- フェチ中級者~上級者
- スクール水着と競泳水着の比較をしたい方
- 水着に関するコンテンツ配信を検討されている方
こういうサイトをやっていますとフェチにも流行りものがあったりするものではないかと思う時がよくあります。
無論、個人の嗜好の問題ですので各位に置かれましては自分の信じたものを周りに流されることなく突き抜けてもらいたいと思っていますが、ニッチなフェチが流行ることで認知されることも多々あるかと思います。
例えば眼鏡。少なくとも私の知る限りでは、30年ほど前はメガネと言えば野暮ったいアイテムの代表格でした。しかしながら、どことなくメガネをかける女の子に魅力を感じていた私は、事あるごとにメガネ女子の魅力を説いたものですが、周囲に理解されることはありませんでした。
この時のメガネ男子もあまり理解されるような存在ではありませんでしたが、時を経て今から10年前には「メガネ男子がかっこいい」だの「メガネ女子かわいい」といったことが当たり前の時代になってしまいました。
これもネット文化が生んだ恩恵ということができますが、それにしてもフェチというのも結局のところ、流行によって認知されるものだな、と少し憤慨したことを覚えています。
それはともかく、sukumizu.tvではほとんど競泳水着とスクール水着で構成されていますが、どちらも流行り廃りのようなものはあるような気がします。実際どっちが人気があるのか気になったので調べてみました。
体感値としては競泳水着のほうが人気が高い
データも示さず結論を急ぐのはよくないかもしれませんが、体感値としては、
スクール水着 < 競泳水着
と言った感じで、競泳水着のほうが人気が高いような気が致します。
これには理由がありまして、当サイトをスタートさせた当初、スクール水着と競泳水着の画像を並べてアクセス状況を調べたことがありましたが、結果として競泳水着のほうが多かったということ。
その後の流れでもどうやら競泳水着のほうが人気がありそうな状況だったから、というのが理由です。かなり根拠の薄い話ではありますが、サイト運営者としてもっている感覚なので、それを信じている次第です。
ネットではどれほどのボリュームがあるの?
フェチ的な観点からどちらが人気かという直接的な数字ではありませんが、インターネットでどれだけの数が検索されているか、Google先生に月間検索数を聞いてみました。
Googleによって検索されたキーワードから人気を探るというものです。
スクール水着 | 競泳水着 | |
月間検索数 | 1万~10万 | 1万~10万 |
※2018年4月現在
と、このような状況。どちらも同じような感じでした。
これだと少し状況がわからなかったので、検索されたページの数で見てみたいと思います。
スクール水着 | 競泳水着 | |
ページ数 | 約48,500,000 件 | 約53,600,000 件 |
※2020年5月現在
今度はページ数で調べてみましたが、するとどうでしょう。競泳水着のほうがページ数が高いようです。しかも数字の上では競泳水着のほうが圧倒的にボリュームがあります。
ここから考えるとスクール水着よりも競泳水着のほうが、多くコンテンツを配信しているということが伺えます。
そのまま受け取れば人気があるから、みんなが競泳水着について何らかの形で言及している、ということができるような気がします。
ただこれだけだと、やはりスクール水着、競泳水着の人気を語ることができないと思いますので、それぞれにどういった背景があるのかを考えてみました。
すべての人が触れることがなかったスクール水着
スクール水着と言えば小中校と学校教育の中において、水泳の教育のために使われるアイテムとして認知されています。
このことは当サイト「アナタもそうかも?スクール水着フェチが生まれた理由」でも触れていますが、思春期の多感な時期にスクール水着の女の子と身近に過ごすことでフェチが芽生えてしまうという話です。
しかしながら、このスクール水着。日本では当たり前に存在していると思いきや、使用されないこともあったりします。
どういうことかと言うと、東北~北海道といった東日本、北日本を中心に水泳の授業があまり行われない地域という存在があります。
またあまり水泳の授業が行われない、ならまだしも、そもそもプールが設置されていないほうが多い地域もあります。先述の通り、北日本を中心とする寒冷地がそれにあたります。2006年の国の統計データを見てみると、東京都ではプールを設置している中学校がほぼ100%に対して、北海道の中学校ではわずか5%と極端に数値として現れています。
プールがないということは、そもそも水泳の授業がないので女子のスクール水着姿を思春期に見るということはほぼないと言っていいでしょう。
またプールの授業があるような学校であったとしても、北日本は地域は寒冷地ということもあって、夏が短いとされています。夏季が短いとそれだけ水泳の教育に充てる時間が少なくなり、結果として水泳の授業で女子と接する機会が少なくなってしまう、というものです。
しかしスクール水着はあるじゃないかという話にもなりそうなものですが、そうした地域である以上、実はスクール水着と言うよりは、学校の授業ではワンピース上のものであれば何でもいいという学校も少なくないようです。
北海道出身のモデルさんにお話を伺った際、スクール水着を着たのは大人になってからが初めて、という話もあり、さらに詳しく話を聞くと北海道で過ごした学生時代にはスクール水着と言うよりも、ただのワンピース水着を着ていた、とのことでした。
これは想像ですが、このような学校の数少ない水泳の授業では色とりどりのワンピース水着を女子が着ているような光景だったのではないでしょうか。
スクール水着フェチが醸成される環境としては、同一の水着で様々な体型の女子が溢れている状況、というのが条件の一つになりえるのではないかと考えているため、この仮説で言えばスクール水着フェチは生まれない環境にあったのではないかと推察できます。
ハイレグは女性の象徴として捉えやすい
一方、競泳水着ですが、こちらは学生時代にはめったに見ることのないものです。過去においても水泳部に所属していない限りは見ることは殆ど無いでしょうし、現在ではハイレグの競泳水着が珍しくなっているため、学校の教育現場で見ることはさらになくなっていると言えます。
しかし、過去においてはレースクイーンの衣装として、現在ではコスプレなどでよく見られるハイレグな衣装をどこかで見ることができたため、思春期時代にそうしたものを見ていなくても男性にとっては刺激的なものになりえます。
特にハイレグが形成する女性の股間は、男性と比べてまさに女性の象徴とも言える部分になりますので、本能的に意識しやすい部分ということができます。
スクール水着には色や股ぐりの設計が地味で野暮ったいということも考えれば、なるほど競泳水着のほうが人気が出やすい、とも言うことができそうです。
スクール水着は「かわいい」競泳水着は「セクシー」
現在のスクール水着フェチ、競泳水着フェチを作り出しているのは紛れもなく女性の存在です。
しかし最初から女性がスクール水着や競泳水着に強い関心を示していたというわけではなく、男性の劣情から生まれたキャラクターやアイコンが女性に受け入れられた側面があると思います。
今ではある意味当たり前になってしまったスクール水着、競泳水着の着用も1990年時点までは、本来の使われ方をしない限り、気持ち悪い行為として認識されることもしばしばでした。
昨今のコスプレブームは2000年代初頭に興りましたが、それまではコスプレとはオタクのイベントで行う気持ち悪いもののようなイメージが一般の人からはあったようです。
ところがアニメやゲームが一般的な層にも広まると、コスプレも自然と日本の文化として受け入れられるようになりました。その中でまずはスクール水着が、次に競泳水着の順でブームがやってきました。
スクール水着は元々のアニメーションでも多用されていたところがあり、そのキャラクターが着用していたからスクール水着を着た、という女性が多くいる中で、競泳水着についてはrealiseから発売された「例の競泳水着」が、ブームの火付け役になった、と考えていいでしょう。
最も2000年当初の段階でも水面下では競泳水着の魅力が男性間で盛り上がりを見せていた、という背景があります。
このことから考えると、アニメの世界から発生したコスプレとしてのスクール水着の着用派イメージとして「かわいい」
コスプレブームの中で生まれた衣装である競泳水着(正確には違うのですが)は「セクシー」というような感じのアイコンに変わってきたような気がします。
さて、この条件から今度は時代背景について考えたいと思いますが、バブルに沸いていた1980年代といえば女性はかわいいというよりもセクシー路線を、平成不況と呼ばれる時代に置いてはかわいい路線を目指す側面が強かったようにも思えます。
ここから考えると、現在はアベノミクスによる好景気であることから、セクシーさの象徴でもある競泳水着が流行る環境にあるのではないか、と考察することができます。
まとめ
今回は一つの仮説を元にどちらの水着が人気が高いのかを考察してみました。
冒頭でも述べた通りフェチの世界の話なので、自分が信奉したものを好きでいてくれさえいればそれでいいのですが、もしかしたらフェチにも流行があるかも?と考えていたところ、時代背景や文化的な考証から、様々な考え方ができるということがわかりました。
この点、またなにか新しい発見があれば、サイト上でご報告申し上げる次第です。