【画像付き解説】ノーマルバックからGストリングまで。女性用水着のボトムカットの種類

【画像付き解説】ノーマルバックからGストリングまで。女性用水着のボトムカットの種類
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女性が着用する水着にはさまざまな形状のものがありますが、ボトム部分、つまりお尻の部分をとってもやはりいくつかの種類があります。
女性は男性と比べて成長に伴いお尻が大きくなりやすく、女性らしい曲線という意味ではセックスシンボルとしても重要な部分となります。
水着の形状もそれに合わせ、様々なシルエットで演出することができます。
今回はそんな水着のボトム部分に当たるお尻の形状について解説いたします。

女性用水着のお尻部分の形状について

女性用水着のお尻部分の形状にはいくつかあるものの、明確に決まっているものは多くありません。
ざっくり言ってしまえばノーマルバックかTバックか、と思う人も少なくないと思いますが、ここからさらに分岐したとしても名称がついているものは数種類です。

  • ノーマルバック
  • フルバック
  • Tバック

これに加え

  • Gストリング
  • リオバック
  • ブラジリアンバック

といったものがあることをご存知でしたか?

それぞれ形状の違いはありますが、端的に言えば露出度の違いでカテゴライズされていると言っていいでしょう。
それぞれ露出度の高いもの順で並べるとすれば、

露出度が高いもの順

Gストリング<Tバック<ブラジリアンバック<リオバック<ノーマルバック<フルバック

ということになります。

それぞれの水着ボトムカット形状に関する詳細

それではそれぞれの形状について、露出度の低いもの順に詳細を見ていきましょう。

フルバック

露出度

☆☆☆☆☆

フルバックのスクール水着
▲お尻全体を覆うタイプのバックスタイル。スクール水着などでよく見られる。

フルバックとはお尻全体が覆われたタイプの形状です。
一見、ノーマルバックと混同することもあるかもしれませんが、布面積としてはこちらのほうが多いといえます。
女性の方ならなんとなく想像つきやすいかもしれませんが、生理のときにはくようなサニタリーショーツのような形状です。
ノーマルバックとの違いはこの点が大きいのですが、機能面で言えばノーマルバックよりも食い込みにくいという特徴があります。
水着においてはフィットネス向けの競泳水着やスクール水着でよく見られる形状です。

ノーマルバック

露出度

★☆☆☆☆

ノーマルバックスタイル医の競泳水着
▲一般的な競泳水着他、一般的な水着のスタイルとしては一番良く見られるタイプ。当然、下着などでもよく使われるデザインだ。

ノーマルバックは形状が一般的なショーツと同じようにお尻がカバーされているタイプの水着です。多くの女性に見られるお尻の形状でカットされているためフィッティング性としては一番高いと言えるタイプです。
お尻の部分が鋭角気味、V字のようにカットされていることが特徴です。

リオバック

露出度

★★☆☆☆

リオバックのコスチューム水着
▲ブラジル、リオデジャネイロ発祥のデザイン。ノーマルバックスタイルに近いが布面積が小さいため、少し食い込んだように見える。ある意味、フェチとエロの境目にあるデザインと言えよう。※画像にある水着は形状の参考とするものであり、メーカー自体がリオバックを謳っているわけではありません。

ノーマルバックは形状が一般的なショーツと同じようにお尻がカバーされているタイプの水着です。多くの女性に見られるお尻の形状でカットされているためフィッティング性としては一番高いと言えるタイプです。
お尻の部分が鋭角気味、V字のようにカットされていることが特徴です。

一般的にはあまり聞き馴染みがないかもしれません。
リオバックはお尻の部分が三角形の布でカバーされているタイプの形状をしており、Tバックよりも布面積があり、ノーマルバックよりは布面積が小さいです。
そのためTバックのように臀部すべてが露わになるということはありませんが、お尻をすべて覆うほどの布面積はないため、確実にお尻に食い込むタイプの形状であるということができます。

リオバックが生まれた経緯や流行の背景

リオバックという言葉が生まれた場所は名前から察しやすいかもしれませんが、ブラジルのリオデジャネイロです。
1994年にリオデジャネイロで開催されたミス・ビキニ・ブラジル大会で、この大会で使用された新しい水着のデザインとして「リオバック」と呼ばれる水着が登場したことが発端となっています。

ブラジルは文化的・社会的背景として、水着が日常的な衣服として着用されているという背景があります。
よくテレビなどのメディアでリオの街なかで水着を着用して買い物や散歩を楽しむブラジル人を見たことがある人がいるかもしれませんが、その通りTシャツやズボン、スカートといった普段着の選択肢の中に水着が含まれているということです。
理由としてはブラジルは海岸線がとても長く海沿いの都市であり、海との距離がとても身近であること、一年を通して暑い日が続くことが挙げられます。
またブラジルは肌を露出することが文化的に浸透しているため、特にリオデジャネイロでは美しい体型を維持し、披露するためにこのタイプの水着が流行していると考えられています。

ブラジリアンバック

露出度

★★★☆☆

ブラジリアンバックのコスチューム水着
▲リオバックからTバックに寄せたタイプのデザインだがお尻の上の方は三角形のデザインが入っており、ギリギリTバックとはいえないライン。※画像にある水着は形状の参考とするものであり、メーカー自体がブラジリアンバックを謳っているわけではありません。

ブラジリアンバックはリオバックと同様、お尻の部分が三角形の布でカバーされていて、紐状のGストリングよりは布地面積はあるものの、リオバックよりは布面積がないため、お尻部分を覆う面積に違いがあります。
食い込み度で言えばブラジリアンバックのほうが高く、お尻を見せるという点においてもこちらのほうが露出度が高いといえます。

ブラジリアンバックが生まれた経緯や流行の背景

ブラジリアンバックが生まれたのは1990年代と言われています。
ブラジルの水着メーカーによってデザイン、開発され世界的に話題になりました。
もともとリオバックのようにお尻の露出度が高い水着をブラジル人は好んで着用していますが、このデザインも大きく支持を得たため、欧米を中心に世界的に有名になりました。
ブームとしては特に2000年代後半に入ってからで、ブラジルのビーチカルチャーが世界的に注目を受けたことが大きな要因となっています。

Tバック

露出度

★★★★☆

Tバックのコスチューム水着
▲ブラジリアンバックと比べると差がわかりにくいかもしれないが、お尻の上部分がより明確に「T」になっている。ブラジリアンバックと比較してみても露出面積はこちらが広い。

お尻部分を覆わず、Oライン部分の生地が残ることでT字に見えるためTバックと呼ばれるタイプの形状です。
当然、肌を覆う部分が少ないため露出度はかなりアップします。
水着やコスチューム系のレオタードでは一般的な範疇に入りますが、女性が普段着用する下着でもTバックのものは存在します。
これはナイトライフを盛り上げるためと考えられがちですが、それ以外でもパンツルックでパンティーラインを目立たせないようにするために着用することもあります。
ただフルバックやノーマルバックのような包容性はないため、着用に躊躇したり、食い込みが不快に感じる女性もいます。

Gストリング

露出度

★★★★★

Gストリングの下着
▲ボトムの形状で一番露出度が高いのがGストリング。見たとおり紐状のタイプでほぼ隠せていない。

ボトムの形状で一番露出度が高いものがTバックと考えられがちですが、一番露出度が上がるタイプはこのGストリングになります。
お尻の部分がT字のようななっていることについてはTバックと変わりませんが、大きな違いはTバックはあくまで布地により露出をカバーしていることに対し、GストリングはOラインを覆う部分が紐状のものになっているということです。
これはGストリングの名称の由来から考えれば合点がいきやすいのですが、元々はGストリングすなわちG-stringは細い弦を持つギターに由来しています。Gはギターのことで、ストリングは紐や糸の意味を持っています。
このため、紐状であることから通常であれば肛門も女性器もまるわかりになってしまうほどです。
そのため一般的な形状ではない、ということができると思います。

Gストリングが生まれた経緯や流行の背景

生まれはブラジルや日本を含む複数の国々で生まれましたが、1980年代後半から1990年前半にかけてヨーロッパを中心に流行し始めたと言われています。
流行の背景として欧米諸国で健康的な身体に対する考え方が広がり、フィットネス、身体をシェイプアップするブームが起こっていました。その流れに乗じてスタイルがよく見えるとされるGストリングを含む露出度の高い水着や下着に注目が集まりました。
1990年代に入ると、ショービジネスやファッション業界でもGストリングの水着や下着が表現として目立ち始め、一般層にも浸透していったと考えられています。
特にブラジルのリオデジャネイロで開催されるカーニバルの衣装としてGストリングの形状をもつコスチュームが広く着用されることになり、様々なメディアを通じて世界中の人に認知されやすくなったことも世界的に広まった要因の一つです。

GストリングやTバックの水着はピールや海で着用できる?

さてそれぞれのボトムカットの形状について説明いたしましたが、これらの水着がプールや海などの公共の場で着用することができるかについて説明いたします。

結論からいえば日本国内においては避けたほうが賢明、ということができます。
特にGストリングは先述の説明の通り、肛門や性器が露わになりやすくとても公共の場で着用できるというものではありません。
ブラジリアンバックでも身体を動かすことで水着がずれるため、布面積が小さいものは見えてはいけない部分がはみ出やすくなってしまいます。
そのことを考えればプライベートなシーンで着用されたほうが安心でしょう。

水着のお尻の形状には様々なものがある

このように水着のお尻部分カットについて、ノーマルバック、Tバックだけでなく様々なものがあるということを知っていただけたのではないでしょうか。
特筆すべきはこれらお尻の形状に関する新しいデザインがブラジルに端を発していることが多くあるというのが興味深いところです。
ブラジルはお尻フェチの人も多く、露出度の高い水着を着用することが文化的にも浸透していることから、そうした新しいセクシーなデザインが生まれやすい土壌なのかもしれません。

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