- フェチ中級者
- 競泳水着についてさらに知見を深めたい方
- 競泳水着ブランドについて知りたい方
日本国内に住んでいる日本人に「競泳水着を作っているメーカーを答えてください」と聞いた場合、だいたいの人が「アリーナ?ミズノ?」と答えるのではないでしょうか。
それならまだいいほうで、むしろ競泳水着を作っているメーカーなんてどこだと言われても答えられる人は少ないのかなと思います。
競泳水着フェチの人にとっては、
- アリーナ
- アシックス
- ミズノ
あたりは当たり前のように出てくると思いますが、実は世界には競泳水着を作るメーカーは他にもあります。
どんなメーカーがあるのか確認してみましょう。
中国のメーカー
いま日本に流れ込んでいる競泳水着のブランドの中でもいわゆる廉価版、安いブランドとして注目されているのが中国のブランドです。
基本的にどこかで見たことがあるようなデザインのものが多いことは確かですが、縫製技術や競泳水着のクオリティとしては思ったよりも高いものが多くあることが特徴です。
YINGFA(インファ)
YINGFAは昔からチープ感のあるブランドとして知られてきましたが、FINA認証の競泳水着も製造していることから、決してクオリティが低いというわけではありません。
中国国内のトップアスリートが使用しているブランドという側面もありますが、YINGFAがarenaやspeedoといったトップブランドの生産拠点として利用されてきた歴史もあり、その技術の高さにおいては世界レベルにあるといっていいほどです。
デザインも他ブランドに似たようなものばかりを製造してきましたが、近年では色使いでも独特のラインナップを取り揃えてくるなど、成長ぶりに目を見張るものがあります。
NSA(エヌエスエ)
NSAもYINGFAと同様、中国における水着メーカーの一つですが、大手ということではあるもののYINGFAとは一段下というイメージのあるメーカーです。
手頃な価格で販売されているという点については、YINGFAと代わりありませんがクオリティ部分で言えば、若干劣るという印象でしょうか。
しかし流通はしっかりしていて、amazonなどでも手に入れることができるため、入手のしやすさではかなり高い部類に入ると考えられます(2018年7月現在)。
そのためか、入門編のような感じで競泳水着に興味を持ったコスプレイヤー、モデルさんが着用しているような印象があります。
SWIMHXBY(洪星佰雅)
SWIMHXBYも中国ブランドの競泳水着。詳細はサイトが存在していないためわからない部分が大きいのですが、水泳衣料メーカーということで、シリコンキャップやゴーグルの製造も行っています。
ブランドとしては2012年から興っており、2010年代後半からその存在が日本でも確認されるようになりました。登場した当初はコスチューム系の競泳水着のイメージがありましたが、実際にはちゃんとした競泳水着メーカーであることがわかっています。
上記、YINGFA、NSAと同様、中国ブランドであるということもあって、かなり廉価な価格帯で販売しており、今後の動向が注目されます。
韓国のメーカー
韓国にもいくつか競泳水着メーカーが存在しています。FINA認証の水着がないため日本国内ではあまり見かけることはありません。ネット販売などで手に入れるのが一般的ではないかと思われます。
韓国の競泳水着メーカーに共通して言えることは見た目が派手目な水着を作るところが多いということです。
(おそらく)地元で販売されている他ブランドであっても色合いが派手目なものが多いことから、韓国人は彩りに溢れた競泳水着のほうが好みであるような傾向があるかもしれません。
JKUSS(ジェイコス)
JKUSSはデザイナー出身のAex.J氏とBrad.K氏によって2000年代に立ち上げられた新しい水着ブランドであり、デザインのコンセプトもスタイリッシュでファッションを意識したスイマー向けの製品を作り出すことを目的としたメーカーです。
そのため他の競泳水着のデザインに見られるようなスポーティな路線とは一線を画したものになっています。
非常に個性的なデザインであるため、着用者の好みが大きく分かれそうなところですが、国内においてはもしかすると(特にフェチ分野で)盛り上がるのではないかと思っているブランドです。
NEQUIN(ネクイーン)
関連する情報が国内で見当たらなかったため、詳細は不明ですが韓国メーカーであることは確かのようです。
日本国内ではほとんど見かけることができないブランドかもしれません。
色の使い方が非常に特徴的なメーカーであるという評価もあるようです。
rally(ラリー)
JKUSS、NEQUINと比べるとおとなし目、というより、他ブランドメーカーのイメージに近い競泳水着を製造しているメーカーで、ごく一般的なデザインが特徴的といえばそうなるでしょうか。
もちろん派手な見た目の水着もあるところが国民性を感じさせます。
ドイツのメーカー
ユーロ圏のメーカーにはいくつか有名なところがありますが、他の競技ではメジャーなスポーツ用品ブランドでも競泳水着となるとマイナーなメーカーもいくつか存在します。
adidas(アディダス)
adidasと言えばサッカーで有名なブランドですが、競泳水着やスクール水着のようなフィットネス用の水着を出していることは以前から知られています。
もっとも競泳競技で見かけることはほとんどないため、競泳水着ファンにとってはマイナーな部類のブランドになります。
デザインは繊細な、というよりはどっしり構えたような感じのものが多くあります。
イタリアのメーカー
ドイツと同様、有名ブランドが存在している国ですが、スポーツのみならずファッションブランドの中心ということもあるので、どちらかといえばスポーティーさよりもファッションの面で際立ったイメージのある水着が多いようにも思えます。
ellesse(エレッセ)
希少性の高さからか、なぜか国内のオークションサイトでも高額で取引されることのあったellesseですが、競技用というよりは練習用の競泳水着を中心にシリーズが展開しています。
落ち着いたデザインは、まさに外国の温水プールに似合うようなイメージがあり高級感があるところが特徴です。
日本のメーカー
日本の競泳水着メーカーといえばmizuno、asicsが有名であり、一般的に知られているメーカーですが、国内においても競泳水着メーカーは存在しています。
TIGORA(ティゴラ)
愛知県名古屋市に本社を置く株式会社アルペンのグループブランドがティゴラです。すべてのアスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるようにするというところにブランドコンセプトがあり、水着の他にもシューズやインナーアイテムが多数、作られています。
なおティゴラは過去にバイオラバー製の競泳水着を製造していたこともありました。詳しくは下記記事をご覧ください。
KOZ(コーズ)
大阪府和泉市に本社を置く水着メーカーで会社の役員が元選手というまさに競泳水着のためのメーカー。純日本製にこだわり、素材から縫製技術までにこだわりを見せています。
こちらもあまり見かけないブランドではありますが、FINA認証モデルを製造しており、技術力の高さが伺える水着メーカーです。
マイナーなメーカーの水着はどうやって手に入れる?
上記に上げたメーカーは一部を除いて、競泳水着フェチ勢からもあまり人気のあるとは言えないものばかりです。
しかしお気に入りを見つけて欲しいと思った場合は、まずメーカーの公式ECサイトから探してみるほうがいいでしょう。
中古の水着もヤフオクなどで出品されていることがありますが、確実に並んでいるわけではないので、確実に手に入れるのであれば不向きな方法です。
ただ入札価格も人気の水着と比べれば、低い価格帯で抑えられるため、予算がない場合などには有効かもしれません。
まとめ:マイナーブランドにも魅力あるアイテム多し!
これらのように私達がよく目にするようなブランド以外にも、様々なメーカーが競泳水着を作っていることがよくわかります。
中には他競技で名を馳せるものから、ストイックに競泳水着、水泳用品だけを作り続けるところまで様々な形態のものがありますが、メジャーどころの競泳水着にはない魅力が、デザインや機能に備わっているのではないでしょうか。
競泳水着ファンにはぜひこれらメーカーの競泳水着の良さにも触れていただきたいと思います!