- フェチ中級者
- 水着着用を中心とするモデルとして活動されている方
- 水着の食い込みについてさらに考察を深めたい方
水着が食い込むことによって、お尻がはみ出してしまったりすることはよくあることですが、水着の食い込みによって起こることはそれだけではありません。
前側が食い込むことによって、陰部周りが心もとないことになることも。
スポーツ、レジャーシーンではもちろんですが、写真集や映像作品を制作する人、あるいは表現を行う人たちにとっても気にかかるところではないでしょうか。
表現に関する規制が厳しくなった昨今、特に性器の露出に対しては表現活動の場が奪われる垢バンというペナルティが行われることがほとんどとなりました。
陰部、性器周りに対する表現の対策、撮影時の注意点、編集時の注意点について解説いたします。
この記事のポイント
- 水着の食い込みで性器が露わになる問題の対策、撮影時の注意点、編集時の注意点を紹介。
- 撮影に際して性器がはみ出やすい衣装を着用する場合、そもそもそういった衣装の着用を避けるか、前張りなどで対応する。
- 当然だが、万が一性器がはみ出てしまった場合、女性器部分にはすべてモザイクをかけ、無修正画像にしないなどの対応が必要。
ハイレグタイプの競泳水着やコスチューム水着で食い込みは発生しやすい
当然ではありますが、水着の食い込みは布面積が小さいものほど発生しやすいと考えられます。
着用者と水着のサイズにもよりますが、ワンサイズ小さなものだと食い込みは確実に起こるのではないでしょうか。
布面積が小さいということは、肌の露出をカバーする面積も小さくなるわけですから、当然、水着の端から中心に収縮する作用によって、お尻などがはみ出やすくなるというわけです。
食い込みが発生すると、お尻がはみ出てしまいます。ただ、食い込みの問題はこれに限ったことではなく、胸がはみ出てしまいやすくなることに加え、陰毛ならまだしも性器が露出してしまう可能性もあります。
どこからどこまでが性器の対象となる?女性器の定義について
食い込みで性器がはみ出てしまうかもしれない、の話に入る前にどこからどこまでが女性器として見られるのかについて、知っておく必要があるでしょう。
実は男性はもちろん、意外と女性も女性器の範囲について曖昧だったりすることがあります。
女性器にはいくつかのパーツがあることは一般的に知られているかと思います。
- 大陰唇
- 小陰唇
- 陰核包皮
- 陰核亀頭
- 膣口
メインとなるのはこのつになります。
その他、会陰と呼ばれる外陰部と肛門の間にある部分が存在しますが、女性器である外陰部には内包されていないため、この部分は性器ではないと考えられます。
実は大陰唇までが性器の対象となっている
特に男性にありがちなのが、ビラビラの部分とクリトリス、膣口を指して女性器と思っている人が多くいます。
見た目の問題かもしれませんが、確かにパット見は他の肌の部分と比べるとパーツの要素で構成されているため、この部分が女性器であると思われがちです。
しかし実際には大陰唇と呼ばれる部分を含め女性器であるということです。
人によっては「え?あのビラビラの部分が大陰唇って言うんじゃないの?」と勘違いしている人も多いと思いますし、いわゆる「ま○こ」という呼び方をするものがありますが、これが女性器に対する誤解を生んでいるかもしれません。
実はビラビラの部分が小陰唇にあたり、大陰唇は別に存在します。
大陰唇はどの部分をいうかというと、陰核包皮、陰核亀頭の周りにある肌の部分がその対象となります。脚や腹回りから一連して続く肌の部分になるためわかりにくいのですが、女性は思春期になるとこの部分に脂肪がつきはじめ丸みを帯びるようになります。
このあと、恥丘、大陰唇の皮下脂肪が膨隆し、大陰唇の部分がやや黒くなります。この部分が大陰唇の領域となります。
大陰唇は男性器で言えば、陰嚢に当たる部分です。陰核包皮や陰核亀頭は男性器に当てはめれば想像のつく方もいるとは思いますが、つまるところ構成を男性器と女性器を見比べれば形状が違うだけで、れっきとした性器にあたります。
大陰唇がはみ出ているということは、この表現が的確かはわかりませんが、男性に置き換えた場合、竿は隠れているけど、玉袋は見せている状態、ということになりますでしょうか。
また私達が大陰唇に対する認識が薄いのは、小陰唇の形状が性器を思わせるものであることが一番の理由と考えられますが、思春期になるとこの部分が陰毛で覆われ始めることと、起立した際には見えにくくなってしまうことから、性器という認識がされにくくなることが原因かもしれません。
性器の露出がしやすい水着ってどんなものがあるの?
それでは大陰唇を含め性器が露出しやすい水着にはどんな物があるのかについて、触れていきたいと思います。
一般的に販売されているタイプの水着、つまりローレグのタイプだったり、ハイレグタイプだったりしても規定のサイズでしっかりと着用すれば、もちろん女性器がはみ出ることはありません。
しかしコスチューム系の水着に見られるようなスポーツメーカーが製造販売するようなものより、さらにハイレグの水着だとはみ出やすくなってしまいます。
もしかしたら逆に言えば、先程の女性器に対する誤解から、割れ目(専門用語では陰裂と言うそうです)や小陰唇が隠れていればそれでいいと考えられて作られた水着なのかもしれません。
いずれにしてもそうした水着は着用時に大陰唇がはみ出やすくなってしまいます。
【撮影編】女性器がはみ出てしまわないようにする対策にはどんなものがある?
思ったよりも女性器の対象となる部分は広いのですが、はみ出てしまわないようにするための対策にはどんなものがあるのかを考えていきましょう。
特に撮影会や男性カメラマンと撮影をするモデルにとっては必要な知識になると思います。
特にハイレグが高いコスチューム系水着の着用を避ける
一番の解決法としては、そもそも特にハイレグが高いとされる水着の着用を避けるということです。
一般的なスポーツメーカー製の競泳水着、ローレグタイプのものはサイズがしっかりあってさえいれば、どのようなポーズをとったとしても概ね性器がはみ出てしまう、ということはありません。着用時に身体のフィット感と下腹部を確認することで、対策はできます。
しかしコスチューム系の競泳水着やそれに類するハイレグ系の衣装の場合、ポーズや角度によっては女性器があらわになることもあります。
特にハイレグがきついものとなると、食い込みが発生しやすくなりいわゆる「ま○こ」がはみ出てしまうこともあります。
もっともハイレグが高いと必ず特に大陰唇の部分が見えてしまうというわけではありません。後述にも記しますがポーズによってこちらは回避できることもあります。
ポーズを工夫して陰部周りの露出をカバーする
起立時においては大陰唇を含む女性器は下側に向きますので、大きく脚を開いた状態でローアングルにならなければこの部分は見えにくくなります。
大陰唇が見えやすくなるのはしゃがんだときのポーズになると考えられます。
この時、なるべく足の付根を見せないように意識することが求められます。一番わかりやすく言えば大股を開かない、ということになるのではないでしょうか。
太ももの肉付きがいい人は、脚を少し内側に入れるだけでも見え方が大きく変わるかと思います。
しかしM字開脚のようなポーズは、ハイレグのきついコスチューム水着だとはみ出てしまう可能性があるため、注意が必要です。
インナーを使う
さまざまなモデルが行っている対策で一番あるのはインナーの活用です。
水着の下に着用するインナーは性器周りを保護するだけでなく、万が一はみ出てしまっても先にはみ出るのがインナーであることが多いため、大切な部分を隠すことができます。
インナーには様々なタイプがありますが、ショーツタイプのものが一番安心かもしれません。着用する水着や衣装によって合わせる部分になります。
前張りを使う
露出系の衣装を着用することが多いモデルに一番多い対策方法は前張りを使うということです。
前張りというとガムテープや養生テープで代用する人もいますが、最近では医療用の素材で作られたテーピングを使って前張りをする人も増えてきました。
女性器周りは特に肌がデリケートなことが多いため、肌への影響を考えればしっかりとしたものを使ったほうが無難となります。
先述のインナーとの違いは、テープを上からはることになるため、必要だと考える箇所に貼ることができることが利点です。
剥がすときに痛みが伴うことがあることもありますが、インナーと違って、水着からうっすら浮き出てしまうことがないため、すっきりとした表現で見せることができます。
【編集編】女性器のモザイク表現はどこまでかけたほうがいい?
海外では女性器に対する表現は基本的にフリーとされていますが、日本国内においては性器にモザイクをかけることが、結果として義務化されています。
ここからは同人活動などでROMや写真集制作などを行っている方向けの内容となりますが、万が一、(特に大陰唇)女性器がはみ出てる可能性のある画像に対してモザイクをかけるべきなのか、あるいはモザイクをかけるにしてもどこまでかけなければいけないのか、を解説いたします。
女性器にはすべてモザイクをかけ、無修正画像にしない
解説は不要かもしれませんが、女性器と呼ばれる部分には必ずモザイクをかける必要があります。
となると、これまでの解説にある通り大陰唇と呼ばれる部分にもモザイクがかかっている必要があるということです。私たちが勘違いしやすい小陰唇やクリトリス、膣口が見えなければ、というわけではないところが注意点です。
その範囲やモザイク処理法については作品販売を行うことができるプラットフォーム側で規定されているところもありますので、そちらに合わせることも必要になるでしょう。
ただしガイドライン通り守ればそれで済むのかと言われれば決してそうではなく、モザイクをかけていたとしても画像を縮小した際に明瞭に元の形がわかってしまうケースがあります。
大手ダウンロードサイトではモザイクのサイズを画像長辺に対してに対して1/100とする規定もありますが、筆者の感覚で言えば写真作品であれば1/50以上の設定でモザイクをかけたほうが無難かもしれません(サムネイル画像にしたときでもモザイクとしてわかるレベル)
女性器に見えるかもしれない?にもモザイク処理をかける
意外と知られていないことですが、物理的に完全に女性器が見えない、あるいはなんらかの画像処理を施して女性器が見えないようにしていても、問題になるケースがあります。
それは見る人が「あ、これ性器かも?」「なんだか女性器の一部に見える」と思われてしまうことです。
日本には疑わしきは罰せずという法廷文化がありますが、この性器に対する表現についてはその逆で、疑わしいものは全部アウトになるといってもいいでしょう。
画像をよく見てみて、たとえそれが女性器とは全く関係のない映り込みであったとしても、その画像を使わないようにするか、あるいはモザイクで隠してしまうようにすることが求められています。
女性器の規制については知られていないことや求められることが多い
特に露出系の表現を行うにあたり、世界的に見て日本国内は法規制が厳しいと感じる人も多いと思います。
中国や戒律の厳しい国家では、ちょっとした露出でもNGとなってしまうことが多いかもしれませんが、表現者、製作者側から見て「どこからどこまでがNGなのか」というのは女性器に対する認識によって差があるのかもしれません。
いずれにしても撮影時にカバーできる内容のものであれば、当然、その場でなるべく問題にならないように心がけることが大切でしょう。