- フェチ中級者~上級者
- ハイレグの水着にパンストやタイツを合わせてみたいと考える方
- 脚フェチの方
通常のシーンでは見かけることはありませんが、競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせでグッとくる人、実は多いのではないでしょうか。
この組合せにフェティッシュ性を感じる人もいればエロエロな魅力を感じるなど、人ぞれぞれだと思います。
本来であれば決して結びつかない2つの関係。しかしながらこのフェチ度満点な競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせの魅力とその理由について解説します。
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競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせに魅力を感じるのは複合的な理由がある
競泳水着とパンストの組み合わせに魅力を感じてしまう理由は、見た目のシンプルさとは裏腹に一言で表すにはなかなか難しいかもしれません。
なぜならいくつの観点でそれぞれに理由があるからです。
その理由は以下のとおりです。
- 視覚的な魅力
- テクスチャーの対比
- 禁忌とエキゾチシズム
- コスチュームプレイの要素
- 脳内の認知的不協和
- 文化的・社会的影響
それではそれぞれの理由について解説いたします。
機能面から見た統一性の高さから生まれる視覚的な魅力
競泳水着とパンスト・タイツとの相性がいい理由には、双方が持つ機能の共通性にあります。
競泳水着は身体に密着するデザインであり、そのフィット感が身体のラインを強調します。パンストやタイツも同様に脚を引き締める効果があり、これらを組み合わせることで全身のシルエットがより強調され、視覚的に魅力的と感じる人が多いです。
この2つの衣装の相性の良さが統一性をもたせ、見た目にもすんなり認識できるというところにあると考えられます。
生地の質感と肌の質感を感じることのできるテクスチャーの対比
前項にある通り競泳水着とパンスト・タイツの共通項は身体にフィットする、密着するという部分ですが、競泳水着によって隠れてしまう身体と、パンスト・タイツに覆われた鼠径部からつま先にかけた脚のラインでは視覚的な対比が生まれます。
厳密に言えば、競泳水着とパンスト・タイツとでは生地の質感に違いがあり、視覚的な効果が生まれます。
この違いが触感に対する興味を喚起し、フェティッシュやエロスにつながるものと考えられます。
非日常性から生まれる禁忌性のある視覚効果とエキゾチシズム
一般的に競泳水着は水中特にプールと言った場面で使用することが目的ですが、パンストやタイツは日常的な着用アイテムです。
この2つを組み合わせることは通常の使い方から逸脱しており、また基本的にそのようなシーンに出くわすことはありません。
このことから視覚的に禁忌の要素が強くなります。もちろんプールでパンストやタイツを着用することはないでしょうから「禁断の組み合わせ」と言ってもいいでしょう。
心理学においては「禁断の果実効果」という減少があり、一般的に手に入れにくいものに対して強い欲望や興味を抱くというものです。
競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせは「日常から逸脱した組み合わせ」であることから、こうした効果が高くなると考えられます。
また生物学的側面で見た場合には、人は禁忌に触れるということで脳内でドーパミンの分泌が促されます。
ドーパミンは快感や興奮を感じる際に放出される神経伝達物質であることから、結果としてフェティッシュな感情が強化されることがあります。
ファンタジー性のあるコスチュームプレイの要素
競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせは、コスプレやフェティッシュファッションの一環としても楽しまれています。
前項の非日常性に関連しますが、このスタイルは現実の日常生活から離れた非日常的な要素を持っており、その点がファンタジーを強調します。
脳内の認知的不協和
競泳水着とパンスト・タイツの組合せは通常は見られない組み合わせということもあり、脳に新しい刺激を提供します。
これにより、認知的不協和が生じます。
認知的不協和とは相反する信念が共存していたり、行動と信念の不一致によって引き起こされます。
例えば、「競泳水着はスポーツ用であり、セクシーではない」という信念と「競泳水着は非常にセクシーである」という感情が同時に存在する場合。
例えば、「私は通常、スポーツ用品を性的に見ない」という信念を持ちながら、競泳水着にフェティッシュな感情を抱く場合。
人間は認知的不協和によって、それを本能的に解消する傾向にありますが、この解消しようとする行為によってフェティッシュな感情が芽生えることがあります。
つまりは下記のような流れです。
- 不協和の解消:脳としては競泳水着とパンスト・タイツの組合せはおかしい。どう解釈すればいいか。
- 新しい解釈の想像:これはおかしいものだが「特別な魅力があるものだ」と解釈する。
- 興奮と刺激:認知的不協和は心理的な刺激を生むため、その刺激がフェティッシュとしての興奮を増幅させることがある。
- タブーと興味の増幅:今回のケースで言えば社会的タブーや禁忌が絡んでいる側面もあり、これらタブーや禁忌はフェティッシュな感情に発展しやすくなる。
競泳水着はスポーツのための機能的な衣装と見なされますが、パンスト・タイツと組み合わせることで、通常の機能や目的を逸脱した使い方になります。
これにより以下のことが起こります。
普段目にしない組み合わせであるため、新奇性が高まり、これが興奮や関心を引き起こします。
スポーツ用品としての「純粋さ」と、性的な魅力としての「禁忌」が同時に存在することで認知的不協和が発生し、そのギャップがフェティッシュな感情を刺激します。
以上のことから、認知的不協和は、フェティッシュな感情を引き起こす要因の一つとなり得ます。
競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせのように、通常の認知や期待とは異なる要素が組み合わさることで、不協和が生じ、その解消や新しい解釈がフェティッシュな感情を引き起こす可能性が高くなります。
このような心理的なメカニズムが、人々が特定の組み合わせに強い魅力を感じる理由の一つと考えられます。
発端はレースクイーンから?日本では特に要素の強い文化的・社会的影響
アニメやマンガ、特定のアイドルやモデルによる影響も無視できません。日本では特に、メディアやポップカルチャーがファッションやフェティシズムに大きな影響を与えることが多いです。
日本国内においては1980年代、1990年代に競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせはグラビア雑誌などで取り上げられていました。
当時の時代背景を考えると、世界的にハイレグファッションが流行していた時期もあり、レースクイーンが着用するレオタードは、とにかくハイレグなものばかりでした。そのうえでハイレグレオタードにタイツを着用することが一般的だった時代です。
このことから当時はエロスやフェティッシュを主題としたものではなく、あくまで健康的な女性を美しく見せるという観点で表現されていました。
ファッション的にはこのような時代背景があり、特定のキャラクターや有名人がこの組み合わせを取り入れることで、多くの人にハイレグ衣装とパンストの組み合わせが認知され始めたところに根底があると考えられます。
2000年代以降急速に広まった競泳水着×パンスト・タイツの嗜好性
上記の理由に付随して、日本国内で観測された事象についても説明いたします。
画像掲示板から広がり始めた競泳水着×パンスト・タイツ
2000年代に入り、世の中ではインターネットの利用者が徐々に増え始めます。
この時はHTMLを手打ちで作ったようなウェブサイトが一般的でしたが、CGIを利用したチャット、掲示板なども存在しており、2ちゃんねるが巨大掲示板として君臨していた時代です。
もちろんアダルト、エロ方面のウェブサイトも様々なものが作られており、世界中のフェティストが思いを共有し始めたのもこの時期です。
競泳水着フェチにおいては、現在でも圧倒的にファンから支えられている「競泳水着が好き」が競泳水着画像掲示板の雄として認知されていましたが、プライベート画像を撮影しては、この掲示板にアップするなどが行われていました。
その中である日「競泳水着にパンストを組み合わせてみました」という画像投稿がされたことが、競泳水着×パンスト・タイツの人気のきっかけだった可能性があります。
当時はあまりにも面食らった人が多かったと記憶していますが、そのパンストと競泳水着を組み合わせた画像はたちまち多くの評価を得ることになりました。現在で言うところの「いいね」がたくさんついたと考えてもいいでしょう。
特殊ではあるがフェチとして定着した競泳水着×パンスト・タイツ
現在ではAVメーカーが競泳水着とパンスト・タイツを組み合わせた作品を出すまでにフェチとしての認知が高まりました。
しかし実際には認知度は高いものではなく「知る人ぞ知る」「愛するものだからこそわかる」「フェチの先のフェチ」というように、まだまだメジャーなものとは言い切れません。
ただ潜在的にこういった格好を好む人は少なくないと思います。フェティッシュの中でもすべすべ、ぴったりまとわりついた様態を見たり、愛でたりすることが好きな人は多くいるからです。
確かに競泳水着とパンスト・タイツの組み合わせは、普通では見ることができません。そもそも泳ぐときにパンストなどは身につけないわけですから、水泳競技などで見かけることは絶対にありません。
そう考えると普通の競泳水着フェチではない、別のもの、として考えることもできます。
競泳水着とパンスト・タイツの共通点
パンスト・タイツと競泳水着には共通していることがあります。それは「身体を締め付けること」「補正を行うこと」「光沢感が出やすい」という点です。
競泳水着は泳ぐ際の水の抵抗を極限にまで減らすために、フィット性が高く身体を締め付けるような水着です。素材にもよりますが光沢感もあります。
一方、パンスト・タイツも同様に、脚の形を整えるための締め付け機能、デニール数や色にもよりますが、光沢感が出るものもあり、特に体操競技、レースクイーン、キャンペーンガールが身につけるタイツは、華やかさを演出するために光沢感の強いものが採用されることがよくあります。
このことを考えると、なるほど競泳水着とパンスト・タイツの親和性はかなり高いものと言えます。