- フェチ上級者
- 競泳水着についてさらに知見を得たい方
- より競泳水着フェチについて考察を深めたい方向け
一般の人はもちろんフェチ的な意味で「競泳水着が好きです」という人でも、競泳水着にはさまざまな種類があり、その用途や価格についてあまり詳しくない方は多くいるのではないでしょうか。
もちろん競泳水着フェチと一口に言っても、いくつかの種類に分かれる競泳水着によって買った水着が「あれ?これは思っていたのと違う」といったことも競泳水着初心者にとっては起こり得るものです。
ECショップや店頭上で「競泳水着」と謳って売っているものでも、同じ泳ぐために作られているものだとしても、それぞれ場面に応じたものによって違いがあります。
今回は競泳水着の中でも、いくつかの種類に分かれる、という点を解説いたします。
特にフェチ的な意味で競泳水着というものに興味を持ち出した初心者の方に読んでもらえると、その違いがわかるのではないかと思います。
同じ競泳水着でも大きく分けて3つのパターンに分かれる
私達が主に泳ぐことを目的とした競泳水着と呼ぶものを3つの種類に分けるとすれば、
- フィットネス水着
- 練習用水着
- 競泳(競技用)水着
に分類することができます。
泳ぐことを目的とした、というのは、競技用の水着は他にも様々なものが存在するため、そのような区分で分けることにしました。
泳ぐことを目的としたもの以外では、以下のようなものが挙げられます。
- 水球水着
- ビーチバレー用水着
- トライアスロン用水着
泳ぐことを目的とした水着に話を戻しますが、ざっくりと3つに分けることができます。
一般の人からもよくフィットネス水着を指して「これは競泳水着だ」ということもよく聞かれますが、通の人(という言い方が正しいかわかりませんが)にとっては、違和感をおぼえることもあるのではないでしょうか。
いずれにしても形状としては同じように見えても「フィットネス水着」「練習用水着」「競技用水着」は明確に違いがあります。
3つの水着それぞれの明確な違いは水着のランク
3つの種類のそれぞれの違いで明確に違いがあるのは、それぞれの水着でランクが違うということです。
どんな製品でもなにか新製品が出たときには、使用者それぞれのレベルに応じて商品のラインナップが決まってくると思います。
例えばカメラであれば、プロ用としてとしてフラグシップモデルがあり、セミプロ・ハイアマチュア向けのミドルクラスモデル、次に初心者向けのエントリーモデルといった感じのものが発売されることが多くあります。
競泳水着も同様、その年の最新モデルが発売される際には、フラグシップ、ミドルクラス、エントリーモデルのようなものがラインナップとして並びます。
これを水着に当てはめると、
- エントリーモデル:フィットネス水着
- ミドルクラスモデル:練習用競泳水着
- フラグシップモデル:競技用競泳水着
というような感じになります。
無論、価格の話をすればフラグシップモデルの競泳水着は高価で、エントリーモデルは比較的、安価という点は、イメージを持たれたとおりかもしれません。
先述のカメラの説明とで違う点は、それぞれの種類において目的が違うため一概にフラグシップモデルの競泳水着がフィットネス水着の性能を凌駕している、というわけではありません。
それぞれの種類で一長一短があるということです。
そこに大きな違いがあるということを覚えておくといいでしょう。
フィットネス・練習用・競技用競泳水着の違いを比較
それぞれ種類で目的が違うと先述にもありましたが、それではその機能の違いが競泳水着にどのような差を生んでいるのか比較してみましょう。
1.耐久性の高いフィットネス水着
フィットネス水着はその名の通り、女性がフィットネス、運動を行うための水着です。
エントリーモデルとはありますが、おそらく多くの女性が着用しているタイプの水着で、なにも水泳選手でなくとも着用することは普通にあるタイプの水着です。
ダイエット目的、ちょっと身体を動かしたいときなどに着用するタイプなので、使用頻度や着用する女性のことを考えてコンセプトが作られているため、着用する女性にとっては安心して着ることができます。
フィットネス水着の形状・スペック
形状は様々ですが、近年ではスパッツタイプのもの、ローレグタイプが主流で、近年ではセパレートタイプもあるようです。
また生地も厚みのあるタイプがほとんどで、着用しても見た目的にはそんなにピチピチとはしません。
身体を矯正するための性能はあるものの、他のタイプと比べると締め付けも強くはないため、この手の水着としてはゆったり目で着用することができます。
また胸部はカップフックがつけられており、胸部にカップをつけることができるため、透けるような心配もクリアされています。
水着に使用している素材も塩素に強い素材を採用していることが多く、長く使うためのものとして作られていることも特徴としてあげられます。
2.泳ぐことを目的とした練習用競泳水着
水泳競技の選手が主に練習用として用いるのがこのタイプの競泳水着です。
練習用ということなので、フィットネス水着と比べると、より競泳っぽいデザインというのが印象的です。
実際に水泳選手が練習のときに使う水着はこのタイプがほとんどです。
その理由はあとでも触れますが、もともと競泳水着はプールで使うことを目的としていながら塩素に弱いという弱点があります。フラグシップモデルの水着は高価である反面、耐久性はあまりないため、練習のたびにそんな高価な水着を着て泳いではお金がかかって仕方ないから、ということが挙げられます。
練習用競泳水着の形状・スペック
練習用競泳水着の形状は現在のところ、スパッツ型、ローレグ、ハイレグタイプと様々なものがあります。
競泳水着フェチの人からすればハイレグタイプを求めたいところですが、現在の各競泳水着メーカーから販売されているものを求めるとすれば、このタイプになるのではないでしょうか。
近年では競技用の水着が全身タイプのものが主流となり、以前のようにハイレグの競泳水着を競泳競技で見かけることはほとんどなくなりましたが、練習用としてはいくつかのモデルが販売されています。
締め付けはフィットネス水着よりも強く、水泳のために作られた水着ということがよくわかります。
競技用の水着と違う点は、練習目的であるため比較的、強度がしっかりとしているという点と、実戦に近い性能を持っているということ。
そして、ある程度身体に負荷を加えて泳ぐことができるため、トレーニングになるということでしょうか。
3.速く泳ぐための競技用競泳水着
最後に競泳水着の中でも一番高価であり、速く泳ぐためだけに作られた競技用競泳水着です。
このタイプの水着になると素材や形状もすべて速く泳ぐためだけに特化したものであることから、いらない部分は削ぎ落とし、必要な要素だけを詰め込んだ水着、ということができます。
技術の結晶、フラグシップモデルということもあり、一番高価なモデルで数万円することが普通です。
競技用競泳水着の形状・スペック
すべては速く泳ぐために作られていますので、そもそも余計な要素は存在しません。
フィットネス水着に見られるようなカップ受けはありませんし(そもそも競技でカップをつけることは規則違反になります)、生地は極限のレベルで薄く作られているため、身体のラインもしっかりと浮き出ます。
何よりも着用が大変でなれない人だと一人できるのは困難なほどとも言います。
形状は現在、キャットスーツのようなフルボディタイプが主流ですが、競泳競技の取り決めで競泳水着に関するルールが改革された2000年代後半以前はハイレグタイプのものが主流の時代もありました。
速く泳ぎ、ゴールするその瞬間の記録のために作られた水着であるため、耐久性はあまりなく、何度も繰り返して使うようなタイプの水着ではありません。
フェチ好みとしては一昔前の競技用の競泳水着
さて、フェチの観点からこれらの水着を見た場合、どの水着が自分の好みだんだろう、ということを考えた人もいるかもしれません。
競泳水着フェチの世界において、一番人気はやはり競技用の競泳水着、次に練習用水着、フィットネス水着は「なんか違う」という感じになるのではないでしょうか。
◎競技用競泳水着 > ○練習用水着 >>>> ×フィットネス水着
とはいえ、競泳の世界において現在の主流はスパッツ型、全身型とも言われるフルボディタイプの水着が席巻しています。
実は競泳水着フェチの人にとっての自分が好きな競泳水着のイメージは一昔前の競技用競泳水着で、各メーカーから販売されている現行モデルでは、なかなかそのようなものは見当たりません。
現在は、ローレグ、ハイレグタイプというのは、少しずつ数を減らし始めている、というのが実情で、なかなかそうした水着を見ることは難しくなってきた、というのが悲しいところです。
いずれにしても一昔前の水着である以上、手に入れるためにはオークションサイトを漁るなどしてコレクターから手に入れる、というのが、現在残された方法であるようです。
競泳水着フェチ初心者の方にとって、なかなか欲しい水着が見当たらない、見つけたけれどオークションサイトでは高くてとても手が出せない、というのはよく聞く話ですが、安価なフィットネス水着に手を出して「これじゃない」という後悔をするよりは、水着のランクを頭に入れた上で、手に入れるための算段をつけたほうが満足の行く結果を生むかもしれません。