
-- そういうところにフェティッシュを感じたりも
そうなのかもしれないですね。ただそれこそ本当に、昔に綺麗と思ってたものが、性的興奮で塗り替えられてるなと思います。
もしくは自分が綺麗と思っていた感情自体が性的興奮だったかもしれません。
-- ちなみに縛り終わったあとってどういう感情なんですか?
達成感、ですね。
私、職人気質なところがあって、完璧にこなさないと嫌なタイプなんですね。いかに綺麗に縛れるかとか、コミュニケーション取りながらでも美しいみたいな感じで。
そういうこともあって、終わったあとは「やったった」って思うことが多いです。
-- 本日はありがとうございました。最後に今後はどんな活動をされていく予定でしょうか
私は元々、特殊メイクの世界が好きやったんです。それこそホラーとか人外とかそういう。
そういった表現をやっていきたいと思いつつ、好きなレオタードも表現の一つとして取り入れていきたいと思っています。
こちらこそありがとうございました。