撮影会モデルを始めて、初めて競泳水着を着ることになったとき、多くの人が迷うのが「インナーは必要なの?」という点です。調べてみると「競泳水着は直履きが普通」という情報が多く見つかります。一方で、撮影会の現場ではインナーの着用がすすめられることが少なくありません。
結論からいうと、水泳競技と撮影会では前提が違います。撮影会では、特別な事情がない限りインナーを着用したほうが安心です。本記事では、撮影会でインナーが必要とされる理由と、ハイレグタイプのインナーショーツや前張りといった種類ごとの選び方を解説します。
この記事のポイント
- 競泳水着は本来「直履き」前提|水泳競技でインナーを着ない理由
- 撮影会では事情が違う|競泳水着にインナーをすすめる3つの理由
- 撮影会で使えるインナーの種類と選び方
- インナーなしでもよいのはどんなとき?特別な事情の考え方
- 撮影会当日までにやっておきたいインナーのチェックリスト
- 競泳水着のインナーに関するQ&A
- Q. 競泳水着は直履きが普通なの?
- Q. 撮影会で競泳水着を着るとき、インナーは必要?
- Q. 撮影会でインナーを着る理由は何?
- Q. 撮影会ではどんなインナーを選べばいい?
- Q. 一般的な競泳水着でもインナーがはみ出すことはある?
- Q. コスチューム系の水着でインナーがはみ出すときはどうすればいい?
- Q. 前張りとは?
- Q. Tバックの水着やインナーで気をつけることは?
- Q. 普段使いのショーツをインナーにしてもいい?
- Q. インナーのラインが写ってしまったらどうすればいい?
- Q. インナーが見えるのも規約違反になる?
- Q. レンタル水着を直履きしてもいい?
- Q. インナーなしでもよいのはどんなとき?
- Q. 生理中に撮影会がある場合はどうすればいい?
- まとめ:撮影会の競泳水着は「インナーありが基本」と考えよう
競泳水着は本来「直履き」前提|水泳競技でインナーを着ない理由

競技用の競泳水着は、体に強く密着させることで水の抵抗を減らすように作られています。生地は薄く、余計な厚みや段差を生まない設計です。そのため競技の場では、インナーを着ずに水着だけを身につける「直履き」が一般的とされています。
公式大会では、水着に後からパッドなどを付け足すことも認められていません。水着の性能を損なわないこと、公平性を保つことが優先されるためです。こうした事情から、「競泳水着=直履き」というイメージが広く定着しています。
ただし水泳の世界でも、全員が直履きというわけではありません。フィットネスやスイミングスクールでは、透けやアンダーヘアのはみ出しを防ぐ目的で、インナーショーツを着る人も多くいます。水着メーカーも、薄い色の水着には肌色に近いインナーを合わせることをすすめています。
つまり直履きは「速く泳ぐこと」を最優先にした競技の場のルールといえます。泳ぐことが目的ではない撮影会では、その前提をそのまま当てはめる必要はありません。

撮影会では事情が違う|競泳水着にインナーをすすめる3つの理由

撮影会では、水着は「泳ぐための道具」ではなく「撮られるための衣装」になります。水中で泳ぐときにはありえないポーズやアングル、照明の条件が加わるため、気をつけるべき点も変わってきます。ここでは、インナーの着用がすすめられる3つの理由を見ていきます。
理由1:性器の露出・透けを防ぐため(レギュレーション違反を避ける)
最も大きな理由は、性器の露出や透けを防ぐことです。
競泳水着は体に沿って伸びる素材でできています。立っているときは問題がなくても、しゃがむ、脚を開く、体をひねるといったポーズでは、股の部分が引っ張られて食い込みやすくなります。その結果、脚ぐりの端から大陰唇がはみ出してしまうことがあります。大陰唇も性器に含まれるため、「割れ目が隠れていれば大丈夫」というわけではありません。
透けにも注意が必要です。白や水色、パステルカラーなどの薄い色の水着は、スタジオの強い照明やストロボの光で透けやすくなります。肉眼では気づかなくても、写真では透けて写っていたというケースもあります。コスチューム系の競泳水着には、競技用よりも脚ぐりの角度が高いものや、裏地がないものも多く見られます。
撮影会やコスプレイベントの多くは、規約で性器の露出や下着の透けを禁止しています。露出が確認されると、撮影の中断や以後の参加禁止といった対応がとられる場合があります。撮影した写真が公開できなくなったり、SNSに投稿した画像が原因でアカウントが停止されたりするおそれもあります。モデル本人だけでなく、撮影したカメラマンや主催者にも迷惑がかかる点を覚えておきましょう。
インナーを着ておけば、万が一水着がずれたり透けたりしても、肌が直接見えることを防げます。インナーは、いわば「保険」の役割を果たしています。


理由2:レンタル水着・借り物の衣装を汚さないため
撮影会では、自分の水着ではなく、主催者が用意した水着やレンタルの衣装を着ることがあります。水着を豊富にそろえ、モデルが衣装を選べる撮影会もあります。
こうした水着は、ほかのモデルも着用するものです。直履きをすると、汗や皮脂、おりものなどが水着の股の部分に直接付いてしまいます。競泳水着の生地はデリケートで、汚れやにおいが残ると落としにくいこともあります。借り物の水着を汚さないことは、撮影会モデルとしての基本的なマナーといえます。
撮影会によっては、レンタル衣装の着用時にインナーを必須としているところもあります。事前に規約や案内を確認し、指定がない場合でもインナーを持参しておくと安心です。衛生面での配慮は、自分の体を守ることにもつながります。

理由3:不安が減り、ポーズと表情に集中できるため
「はみ出していないかな」「透けていないかな」と気にしながらの撮影では、ポーズが小さくなり、表情もかたくなりがちです。特に撮影会に慣れていないうちは、細かい部分に意識が向きやすいものです。
インナーで見えてはいけない部分を守っておけば、ポーズや表情づくりに集中しやすくなります。安心して撮影に臨めることは、写真の仕上がりにも影響します。
撮影会で使えるインナーの種類と選び方
撮影会で競泳水着の下に着るインナーには、いくつかの種類があります。水着のデザインや撮影の内容に合わせて選びましょう。
ハイレグタイプのインナーショーツ
撮影会で最も使いやすいのが、ハイレグタイプのインナーショーツです。競泳水着の下に着ることを前提に作られた水着用インナーで、脚ぐりが高くカットされています。水着の脚ぐりからインナーがはみ出しにくいのが特徴です。
後ろ側は、Tバックタイプを選ぶとヒップにインナーのラインが出にくくなります。普通の下着のショーツでは、脚ぐりやお尻から布がはみ出してしまうため向いていません。
一般的な競泳水着とコスチューム系水着ではインナー選びが変わる
arenaやspeedo、ミズノといったスポーツメーカーの一般的な競泳水着なら、インナーのはみ出しを心配する場面はほとんどありません。脚ぐりの角度がそれほど高くないため、市販の水着用ハイレグインナーで十分に収まります。
注意したいのは、撮影用に作られたコスチューム系の競泳水着です。コスチューム系には、競技用よりもハイレグの角度がかなり高いものがあります。モデルによっては、水着用のハイレグインナーでも脚ぐりからはみ出してしまいます。
こうした水着を着るときは、次のどちらかで対応しましょう。
撮影会で着るのがどのタイプの水着か、事前に確認しておくと準備がしやすくなります。レンタル水着の場合は、主催者に水着のメーカーやモデル名を聞いておくと安心です。

Tバックタイプは後ろ側の見え方にも注意
Tバックの水着やインナーは、ヒップのラインをきれいに見せられる一方で、後ろ側の布がとても細くなります。四つんばいや前かがみ、脚を開いてしゃがむといったポーズでは、布の脇から肛門やその周りのしわが見えてしまうことがあります。
撮影の現場では、医療用やスポーツ用のテーピングテープを貼って、肛門まわりをカバーする方法がとられることがあります。肌の色に近いテープを選ぶと、写真に写っても目立ちにくくなります。テーピングも前張りと同じく肌に直接貼るため、肌の弱い人は事前にかぶれないかを試しておきましょう。
後ろ側は自分では確認しにくい部分です。自宅でポーズをとり、スマートフォンで後ろから撮って確かめておくことをおすすめします。
前張り(前貼り)
前張りは、陰部を覆うように直接肌に貼るシールやテープ状のアイテムです。布のインナーと違ってラインが出ないため、脚ぐりの角度が極端に高いコスチューム水着や、インナーの線を見せたくない撮影で使われます。
前張りは肌に貼り付けるため、アンダーヘアの処理をしておくと密着しやすくなります。肌の弱い人は、事前に目立たない場所でかぶれないかを試しておきましょう。はがすときは、ゆっくりと肌を押さえながらはがすと負担を減らせます。
なお撮影時間にもよりますが、貼り付けっぱなしはかぶれなどの肌トラブルに発展することもあるので、要注意です。
ハイレグインナーの下に前張りを重ねると、ずれや透けに対してより安心できます。

胸まわりの対策(ニップレス・ヌーブラ・スイムパッド)
インナーというとショーツに目が向きがちですが、胸まわりの対策も欠かせません。競技用の競泳水着には胸パッドがなく、乳首が浮いたり透けたりしやすいためです。
代表的な対策は、ニップレス、ヌーブラ、スイムパッドの3つです。薄い生地の水着ならニップレス、胸の形を整えたいならヌーブラ、パッドを取り付けられる水着ならスイムパッドというように使い分けます。
なお乳首浮き対策については下記記事でさらに詳しく解説しています。
種類別の比較表
| 種類 | 主な役割 | 向いている水着・場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ハイレグインナーショーツ | 露出・透け・汚れ防止 | ほとんどの競泳水着、レンタル水着 | 水着よりカットが内側に収まるか確認 |
| 前張り | 露出防止、ラインを出さない | 極端なハイレグ、薄手のコスチューム水着 | かぶれ対策、事前の毛の処理 |
| テーピングテープ | 肛門まわりのカバー | Tバックの水着・インナー | 肌に近い色を選ぶ、かぶれ対策 |
| ニップレス | 乳首の浮き・透け防止 | 胸パッドのない競泳水着 | 汗でずれやすい |
| ヌーブラ | 胸の透け防止、形を整える | 胸元のラインを整えたい撮影 | 水着によっては縁が浮いて見える |
| スイムパッド | 胸の透け防止 | パッドを付けられる水着 | 競技用には付けられないものが多い |
インナーを選ぶときの4つのポイント
1. 色は肌に近いベージュか、水着と同系色にする
白やピンクのインナーは、薄い色の水着から透けて見えます。肌の色に近いベージュを選ぶと、透けても目立ちにくくなります。濃い色の水着なら、水着と同系色のインナーを選ぶ方法もあります。
2. カットは水着よりも内側に収まるものを選ぶ
インナーが水着の脚ぐりからはみ出すと、見た目が整わないだけでなく、規約違反にあたる場合もあります。公共の施設で行う水着撮影会では、「ニプレスやインナーショーツ、前貼りが見えるような水着・服装」を禁止した例もあります。インナーは「着ていること」だけでなく「見えないこと」も大切です。
3. 縫い目の少ない薄手の素材を選ぶ
厚手の生地や縫い目の多いインナーは、水着の上から形が浮き出てしまいます。縫い目のないシームレスタイプや、薄手で伸縮性のある素材がおすすめです。
4. サイズは締め付けすぎないものを選ぶ
小さすぎるインナーは、肌に跡が残ったり、かえってずれやすくなったりします。水着と同じく、体に合ったサイズを選びましょう。水着自体のサイズが合っていないと食い込みの原因になるため、水着選びも大切です。
インナーなしでもよいのはどんなとき?特別な事情の考え方
撮影会ではインナーの着用が基本ですが、例外がまったくないわけではありません。たとえば次のようなケースです。
ただしこうした場合でも、露出を防ぐ対策そのものをなくしてよいわけではありません。布のインナーを着ない場合は、前張りなど外から見えない方法で対策をしておきましょう。レンタル水着や他人と共用する水着では、インナーなしは避けるのが基本です。判断に迷うときは、自己判断せずに主催者へ相談することをおすすめします。
撮影会当日までにやっておきたいインナーのチェックリスト
初めての撮影会の前に、次の項目を確認しておくと安心です。
鏡で見るだけでなく、実際に写真を撮って確認することがポイントです。写真にすると、肉眼では気づかない透けやはみ出しが見つかることがあります。
競泳水着のインナーに関するQ&A
Q. 競泳水着は直履きが普通なの?
A. 水泳競技では直履きが一般的です。競泳水着は体に密着させて水の抵抗を減らす設計のため、インナーを着ない前提で作られています。ただしフィットネスやスイミングスクールでは、透け対策としてインナーショーツを着る人も多くいます。
Q. 撮影会で競泳水着を着るとき、インナーは必要?
A. 特別な事情がない限り、インナーの着用がすすめられます。撮影会ではしゃがむ・脚を開くといったポーズや強い照明によって、性器の露出や透けが起こりやすいためです。露出は撮影会やイベントの規約違反にあたる場合があります。
Q. 撮影会でインナーを着る理由は何?
A. 主な理由は3つです。1つ目は性器の露出や透けを防ぎ、規約違反を避けるため。2つ目はレンタル水着や借り物の衣装を汗や皮脂で汚さないため。3つ目は不安を減らし、ポーズや表情に集中するためです。
Q. 撮影会ではどんなインナーを選べばいい?
A. 基本はハイレグタイプの水着用インナーショーツです。色は肌に近いベージュを選び、脚ぐりのカットが水着よりも内側に収まるものを選びます。胸まわりはニップレスやヌーブラで対策します。
Q. 一般的な競泳水着でもインナーがはみ出すことはある?
A. arenaやspeedo、ミズノなどの一般的な競泳水着では、はみ出しを心配する場面はほとんどありません。はみ出しやすいのは、撮影用に作られたハイレグの角度が高いコスチューム系の水着です。
Q. コスチューム系の水着でインナーがはみ出すときはどうすればいい?
A. 前張りに切り替えるか、よりハイレグの角度が高いインナーを用意します。前張りは布を使わないため、どれだけハイレグが高い水着でもはみ出しません。
Q. 前張りとは?
A. 陰部を覆うように直接肌に貼るシールやテープ状のアイテムです。布のインナーと違ってラインが出ないため、ハイレグの角度が高い水着や、インナーの線を見せたくない撮影で使われます。肌の弱い人は、事前にかぶれないかを試しておきましょう。
Q. Tバックの水着やインナーで気をつけることは?
A. 前かがみや四つんばい、脚を開いてしゃがむポーズでは、細い布の脇から肛門やその周りのしわが見えることがあります。撮影の現場では、肌の色に近いテーピングテープを貼ってカバーする方法がとられることがあります。
Q. 普段使いのショーツをインナーにしてもいい?
A. おすすめできません。一般的なショーツは脚ぐりが低く、競泳水着の脚ぐりから布がはみ出してしまいます。縫い目やレースの形が水着の上から浮き出ることもあるため、水着用のハイレグインナーを用意しましょう。
Q. インナーのラインが写ってしまったらどうすればいい?
A. まずはインナーのカットが水着に合っているかを見直しましょう。Tバックタイプや、水着と同系色のインナーに替えると目立ちにくくなります。それでもラインが気になる場合は、前張りを使う方法があります。
Q. インナーが見えるのも規約違反になる?
A. 撮影会やイベントによっては違反になる場合があります。公共の施設で行う水着撮影会では、ニプレスやインナーショーツ、前貼りが見えるような水着・服装を禁止した例があります。インナーは「着ていること」に加えて「見えないこと」も大切です。
Q. レンタル水着を直履きしてもいい?
A. 避けるのが基本です。レンタル水着はほかのモデルも着用するため、直履きすると汗や皮脂、おりものなどが直接付いてしまいます。撮影会によってはインナーの着用を必須としているため、事前に規約を確認しましょう。
Q. インナーなしでもよいのはどんなとき?
A. 自分の水着で透けやはみ出しがないことを確認済みの場合や、主催者・撮影者とインナーを見せない着用方法を合意している場合などです。その場合でも、前張りなど外から見えない方法で露出対策はしておきましょう。
Q. 生理中に撮影会がある場合はどうすればいい?
A. 体調を最優先に考え、無理はしないようにしましょう。参加する場合は、水着に響きにくい生理用品を使い、インナーを必ず着用します。レンタル水着を着る予定があるときは、事前に主催者へ相談しておくと安心です。
まとめ:撮影会の競泳水着は「インナーありが基本」と考えよう
競泳水着の「直履き」は、速く泳ぐことを最優先にした競技の場での考え方です。撮影会では、ポーズや照明によって露出や透けが起こりやすく、レギュレーション違反につながるおそれがあります。借り物の水着を汚さないためにも、特別な事情がない限りインナーを着用するのが安心です。
インナーは、ハイレグタイプのインナーショーツを基本に、水着のデザインに合わせて前張りや胸まわりの対策を組み合わせましょう。色は肌に近いものを選び、水着からはみ出さないことを必ず確認してください。
見えてはいけない部分をしっかり守ることで、撮影ではポーズと表情に集中できます。撮影会で着る競泳水着の選び方や、衣装ごとの特徴もあわせて確認しておきましょう。


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