競泳水着といえばみなさんが想像されるのは生地が薄くてハイレグでスポーティーなワンピースタイプの水着ではないでしょうか。
もちろんその通りではありますが、このような形状になったのは、ざっくり言えば泳ぎやすくするために作られているから、ということができます。
反面、競技用ではなくフィットネス用として開発されたローレグタイプのものや、近年ではショートジョン（スパッツタイプ）のものが主流となりつつあり、極端に言ってしまえばハイレグタイプの競泳水着はグラビアアイドルが着用したりするような場面でしか見ることがなくなってきました。
今回はあえてコスプレ・コスプレイヤー観点で競泳水着の中でもハイカットタイプのメリットと魅力について解説いたします。
コスプレ観点でのハイカット競泳水着の魅力
ハイカットの競泳水着で挙げられる魅力といえば、下記のようなものが考えられます。
ハイレグによって脚が長く見える
「ハイカット」とは、股ぐりが高めに作られているということであり、コスプレの世界、一般的にはハイレグと呼ばれるカットです。
股ぐりが高くなった分、股の部分の角度が鋭角になり、水着のラインが腰骨のあたりまで来るように作られています。
水着の生地面積が減り、脚の付け根や鼠径部があらわになりやすくなることで、全体的に見た場合、脚が長く見えるようになります。
もちろん錯覚による現象ではありますが、コスプレ観点で言えば女性らしさを全面に押し出しやすくなり、衣装としてもスマートに見せることができるようになります。
可動域が大きいので運動性能が高い
股の生地面積が削られたことで、脚の可動域が広がり運動しやすくなります。
ことさらスポーツの世界では運動しやすくなる、ということになりますが、泳ぎやすくするための水着であることから、両脚の可動域を広げるためにハイカットにすることは理にかなっています。
この点は機能美とも言える点であるため、決してモデルのためにそうしているわけではありませんが、撮影中のポーズの取りやすさなどで違いが出てくるのではないでしょうか。
ボディを引き締めスマートに見せることができる
競泳水着の役割、特性でもありますが、競泳水着は運動性能を高め速く泳ぐために、身体を締め付けるような感じで水着自体が収縮するように作られています。
この締め付けによって筋肉の痙攣を抑え、効果的に身体を動かすことができるようになるというものです。
いわゆる矯正ギプスやハーネスのような機能を持っていると言っていいでしょう。
特にハイカットタイプの競泳水着は昔から競技用に作られたものが多くあるため、生地面積が少ない分、引き締めの効果はローレグタイプのものと比べるとタイトに作られています。
身体全体が締め付けられるため、姿勢が良くなるほどではないにせよ、ボディラインを美しく見せることができるようになります。
本来は泳ぐためのものですが、モデルのボディラインを美しく見せるという点でも役立っていると考えることができるのではないでしょうか。
コスプレ観点で考えるハイカット競泳水着着用時の注意点
もう1点、覚えておきたいことがあるとすれば享受できるメリットの他に着用時の注意点があります。
注意点を抑えておくことでコスプレする人にとって意図しないトラブルを未然に防ぐことができます。
ハイレグであるがゆえの無駄毛の処理が必要
特に下腹部、性器周りといったVIOラインの陰毛、無駄毛の処理が必要になることがあります。
ハイカット競泳水着は腰回りの生地面積が小さく作られているため、陰毛がはみ出しやすく特に鼠径部周りに毛が生えている場合は、そのまま見えてしまったり、水着からはみ出してしまうことも少なくありません。
そのため一度、試しに着用してみてどの程度毛がはみ出てしまうのかを確認しておいたほうが無難でしょう。
はみ出てしまった部分がわかれば、その部分の毛をカットするか剃る、あるいは時間とお金をかけられるのであれば脱毛するなどして対処することが必要になります。
なおワンサイズ小さいものを着用した場合、さらにハイレグ度が高くなってしまうことがあります。この点も覚えておくといいでしょう。
競泳水着コスプレの花形はハイカット
ハイカットタイプの競泳水着は多くの人がイメージする、あるいは期待するものとして人気が高く、モデルの人にとっては一度は体験してみたいという方も少なくありません。
特に女性らしさ、ボディラインを強調するという点ではうってつけの衣装です。
ぜひいろんな方に試してもらいたいメリットがありますので、ハイカット競泳水着の持つ特性を理解して、競泳水着コスプレを楽しんでください。
