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学校のプールを掃除するときに下半身の動きやすさやスカートを濡らしてしまわないように、上は制服のまま、下はスカートを脱いで水着姿になるような2次元イラストを見たことがある人は少なくないのではないでしょうか。
実際にリアルな場面でこのようなシーンを見かけることがあるかと言われれば、現代ではなかなか難しいかもしれませんが、筆者が学生の頃は、下半身をブルマにしてプール掃除をする女子は見かけたことがありました。
その昔、日本でブルセラがブームだった頃にはセーラー服とスクール水着を併せて「セラスク水」なんて呼んでいたこともありましたが、上はセーラー服、下は水着姿がなぜかしっくりくると感じてしまう理由はどこにあるのか。
今回はセーラー服×水着姿の魅力について解説いたします。
セーラー服は元々水兵の服

日本の中等、高等教育の学校で使われるセーラー服が海軍の軍服として使用されてきたものであることは多くの人が知っていることだと思います。
ただそれよりも前、19世紀に水夫の甲板衣として誕生したところからセーラー服の歴史がスタートします。
当時から特徴的だった大きな襟は、海上の風で聞きたい音が聞き取りにくいため、襟を立てて聞きやすくしたりするためのもの、という説もありますが、なぜあのようなデザインになったのかは定かではないそうです。
水兵の服として初めて採用した国はイギリスと考えられており、ヴィクトリア女王が王室ヨットの制服として揃えられたのが始まりと言われます。
当時、セーラー服は男性が着用するものでしたが、19世紀にはフランスで女性向けのファッションとしてセーラー服が着られるようになり、20世紀前半には日本でも女子用制服として定着しました。
男性が着用していたセーラー服を女性が着用し始めたのは、いわゆるボーイッシュ的な視点からであり、現代であれば(少し古臭い考え方ですが)女性のパンツルックと同じような考え方で、セーラー服が着用されはじめたと推察します。
日本では女子学生用の制服として、ずっと女性が着用してきた時代的背景もあり、セーラー服は女性が着るものという認識が広く広まりました。
しかし、現代でもセーラー服を軍服として採用している海軍は数多くあり、一概に女性のための服、男性のための服、というわけではないのが、このセーラー服に言えることではないでしょうか。
セーラー服は海辺で着られてきた服だから水着にあう?

先述の通り、セーラー服は水夫、水兵と海(または湖畔、水辺など)で着用されてきたものだからか、水着と相性がいい、と感じてしまうのかもしれません。しかし歴史的な背景をあまり知らずとも、なんとなくそう感じてしまうのはなぜでしょうか。
それはセーラー服のデザインにあるのではないかと考えます。
水辺で行動するための服というのはデザイン面でも採用されていることは想像に難くないところです。
例えば大きな襟については音を聞きやすくするためのもの、というのもありますし、装飾として使われるネクタイ部分は、水兵が手ぬぐい代わりに使用するためのも、という機能的なものでした。
そしてセーラー服の特徴は、胸元が大きく逆三角形のような形状で空いています。実はこの部分は万が一海に落ちてしまっても、服をすぐに破り、泳ぎやすくするためのデザインだったと言われています。
こうした機能的なデザインが、泳ぐことを目的とした水着とマッチするのではないかと考えます。
見た目のデザインよりも、機能的なデザインが直感的に相性の良さを感じさせているかもしれないと考えると、ちょっと不思議かもしれません。
水着に合わせるならやっぱり夏服のセーラー服

さて、そんな機能的デザインから水着との相性がいいのではないかと考えましたが、結局のところ夏服のデザインだからピッタリ合うのでは、という見方もあります。
セーラー服の夏服は、ほとんどの場合白がベーシックになっていますが、白い制服はどんな色が来ても合わせやすいです。
加えて日本人の肌にとって補色の関係となる紺色はセーラー服に採用されているだけでなく、とりわけスクール水着で一番に採用されているカラーリングであり、この点から考えれば、色彩もしっくりくる、という考え方です。
セーラー服に水着はスポーティーさを感じさせる美しさがある
このようにセーラー服は発祥の経緯から、元々機能的なデザインが取り込まれており、見た目よりも運動性、仕事のしやすさ、といった観点で作られた衣服です。
それに泳ぐための水着というのは相性が良くて当然なのかもしれません。
仮に下半身がスカートではなく、水着だったとしても「なんかしっくりくる」というのは、人間の文化的な知見や、本能からくる感じ方なのかもしれません。