- フェチ中級者~上級者
- AIを使ってフェティッシュな画像生成をしてみたい方
- フェチコンテンツを追求したい方向け
画像生成AIの代表格であるstable diffusionを使って、エッチな女の子のイラストやグラビアを作ってみたいと考える人は、特に男性であれば少なくないと思います。
単純に裸にしたりすることは「nude」のようなプロンプトを使えば脱がせることができますし、ポージングなども指定のものを入れれば、AIの学習度合いによっても変わってきますが、概ね脱がすことができます。
またその中でよく使われるプロンプトとしては「nsfw」が代表的なものになりますが、このnsfwにはどういった意味があるのか。画像にどういった効果を与えるのかを解説いたします。
nsfwにはどういった意味がありますか?
nsfwとは英語の「Not Safe for Work」の略で、直訳すれば「仕事に安全でない」という意味があります。
仕事に安全でないという意味がどういった意味合いになるのか解釈が難しいところですが、つまり簡単に言ってしまえば「上司に見られたらマズイもの」「職場で公開するには不適切なもの」と考えていいでしょう。
そういった解説をされているサイトもありますし、大筋で間違ってはいません。
元々はネットスラングとして生まれた言葉ではありますが、一般的なサイトでも未成年に見せられないコンテンツの場合、nsfwと書かれたアイコンや画像で閲覧者に警告を与えるときに使うこともあります。
何がどう不適切かはコンテンツの種別、サイトのテーマにもよりますし、受け手にとっても不適切と受け止めるかは本人次第というところもあります。
しかしながら発信者側として「これは公共の場(=職場等)では公開しにくいものですよ」と警告を与えることができます。
そういった意味合いのあるネットスラングと覚えておいて差し支えないでしょう。
nsfw=エロとは限らない
一方で知っておきたいこととしては、nsfw自体に「エロ」という意味が直接的に含まれているわけではありません。
確かにエロ画像は職場で公開するのにふさわしくないものだと言えますので、nsfwにエロは内包されています。
他にもバイオレンス、暴力的な表現、残酷的な表現もnsfwの範疇であるため、決してnsfw=エロということだけではないことは、このプロンプトを扱う上で覚えておいたほうがいいでしょう。
nsfwが画像生成に与える効果
先述のnsfwの意味を押さえておけば、このプロンプトが画像にどのような影響を与えるか想定することができるようになります。
エッチに見せたい、フェティッシュに見せたい画像は、よりエロティックまたはフェティッシュに。残酷な表現を行うプロンプトと組み合わせて使えば、よりそういった表現に近づけることができるようになります。
もっとも生成AIの学習度合いや、使用するプロンプトによっては全く効果がなかったりすることもあります。これは本来表現したい画像を生成する上で。nsfwが不適切であるとAIが判断した場合は効果が出にくいかまったく表現できないこともあります。
nsfwの効果を出しやすくしたい場合
nsfwの効果をより高めるにはどういった記述方法があるのでしょうか。
- できるだけ最初の方に記述する
- 重み付けを設定する
- 使用するcheckpointsを変える
上記が代表的なものだと考えられます。
いずれも基本的なテクニックの範疇と考えられるものです。
できるだけ前の方に記述する
できるだけ前の方に(一番前など)記述することで、生成する画像の方向性が出るため、割合としてはnsfw寄りの表現になりやすいです。
これは作成者にもよるかもしれませんが、女の子の画像を生成するときの一般的なプロンプトの組み方として
「画像のクオリティ、生成したい主題(女の子自体の表現)、服装や小物、背景」
といった流れで記述することが多いと思いますが、画像のクオリティ以前、つまり先頭に持ってくることで画像の方向性を決めてしまうという方法です。
重み付けを設定する
また重み付けも効果的です。例えば(nsfw:1.2)とすれば、通常よりも1.2倍程度の重み付けができますし、表現によってマイルドにしたいということであれば(nsfw:0.8)にするなど本来の効果から下げた表現を行うことも可能です。
ただ増やす際は1.5までが適当かもしれません。1.6以上になると画像が崩れやすくなることもあります。
使用するcheckpointsを変える
生成画像のモデルとなるcheckpointsの中には、エッチな表現が不得意なものも存在します。
これも生成AIの学習度合いによって変わってくるため、一概に言えませんがうまくいかないと思ったらcheckpointsを変更するのも一つの手です。
CIVITAIのようなサイトから適切なモデルを探して使ってみるのもおすすめです。
nsfwの効果を出したくない場合
逆にnsfwの表現を表したくない場合は、Negative Promptに入力します。
生成AIの学習度合いによっては、エッチな表現をしたつもりはなくても、エッチな画像が出てしまうことがあります。
このようなときはnsfwを記述しないのではなく、Negative Promptに入れてしまったほうが早いです。
もちろん先述のように先頭に記述してみたり、重み付けでコントロールすることもできます。
ぜひ試してみてください。
nsfwで表現がどういった感じで変わるのか(競泳水着編)
さて、それでは実際にnsfwプロンプトのあり・なしでどういう風に画像が変化するのか一例を出してみます。
nsfwを入力しなかった場合は、通常の競泳水着の女の子が出ます。
画像の例ではcameltoeを使用しているため、ちょっとエッチに見えてしまってますが、それ以外は至って普通の競泳水着画像です。
今度はnsfwを使用してみました。
あえて表現の差分を出しやすくするため重み付けで(nsfw:1.4)としています。
nsfwを使用しなかったときとの違いは、特に胸部に表れています。いわゆる競泳水着の透け感が強烈になっています。
これが白い競泳水着であった場合、wetのような濡れさせる表現とともに使えば自然な用言に近づけることができます。
しかし本来透けにくい黒い水着であっても、表現したい水着の生地質感にもよりますが、この色でいきなり胸が透けてしまうのはさすがに不自然です。
このような場合には、重み付けを変えるなどの対応が必要でしょう。
nsfwで表現がどういった感じで変わるのか(ボディスーツ編)
次にラテックスやラバーのようなボディスーツを着用した女の子を生成する上でnsfwがどういった効果を生むのか検証してみました。
使用しない場合は、だいたいこのような感じです。
Nsfwを使用した場合はこのような表現になることが多かったです。
いわゆる乳首や乳輪の形が目立ちやすくなったり、半脱ぎにような感じになったりします。
これも好みや何を表現したいかによるので、これでOKなのかあるいはもう少しエロティックな表現を抑えたい、とかであれば重み付けや記述位置でコントロールするのが適当かもしれません。
それでも難しいと感じた場合は、そもそも使用するプロンプト全体の見直しも必要になります。
nsfwを使いこなして理想の画像を作ってみよう
今回はフェティッシュに限った解説になりましたが、このようにnsfwを使うことで、特にフェティッシュな表現をしてみたいと考えている人にとっては、理想の表現に近づけることができるようになります。
本来フェティッシュな意味合いを持つプロンプト構成の中に組み込むことで、表現を広げることができるようになることもあります。
もちろん逆のパターンにも使えることは知っておいたほうがいいでしょう。
すなわちNegative Promptでも使えるということです。
エッチな表現を出したくない場合には有効なため、これは覚えておいて損はありません。
人によっては忌避するプロンプトかもしれませんが、画像生成AIを使う上では知っておいたほうがいいでしょう。